No.938 プロコフィエフ/第八ソナタ@ジュネーヴ音楽コンクール 投稿者:とも 投稿日:2015/07/16(Thu) 09:35 こんなのが残っているんですね。 http://www.amazon.com/dp/B00PG0NFKQ/ の 一枚目の 7 番目です。 全曲、いや、残っている演奏全て、発売されると嬉しいのですが・・・ |
No.936 ポリーニ18歳のショパン「前奏曲集」 投稿者:hiramasa 投稿日:2015/05/13(Wed)
15:48 去年は、ベートーベンのピアノソナタ全曲録音完成という偉業を達成されたマエストロですので、今年は新譜を期待するのは無理であり、酷かとも思われ、ちょっと寂しいものです。 そんなところへ、嬉しいCDが出ました。 既にご存知かとは思いますが、ポリーニがショパンコンクールに優勝した直後(?)にワルシャワで演奏したというショパンの「前奏曲集」のライヴ録音がCDで聴くことができます。 ドイツの「Membran」というレーベルから出た「Cassical Piano Giants」という10枚組のCDの第7巻目がポリーニ充てられており(他にリヒテル、ホロヴィッツ、ハスキル等)、EMI録音の名演ショパンのピアノ協奏曲第1番とともに収録されています。 何の外連味も衒いもない、ストレートな、若々しいエネルギーに満ちた、ナイーヴな抒情性も湛えられた熱演が繰り広げられています。 指の回転の驚異的な速さ、打鍵(特に低音部での)の鋭さと深さ、物凄いダイナミズム、安定度等、ショパンコンクール審査員全員一致の優勝を紛れもなく証左する演奏です。すでに18歳にしてショパンの「前奏曲集」を公開の演奏会のレパートリーに為し得ていることは、ポリーニの天才と努力の才を雄弁に物語っていると思います。 ところで、管理人様によれば、マエストロは腱炎のためリサイタルをいくつかキャンセルされたとのこと、心配です。 マエストロが早期に体調を回復されることを切に願うものです。 |
No.935 音楽雑誌新刊 投稿者:すみこ 投稿日:2015/02/25(Wed)
14:30 既にお読みになった方もいらっしゃると思いますが、レコード芸術3月号にポリーニのCDに関する特集と記事があります。 特集2 「徹底解剖 ポリーニ&インバル ――時代を拓く2つの新全集」 「ポリーニ ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ全集」 ポリーニ/軌跡……舩木篤也 39年,全32曲総ざらえレヴュー……西村 祐 現代名盤鑑定団 183「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番《悲愴》」 是非、ご一読を。 |
No.934 天才の宿命 投稿者:マーリン 投稿日:2015/02/04(Wed)
02:25 とも様のポリーニの特徴である「前のめり気味のレガート主体」を読ませていただいたとき、ハッと思いました。私は職業上理科系の人間なので誰かと比較してしまうのですが、下記の文章のアインシュタインをポリーニに置き換えてもいいような気がしました。「アインシュタンは、いろいろな意味で同時代の大多数の人たちと違っていた。そのために彼は孤独であった。それは恐らく、時代を超えて生きた偉大な人間の甘受しなければならない宿命であったろう」(現代の科学U:中央公論) 天才は現実と格闘する中でいてもたってもいられないのでしょう。私はポリーニのそこが好きです。 |
No.932 父子によるベートーヴェンの「皇帝」協奏曲 投稿者:hiramasa 投稿日:2015/01/26(Mon)
12:18 管理人様、ポリーニファンの皆様、今年もよろしくお願いします。 すでにご覧になったかと思いますが、昨年の11月14日に、スペインでマエストロにより演奏されたベートーヴェンの「皇帝」協奏曲が、「You Tube」で観ることができます。なんと、マエストロの息子ダニエーレさんが指揮しています。管弦楽はガリチア交響楽団。 海外にマエストロの演奏をに容易に聴きに行けない者にとっては大変有難い映像です。 マエストロのピアノは、実に手慣れた中にも、大変に気合がこもっており、輝かしく、ダニエーレさんの指揮も若々しく溌剌としています。 演奏が終わって、マエストロとダニエーレさん父子が抱き合ってお互いをねぎらう姿、手を取り合って観衆にあいさつし、お互いを讃えあう姿は、ほほえましく心なごませます。 (SinfonicadeGaliciaの動画サイト) |
No.930 ANFのブラームスp協奏曲1番 投稿者:カラヤヴェングラー 投稿日:2015/01/24(Sat)
17:02 この駅売CDには演奏データが 1972年 1979年 と違ったものが記載されていますが、 本当にアバド/ウィーンフィルとの共演なのでしょうか? |
No.926 名誉学士号授与式 投稿者:とも 投稿日:2014/12/06(Sat) 11:09 「数々の栄誉(HONORS)」にある、今年 6 月の名誉学士号授与式の様子だそうです。 https://www.youtube.com/watch?v=_jx0WfMzvdo ポリーニの衣装が何とも微笑ましいです。 |
No.925 ベートーベン・ピアノソナタ全集完成に感激。 投稿者:hiramasa 投稿日:2014/11/11(Tue)
10:25 マエストロによるベートーベンのピアノソナタ第16、18〜20番の演奏が早く聴いてみたくてたまらず、単発の発売を待てず輸入盤の全集を買いました。早速ひとわたりきいてみましたが、再録の17番「テンペスト」を含め、超弩級の素晴らしい演奏です。 最初に私の好きな第18番を聴きましたが、胸のすくような意気軒昂たる快演で、躍動感と推進力あふれる第4楽章がとりわけ素晴らしく思いました。これまでこの曲については、ハスキルやバックハウスのライブ盤を愛聴してきましたが、マエストロによる演奏が愛聴盤に加わりました。 次に19番と20番。 古びた絵が洗い直されたような清新さに惹かれました。特に19番の第1楽章は、大変情感豊かで、不覚にも落涙してしまいました。 次に16番。 とても剛毅な、彫りの深い演奏で、全楽章が雄勁に見事にまとめあげられており、圧倒されました。 最後に17番「テンペスト」。 旧録音も素晴らしいですが、新録音は、感情の振幅が一層大きく、陰影に富んだ、劇的な気分の更に増した演奏になっているよう思いました。 これら16番〜20番の新録音は、長い年月にわたって展開されてきたマエストロによるベートーベンのピアノソナタ録音の掉尾を飾るにふさわしい圧倒的な名演であると思います。 この新録音によって遂に、不世出のピアニスト・ポリーニによるベートーベンのピアノソナタ全集の完成をみた訳ですが、長年にわたる気の遠くなるような、たゆみない、忍耐強い、ベートーベンのピアノ曲に対するマエストロの探求と献身に畏怖さえを覚えるとともに心底敬服するばかりです。 ポリーニファンの皆様とともに全集完成を心より喜び、マエストロに惜しみない拍手を送りたいと思います。 また、マエストロのご健勝を祈念したいと思います。 |
No.923 LUZERNのショパン 投稿者:古くからのポリーニファン 投稿日:2014/10/20(Mon)
03:09 初めて、お便りします。澄子さん、いつも素敵なページをありがとうございます。日記帳がUPされるたびに、澄子さんが届けてくださる一文一文に共感しながら、楽しみに読ませていただいております。わたしも、Wie aus dea Ferne(彼方からのように)ポリ―二の音楽を心から愛して止まない一人です。 さて、今年の夏は、幸運にもザルツブルグとルッチェルンで三回のポリーニの演奏を聴くことができました。 ザルツブルグではショパンとドビッシーの前奏曲でしたが、前半のショパン24の前奏曲では、華やかなというよりは味わい深い演奏でしたし、後半のドビッシーは、音の響きの素晴らしさとともに音楽の構造のしっかりとしたポリーニらしい演奏を聴くことができました。特に、「沈める寺」が圧巻で、一つ一つの音を大切に大切に「置いていっている。」といった印象が残るものでした。アンコールでは、「革命」「バラード1番」そして、美しい「子守歌」が演奏されましたが、どれも本当に心に響く素晴らしい演奏でした。特に、最後に演奏された「子守歌」は、ドビッシーの後に聴いたせいでしょうか、ソナタ二番の終楽章同様、ショパンが遠く未来を見つめて作曲したように感じさせてくれるところなど、やはり、ポリーニの洞察力の凄さを感じさせてくれるものでした。 ポリーニも、聴衆の熱烈なスタンディングオベーションに応えて、何度も何度も舞台に出てきてくれました。ザルツブルグの演奏会が大成功でしたから、八日後のルッチェルンへの期待も自ずと膨らみました。 ポリーニの親友アバドの不在は、ポリーニにとって、どんなに辛いことだったでしょう。何かのインタビューに応えて、「あなた方は偉大な指揮者を失ったかもしれないが、わたしは、同時に親友をも失ったのです。」と言われた言葉が思い出されて、22日は本当に聴いているわたしたちも大きな喪失感を持ったものです。 関係者のみに公開されたというリハーサルでは、イニシアティブをもって素晴らしい演奏をされていたと、あとで聞いたのですが、本番ではポリーニはずいぶんとナーバスになっていたように思えました。きらめくような美しいタッチでしたが音楽自体は少し余裕を失くしておられるように感じました。録音マイクが、ピアノに固定されており、このことも、ポリーニの緊張を高めた一因になっているようでした。 二日目の24日の演奏会は、マイクはぶらさがってはいたものの、22日に比べるとごくわずかでしたから、やはり予定通り22日のが放送されるのかなあと思っていました。そういうこともあって、ポリーニの演奏は、ずっとのびやかで溜めもあり、一楽章の出だしや二楽章など本当に美しい演奏でした。また、一楽章の終盤や三楽章では、ポリーニの音楽の躍動感、推進力が見事に表されていて、素晴らしい演奏となりました。 終わるなり、会場は大きな拍手につつまれ、前半にも関わらずみんな総立ちのブラボーでした。 長い長いカーテンコールがあり、何度も何度も客席に呼び出されては、もどり、ポリーニにしては本当に珍しくアンコール「バラード一番」が演奏されました。 ポリーニも、72歳、確かに調子がいい時とそうでないときの落差が大きくなってきたのも事実です。 ですが、若かった時の完璧なポリーニとは違う、もっと、進化し深化した演奏に出会えるのも今のポリーニの大きな魅力です。 二年前、東京でベートーベン「ハンマークラビーア」や「後期3曲」のソナタを聴いたときに、「ああ、ベートーヴェンの魂がこの会場に降りてきた!」と感じさせてくれる稀有の経験ができたときのことを思い出します。やはり、そのようなことを、感じさせてくれる演奏家は、そうざらにはいないのではないでしょうか!わたしは、そう思っています。 |
No.922 Re:今年のルツェルンでのショパン協奏曲、聴けます 投稿者:ポリーニファン 投稿日:2014/10/19(Sun)
23:08 とも様 教えて頂きありがとうございます。早速拝聴しました。ピアニストである私からの素直な意見を申し上げます。聴かれた方は誰もが感じていることと思いますが、あまりにも多すぎるミスタッチ(信じられない)、指のもつれ・・。調子が悪かったでは済まされない演奏です。録音状態が悪いのかと疑ったほどですが、この崩れ過ぎた演奏にルツェルンの聴衆もさぞかし驚いたのではないでしょうか。ポリーニもよく途中で演奏を止めなかったと思います。演奏したポリーニ自身が一番つらかったのではないでしょうか。現在のポリーニの力量が明確になってしまいました。ポリーニは引退しないでしょうか?今更、技術的な衰えを言うつもりはないのですが、こんな状態で演奏を続けていくことは困難だと考えます。ポリーニのあまりの衰え方に衝撃を受け、しばらくは立ち直れそうにありません。ポリーニファンの皆さんには、聞きたくもない酷評をして申し訳ありません。来年はワルシャワのショパンコンクールに参ります。 |
No.917 RE:RE:ショパンピアノ協奏曲第1番について 投稿者:ポリーニファン 投稿日:2014/09/18(Thu)
11:42 とも様、情報有難うございました。さっそくURLを拝見しました。あまり評が書かれていませんでしたが、とも様のご教示通りに理解致しました。近年のポリーニは、演奏曲目を大幅に絞り、同じ曲を繰り返し繰り返し演奏している傾向があります。協奏曲では、ブラームスの第1番、ベートーベンの皇帝、モーツァルトの21番に絞っているようですが、そう考えるとショパンのピアノ協奏第1番を突如演奏するのは異例のことと思います。アルゲリッチは今でもこの曲を絶えず演奏していますが、現在のポリーニがこの曲をどのように演奏したのでしょうか。現在のポリーニの力量を知ることができる最適な曲だと思います。若き日のポリーニの演奏に馴染んできた私には大変に興味があります。 |
No.916 RE:ショパンピアノ協奏曲第1番について 投稿者:とも 投稿日:2014/09/15(Mon)
11:38 ネットで読める批評だと、必ずしも大評判ってほどはなかったようですね。 http://www.nytimes.com/2014/08/25/arts/music/lucerne-festival-in-switzerland-aims-for-accessibility.html?_r=0 http://www.nzz.ch/feuilleton/lucerne-festival/wanderer-auf-der-suche-1.18369439 近年顕著になりがちの、ポリーニのスロー・スターターのクセと、指揮者ネルソンスへの戸惑い?(「アバドの代役」として、周囲はどうしても見ますよね、やっぱり)が原因のように、記事からは読めます。 ただ、ルツェルン音楽祭の演奏は、毎年、録画・録音が出るので、近いうちに聴けるんじゃないでしょうか? |
No.915 全集発売について 投稿者:とも 投稿日:2014/09/15(Mon)
11:15 DG の倉庫には、ポリーニが OK を出さない録音が山のようにあって、演奏者が許可すれば、全集がいくつも作れる・・・ なんていう都市伝説?がありますが・・・、7000 円ちょっとってことは、どうやら今まで発売されたものを日本独自でまとめたものなんでしょうね。 オマケとかないのかなあ、インターナショナルリリースではオマケがあったりして・・・ |
No.914 ショパンピアノ協奏曲第1番について 投稿者:ポリーニファン 投稿日:2014/09/15(Mon)
01:14 いつも楽しく拝見させて頂いております。本年の演奏日程によりますと先日、ショパンピアノ協奏曲第1番を2回演奏したようですが、この演奏についての評価はどのようなものでしょうか?或いは、ラジオ放送で聞かれた方、生で聴かれた方などいらしたら演奏の評価をお願いします。 |
No.913 全集発売を喜ぶ 投稿者:hiramasa 投稿日:2014/09/14(Sun)
17:05 ピアノソナタ全集も発売されるとの情報、ありがとうございました。ピアノソナタの「新約聖書」が、不世出のピアニスト ポリーニにより全曲演奏され、録音されて世に出ることを心から喜びたいと思います。 なお、「山野楽器」のHPによれば、全集8枚のDISC2には第4,9〜11が収録され、第5〜8はDISC3に収録されている(曲順に収録されていない)ようです。 |
No.911 新譜情報 投稿者:hiramasa 投稿日:2014/09/13(Sat)
16:59 ご存知かと思いますが、タワーレコードのサイトによれば、ベートーベンのピアノソナタ第16番〜20番のCDが発売になるようです。嬉しく待ち遠しいことです。 発売予定日11月19日(SHM−CD) |