Wie aus der Ferne 〜Guest Book〜

2006/02/14から2019/02/06のゲストブック記事です。

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No.242 ブレハッチさん 投稿者:すみこ   投稿日:2006/11/24(Fri) 19:02

めめ様、しょぱん様、こんにちは。ある方のご好意で、昨日私もブレハッチさんのリサイタルを聴くことができました。
真面目で清潔な感じのする演奏でしたね。正統的とも言えるかもしれません。きっとショパンの国の演奏家として、ショパンを大切に、誇りを持って、取り組んでいるのでしょうね。
昨日は途中で拍手も入らず、落ち着いた雰囲気が保たれていました。アンコールはマズルカとワルツ2曲ずつ。最後はリラックスして楽しませてくれました。
個性の強い若手が多い昨今、プロとして立っていくのは大変だろうと思いますが、着実に成長していって欲しいピアニストですね。



No.241 雑誌新刊 その2 投稿者:すみこ   投稿日:2006/11/23(Thu) 01:15

音楽雑誌12月号が出揃いました。
「レコード芸術」は『話題のレコードを最新のオーディオで聴く』に、ポリーニの新譜モーツァルトの協奏曲のCDが取り上げられています。また来月号の予告によると、巻頭カラーのインタヴュー〔今月のアーティスト〕にポリーニが取り上げられるそうです。
「MUSICA NOVA」には『ルツェルン音楽祭のポリーニ』として写真2点とごく簡単な文が載っています。
「音楽現代」には、コンサート・レヴューとして、リサイタルと協奏曲の日について載っています(チェンバー・フェストはTのみ)。
「ショパン」はまだ見ていませんが、“TOPICS”に「ルツェルン・フェスティバル・イン・東京2006」が載っているようです。
「MOSTLY CLASSIC」2007年1月号に、“STAGE”にカラー見開きページで、ポリーニのインタヴューが載っています。
また、“音楽のある風景”にも「ルツェルン・フェスティバル・イン・東京2006」がカラー見開きページで取り上げられています。

ところで、ポリーニとは関係の無いことなのですが・・・。「ぶらあぼ」の表紙裏に松尾楽器の広告があり、ホロヴィッツのスタインウェイ・ピアノについて書かれています。スタインウェイ・ジャパンの設立10周年の記念として、この秋から来年にかけて日本各地に巡回され、試弾会が行われているのですね。ご興味のある方は↓を。

http://www.steinway.co.jp/horowitz/index.html

たっちゃん様、一生に一度出来るか出来ないか、という、ステキな体験をなさったのですね。ショパンのバラード4番と舟歌、きっと美しい音色にウットリ、だったのでしょう(^^)v



No.240 ポリーニの話題じゃないんですけど… 投稿者:たっちゃん 投稿日:2006/11/20(Mon) 12:38

こんにちは〜ポリーニの話題じゃなくて申し訳ないんですけどとても感動したことがあるので書かせて下さい。おとといの夜ホロヴィッツが愛用したピアノを弾いてきたんですよ!Steinway&Sonsの特約店に、遺族の了解を得て期間限定で公開してるんです。1940年代にトスカニーニの愛娘ワンダ夫人と結婚したときに買ったという愛用中の愛用楽器。ChopinのBallade f-mollOp.52とBarcarolleOp.60という若きホロヴィッツの愛奏曲をしみじみと弾いてきました。中低音はあの馴染み深い轟く大音量が軽々と鳴るように調整されていて、高音域はおそらく肘鉄で叩いても柔らかいdolceな音しか出ないんじゃないかというぐらい加工されていました。奥行き270cmもある艶消しのスタイリッシュなニューヨークスタインウェイピアノ、ホロヴィッツが弾き込んでて弾きやすかった〜。ところで、ポリーニ来日公演は切符が間に合わなくて行けなかったんですけど、タワーレコードのサイン会は行って来ました。渋谷の街中で煙草をふかすポリーニの周りに携帯カメラを向けるファンが取り囲むなんて昔じゃちょっと考えられないシュールな光景でした。僕も携帯を向けたら至近距離からじっとレンズを見つめられてビビッてしまいました(笑)。でも良い時代になったものですね!


No.239 めめ様 投稿者:しょぱん 投稿日:2006/11/19(Sun) 18:56

昨日のブレハッチ素晴らしかったですね。私は、とくにマズルカが流石だと思いました。
ソナタはショパンコンクールからずっと演奏しているので、少々飽きてきたのかな…と思ってしまいました。
でも、昨日の聴衆は彼にとっては少々辛かったかもしれませんね。ソナタの1楽章の終わりで拍手する人が大勢いるし、3楽章の良い所で携帯が鳴るし。
私は、これまで何回かブレハッチを聴いてきましたが、昨日の演奏はよく言えばとても開放的、悪く言えば少し荒いかなといったところです。
でも、あのマズルカを聴けただけで、満足です。
あんなマズルカを演奏できる人は、なかなか居ませんよね。ツィメルマンよりも良かったです。
ブレハッチは、早くも来年の夏に再来日するみたいですね。こちらからすると、とても楽しみなのですが、あまりに多忙過ぎて彼は大丈夫かな、などと少し心配になってしまいます(2年先まで120公演以上の予定が入っているそうです)。



No.238 ラファウ・ブレハッチ 投稿者:めめ 投稿日:2006/11/19(Sun) 10:08

ポリーニの話ではありませんが、昨日ショパン・コンクールで優勝したラファウ・ブレハッチのリサイタルに行ってきました。

曲目はバラード3番、前奏曲、ポロネーズ7番、マズルカ、ソナタ3番。アンコールは3曲でした。

なかなか素晴らしいピアニストだと思います。特にソナタ3番が秀逸でした。感情豊かに弾くキーシンやユンディ・リなどとは違って、どちらかというと控え目で誠実な演奏だったと思います。ポリーニが好きな方なら受け入れ易いのではないでしょうか。

曲が終わるたびに鍵盤をハンカチできれいにふいていましたが、性格も彼のそのような演奏と一致しているように感じられました。

個人的には好きなタイプですね。
また聞いてみたいと思います。

ただソナタの第1楽章終了したとき拍手が起こってしまったのは残念でしたね。彼も少しとまどったのではないでしょうか。



No.237 雑誌新刊出ました 投稿者:すみこ   投稿日:2006/11/19(Sun) 08:52

「音楽の友」12月号、発売されました。
P.8〜P.9の見開きカラーグラビアで“ルツェルン・フェスティヴァル・イン・東京2006”が取り上げられています。
協奏曲と室内楽でのマエストロ・ポリーニの写真も。
ただ“Concert Reviews”のページには、個々の演奏会評は載っていませんでした。
それから"RONDO"の1ページ目にトーク&サイン会の写真があります。(一緒に写っている方、羨ましいですね!)



No.236 ショピネット様 投稿者:しょぱん 投稿日:2006/11/14(Tue) 01:31

はい、こちらは元気です。
その映像が、You Tubeで流れたかは、私はよく分かりません。すいません。でも、1日1億のアクセスがあるのですから、何らかの形でアップされた可能性は大いにありですね。
ところで、10月のポリーニの来日は素晴らしかったようですね。私も、是非次の機会には、生でもう一度聴きたいです。
それと、12日から第6回浜松国際ピアノコンクールが開催されていますね。ネットでも中継しているのは、ありがたい限りです。実は、初日に会場に行きましたが、カメラが5台も入っており、かなり大掛かりなものでした。11,12月は、様々なピアニストが来日しますね。ブレハッチやコブリン等の若手も期待です!



No.235 「クラヴィーア・カイザー」ですか 投稿者:すみこ   投稿日:2006/11/13(Mon) 19:09

とも様、“Klavier Kaiser”のお知らせを、ありがとうございます。こちらはピアニストばかり14人での20枚組ですね。
ヨアヒム・カイザーといえばドイツ音楽評論界の大御所ですが、『現代の名ピアニスト』や『ベートーヴェン 32のソナタと演奏家たち』という大著を著すほど、ピアノへの思い入れも深いのでしょう。その選定になる「名ピアニストの名演奏」には興味をひかれます。
ポリーニへの選曲がショパン・コンクール時のピアノ協奏曲第1番、シェーンベルク:ピアノ協奏曲、ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲というのも、独自の視点がうかがわれて面白いですね。カイザー氏の解説もCDで聞けるようですが、やっぱりドイツ語ですよねぇ・・・。

HMVでも輸入盤を取り扱うようですが、セットとなると・・・(まぁ、セットだからコンセプトが生きるのでしょうし、決して高い!とは言えない価格ですが)。
(「家のマーク」にHMVのUrlを入れますので、詳細をご覧になってください。)



No.234 DIE ZEIT Klassik-Edition と言えば 投稿者:とも 投稿日:2006/11/13(Mon) 00:41

私もどこかでこれを読んだのですが、てっきり
http://cgi.ebay.de/Klavier-Kaiser-14-grpsse-Pianisten-Joachim-20-CD_W0QQitemZ220046214066QQihZ012QQcategoryZ81335QQssPageNameZWDVWQQrdZ1QQcmdZViewItem
だと思ってました。

ドイツの超大物批評家カイザーが選んだピアニストを集めた CD セットで、もちろん既出の音源ばかりなんですが・・・



No.233 ありがとうございました 投稿者:ショピネット 投稿日:2006/11/12(Sun) 19:54

 すみこ様、早速調べていただいて、御礼の言葉もみつかりません(いつも、想像さえしていなかった精度とスピードで対応してくださるので、驚嘆してしまいます)。

 ところで、“You Tube”は、今年の10月にGoogleに16億5千万ドルで買収されてしまっていたのですね。めめ様が突然“You Tube”のことを話題になさることがあったことも、同じく先見の明と言わざるをえません、時期が時期だっただけに。
 Warner Musicは専属アーティストのページを“You Tube”の中に持っているらしいので、いつの日か、ドイツ・グラモフォンもマエストロのページを・・・(甘すぎますね
 
 Google Earthでマエストロのミラノのご自宅を探したりできたらいいのですが。(ちなみに、Googleの売上高は、ソニーとホンダのそれを足したものをも遥かに上回っているそうです



No.232 DIE ZEIT 投稿者:すみこ   投稿日:2006/11/11(Sat) 22:39

ショピネット様、こんにちは。ご心配かけてすみませんでした(^^;)
“Die Zeit Vol.13 - Maurizio Pollini”。EMIだから、あの若き日のショパンの録音だろうと、(ジャケット以外は)余り気にしていなかったのですが・・・調べてみました。
(上の「家のマーク」にUrlを入れておきますので、ご覧ください)

“DIE ZEIT Klassik-Edition”という20枚のシリーズの内のVol.13。内容はやはりショパンの作品集で、ピアノ協奏曲第1番、夜想曲op.15-1,2、op.27-1,2、バラード1番、英雄ポロネーズ。1960年(協奏曲)と1968年の録音と思います。
何度も再発売されているものなので、もう珍しくは無いけれど、音質的にはより良くなっているのかも知れません。(Real Playerで試聴もできますが、1〜3は協奏曲、4〜7は夜想曲です。)
このシリーズはドイツの新聞“Die Zeit”と協力して制作されたもので、付録の本(Buch)が読み応えのあるもののようです。同紙のライター達が書いた、ルポルタージュとポートレート、賞賛と酷評、インタヴューとエッセイ。もし60年、68年当時のそれらの文が読めるのなら、興味深いですね。但し、ドイツ語でしょうからねぇ(^^;)(せめて英訳があれば良いのですが・・・)



No.231 しょぱん様 投稿者:ショピネット 投稿日:2006/11/11(Sat) 15:29

 しょぱん様、今年の6月頃、この掲示板を通じて色々な事を教えてくださって本当にありがとうございました。お元気でいらっしゃいますか?
 You Tube をいち早く紹介してくださった時、その先見の明に感動したのを未だ鮮明におぼえています。
 ところで、今年の8月ごろ、ソニー製のリチウムイオンバッテリー搭載のデルのノートパソコンが発火する映像がネットで流れて、ソニーがバッテリーのリコールに踏み切らざるを得なくなる事件がありましたが、この映像も“You Tube”で配信されたものなのでしょうか?(撮影に使ったのも、ソニー製のビデオカメラだったりして!パラドックスですね)
 映像と音に関して最高のプロフェッショナルであるソニーの大ファンなので、尋ねてみたくなりました。先日発売されたウォークマンも凄いですよね、Bluetoothのオーディオトランスミッターと専用のヘッドホンを使えばワイヤレスで音楽が聴けたり・・・ちなみにソニーの回し者ではありませんので悪しからず(真似をしてごめんなさい)。でも、このサイトのスポンサーになって欲しい、と心から思いますが。

 すみこ様、タワーレコードのホームページに載っていた、Die Zeit Vol.13 - Maurizio Pollini の収録曲がわからないのですが、また調べていただけますでしょうか?(日記帳、拝見しました。普段のすみこ様に戻られていて、安心しました)

http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1350126&GOODS_SORT_CD=102

 
 



No.230 お願い 投稿者:すみこ   投稿日:2006/11/06(Mon) 18:39

「ルツェルン・フェスティヴァル・イン・東京2006」に際して、ご感想をお寄せいただきありがとうございました。
これまで、2002年、2004年、2005年の公演について、皆様のご感想を別項のコンテンツにさせていただきましたが、今回もご感想をまとめて“2006年の記録”として残したいと考えております(このゲストブックは、かなり長期間保存されるのですが、やはり時間と共に消去されるものですので)。
但し、ゲストブックへの投稿とコンテンツ化は別のことだから「ダメです」とお考えでしたら、どうぞメールでお知らせください。
georg様(はじめまして!ご挨拶が遅れましたが、よろしくお願いいたします)、おじさん様、ともママ様、めめ様(今回お聴きになれなかったのは残念でしたね)、ズー様、ひろこ様、リキリキ様、博多の人様(プログラムへのご意見を、興味深く拝読しました)、よろしくお願いいたします。
また、日数を経て、更に感想を記そう、今こそ感動を記したい、とお思いの方はいらっしゃいませんか? ポリーニの演奏だけでなく、オーケストラや室内楽へのご感想、このフェスティヴァルに関するご意見、なんでも結構ですので、どうぞお気軽にご投稿ください。



No.229 お気になさらないで 投稿者:博多の人 投稿日:2006/11/03(Fri) 09:04

管理人様、お気になさらないでください。再放送でも、新規放送でも、情報がありましたら、掲載していただけると、有り難いです。


No.228 やっぱり・・・ 投稿者:すみこ   投稿日:2006/11/02(Thu) 10:41

とも様の推測なさったとおりでした。
下にお知らせした、BS朝日のザ・プレミアム・ステージ「夢の競演! アバド&ポリーニ 〜ルツェルン・フェスティバル・オーケストラ」は 2004年のルツェルン音楽祭の映像(ベートーヴェンの第4協奏曲とマーラーの5番)でした。
まぁ、よく考えてみれば、今回の公演の映像のはずもないのですが、時が時だけに(まだ平常心でない?)舞い上がってしまいました。スミマセン。
博多の人様、皆様、ぬか喜びさせてしまって、ごめんなさいm(_ _)m

ただ、再(再々?)放送でも、大ブーイングだった1〜2楽章間のCMだけは、是非カットして放映して欲しいですね。



No.227 おっ、BS 朝日ですか 投稿者:とも 投稿日:2006/11/01(Wed) 09:55

でも、「夢の競演 アバド&ポリーニ ルツェルン・フェスティバル・オーケストラ」ってタイトル、聞き覚えがあるっすね。

ベートーヴェンの第四協奏曲とマーラーの五番の放送の再々放送でしょうかねえ。




No.226 多謝! 放映情報 投稿者:博多の人 投稿日:2006/11/01(Wed) 08:12

管理人様、放映情報のご提供、有り難うございました。私は、衛星放送受信の設備を持っていませんので、持っていそうな友達に頼んでみます。


No.225 BS放送のお知らせ 投稿者:すみこ   投稿日:2006/10/31(Tue) 14:52

11月12日(日) BS朝日 20:00〜21:55
ザ・プレミアム・ステージ
「夢の競演 アバド&ポリーニ ルツェルン・フェスティバル・オーケストラ」

http://www.bs-asahi.co.jp/time/next.html

先日の東京の映像? 或いは今夏のルツェルンの映像でしょうか。
曲目など詳細も判りませんが、楽しみですね!

(但し「AFCアジアユース選手権 3位決勝の場合あり」という注意書きもあります。サッカーにも注意していなくては。)

マエストロ・アバドのファン・サイトcon graziaで情報をいただきました。ありがとうございました!




No.224 お聴きになられた方々がうらやましい 投稿者:博多の人 投稿日:2006/10/27(Fri) 12:46

博多のような地方都市に住んでいる私からみれば、東京では数多くのコンサートが開かれていて、それらを聴きに行ける方々のことを、実にうらやましく思います。私の友人も、1年半ほど前に博多から東京での勤務に変わり、時間と財布の許す限り、コンサート通いを楽しんでいるようです。レコード芸術最新号の特集は、東京でのルツエルン音楽祭に合わせた(かのような?)内容で、とても興味深いものですね。さて、今回の一連のコンサートのプログラムを見ていますと、ポリーニとアバドによるプログラム構成の素晴らしさに、驚嘆の念を覚えます。オーケストラの演奏会とポリーニが出演した演奏会に限ればモーツアルトからシェーンベルクまでですが、今年で生誕250年を迎えるモーツアルトによる調性の統一的な美しさが一方の端にあり、他端には調性を最終的に崩壊させ新しい世界を開いたシェーンベルクがあって、そのシェーンベルクに理解を示したマーラーが中心に据えられているような気がします(マーラーの死を悼むピアノ曲Op19-6も含まれていたし)。シェーンベルクにつながる流れとして、独墺系ではベートーヴェン・ブルックナー・ブラームス(ワーグナーについては彼の作品ではなくリストの小品でその存在が示され)が取り上げられ、それ以外では調性を曖昧にし始めたリストとドビュッシー、またショパン「スケルツオ第3番」の冒頭も不気味な響きで調性崩壊の予兆を感じさせるようで、この曲がアンコールの最後に弾かれたことは、シェーンベルクで演奏し始めたことをポリーニが意識してのことだったのでしょうか? もちろん、リストのもう一方の顔はロマン派でショパンと同時代、リストとショパンの情熱的な練習曲が並べて弾かれたことは象徴的ですね。ポリーニによると、ドビュッシーもショパンを尊敬していたとのこと。このような演奏会をお聴きになられたとは、本当にうらやましい限りです。テレビで放映してくれないのでしょうか?


No.223 ご報告 投稿者:すみこ 投稿日:2006/10/22(Sun) 13:26

Guest Bookには不適切な投稿がありましたので、一連の投稿を削除させていただきました。ご了承ください。



No.222 そんな… 投稿者:おじさん 投稿日:2006/10/21(Sat) 23:04

 10月12日のHMVトーク&サイン会の写真が梶本音楽事務所のページにアップされました。この時のトークで北京に来る前にハンブルクでレコーディングをしたという話が有ったそうですが、調べた所、今までポリーニは正規録音をハンブルクでやった事は無いようです。いったい何を録音していただけたのでしょうか! 情報が欲しいです…

 ともママ様もすみこさんも、思いがけない経験に一睡も出来ないような興奮状態になってしまったのですね! お見舞い申し上げます(笑) 私も昔そういう状態になった事があるので良くわかるのですが、ポリーニとお会いする時は暖かい目で見つめられ独特なオーラに包まれるのでとても嬉しい気持ちになりますよね!
 私は、リハーサル直後にリラックスしていたポリーニが、タバコを手に持っていたので火を付けようと緊張してライターを出した事もありますが、「いや、楽屋に戻って吸いますから…」と気さくに話してくれるような方です。なのに、「ハンマークラヴィア」を弾いた直後に頭からユゲが上がっているような状態で袖に戻る緊張感溢れるポリーニには、とても気楽には近寄れない、そんなポリーニの姿も見ました… 舞台の袖に置いてあるミネラルウォーターをグイっと飲んでアンコールを弾くために舞台に戻るポリーニを見ていると、プロのピアニストとは本当に厳しい仕事なんだと頭が下がる思いになりました。また、お元気な姿でお目にかかりたいですね!

 それにしても、本格的にハイビジョンカメラが入っていたのに放送用ではないとは! 本当に誰が何のために収録していたのでしょうか!! 怒っちゃいます…



No.221 雑誌新刊 投稿者:すみこ   投稿日:2006/10/21(Sat) 22:41

気がつけば(^^;)10月も下旬、音楽雑誌11月号も発売されていました。
「音楽の友」は『やっぱり主役はイタリア人! ――イタリアン・アーティスト大集合』という特集。
イタリアはオペラの国、歌手の記述が多いのですが、器楽奏者の部には勿論「ポリーニ」の名が載っています。
批評家の先生方の「私が選ぶ3人」の中では、國土潤一氏、野田和哉氏がポリーニを挙げています。
モーツァルトの協奏曲が、平野昭先生の「今月の新譜」に取り上げられています。

「レコード芸術」の月評では、モーツァルトの新譜は(勿論)特選盤。とても好評で嬉しくなりました。
現代名盤鑑定団では「ショパン:《夜想曲》全曲」が取り上げられています。

それから、サントリーホールに入っていたカメラのことですが、残念ながら、放送用(TVもラジオも)ではないと、スタッフに聞いた方のお話がありました。
2階左右と舞台左手奥への配置。かなり本格的に撮っていたようですが、一体何のために?
放送でないとしたら、DVDでも作るのかしら・・・・・・? 
ともあれ、貴重な映像・録音を、何らかの形で発表して欲しいものですね。



No.220 眠れません・・ 投稿者:ともママ 投稿日:2006/10/20(Fri) 02:34

夜中の2時を回ったと言うのに興奮でねむれません。
私は昨日とほぼ同じ場所だったのですが、今日のマエストロは最初からパワー全開、エネルギーの漲る本当に美しい音を鳴り響かせているように聴こえました。
今日がフィナーレということで「すべてを出し尽くすぞっ!」というような気合がひしひしと伝わってきました。
1楽章が始まってまもなくお顔がどんどん紅潮して湯気が出そう・・、次のスケルツォ楽章では発火してしまうのでは、、というくらいでした。
昨日より少し積極的な感じの演奏だった3楽章はきのうの天上の美しさにかないませんでしたが、多彩な表情の4楽章は見事でした。
聴衆も昨日より集中力があったような気がします。
こんな素晴らしい音楽体験ができた自分の幸運が信じられないくらいです。
マエストロ・ポリーニ(・・とマエストロ・アバド、ルツェルン祝祭管のメンバーの方々、関係者の方々)に心よりお礼申し上げたいです。

私が‘ポリーニ!ポリーニ!’と熱に浮かされたようになっているのを見かねてか、梶本事務所の関係者と知り合いの友人から開演の1時間くらい前にメールがあって、本人は今日の演奏会は聴かないのに、「終演の頃行くから楽屋に入れるように頼んでみてあげる。」というのです。
後半のブルックナーのとき、今日は会場にマエストロの姿が見えなかったので、「もう燃え尽きてホテルに戻られたのかも・・。」とあまり期待しすぎないようにしながら楽屋口に入ると・・いらっしゃいました!
ノーネクタイでシャツの一番上のボタンをはずして和やかなリラックスした表情のマエストロ!
「本当に素晴らしい演奏会でした。」(あァ、イタリア語ができれば・・!)と握手を求めると、「グラツィエ、サンキュー。」とにこやかに手を握ってくださいました。そしてプログラムに金文字でサインをしていただきました。
その上、一緒に楽屋に入ることができたすみこさんと3ショットで写真も撮らせていただき、大感激でした。
「次はいつ日本に来てくださいますか?」との質問には、「残念ながらまだはっきりとは決まっていないけれどすぐに(soon)戻ってきたい・」とおっしゃていました。
「ぜひ、すぐに(強調して・・)戻っていらして下さい。」と申し上げるとまたニッコリ!
もうすっかり舞い上がってしまいました。
その後しばらくいろいろな方と歓談されてから、奥様と二人でドレッシングルームに姿を消し、数分後にお花を抱いた奥様を優しくエスコートして出ていらっしゃり、別の場所へ移動されました。

今日は思いがけずマエストロの楽屋を訪れるという幸運に恵まれたこともあり、いまだに異常な‘ハイ’のじょうたいが続いています。
・・・けれど、終わってしまったんですよね。
現実に戻ると、、きっと燃え尽き症候群、抜け殻状態に陥ることになりそうです。

このフェスティバルの期間に、すみこ様をはじめ、何人かのポリーニ・ファンのみなさまとじかにお近づきになれて、大変光栄でした。
ポリーニ・ファンとしてはまだヒヨコ(・・やたら体格のいいヒヨコでスミマセン・・)の私、みなさまのお話を伺えてとても嬉しかったです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。



No.219 10月19日 投稿者:おじさん 投稿日:2006/10/20(Fri) 02:16

 ひろこさんを始め皆様おめでとうございます。今日TVカメラが入りました。ブルックナーは間違い無く放送されると思いますが、ポリーニも放送されると良いですね。

 さあ、今日がルツェルン・フェスティバル・イン・東京2006の最終日です。曲目は昨日と同じブラームスのピアノ協奏曲第2番とブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」です。
 今日は昨日よりかなり後ろの席なのでオーケストラを聴こうと舞台のイスの数などを数えながらリラックスして開演を待ちました。ブラームスの協奏曲は2管編成ですが少し弦が多めの80人程でしょうか…
 ポリーニはお疲れだったのでしょうか昨日に比べて調子が出ないように感じました。ひろこさんの仰るリズムが前のめりの傾向になり、第1楽章最後の方のピアノとオーケストラで盛り上がる部分とか、第2楽章後半の速い部分はアバドとオーケストラがポリーニに合わせるのに必死になってしまい、アンサンブルが乱れる所も出て来ました。第3楽章出だしのマリオ・ブルネロは、その緊張感からの疲れか、最初少し音程が不安定でした。ただ、第2楽章は昨日とは違い意図した通り第1楽章とほとんど間を開けずに続けて弾き出したので、第1楽章と第2楽章、第3楽章と第4楽章の2つの大きなグループに別れているという図式が見えて来ました。オーケストラが主の部分のアンサンブルはビシっと決まっているので、オーケストラがまるでポリーニを支えているような演奏になり、返って緊張感溢れる一種壮絶な演奏になったような気がします。
 今日はブルネロさんともきっちり握手をして、さあブルックナーです。
 ブルックナーは4管編成でさらに弦も増え100人を超えているようで、休憩中にピアノを片付けてイスを並び替えるのでスタッフは大忙しです。スタッフが舞台上を大忙しで動き回っている時に不思議な事が起きました。ファブリーニが出て来て舞台下手側奥に片付けられたピアノの鍵盤部分をガバッと引き出してハンマー部分のチェックを始めたのです。もうピアノの出番は無いのでイタリアへの移送準備でも始めたのかと思いましたが、ファブリーニは鍵盤を元に戻し何事も無かったように袖に戻って行きました。ピアノ自体の不調は感じられませんでしたが、何か有ったのかもしれません。
 オーケストラが並び、コンサートマスターが立ち上がってさあチューニングを、という瞬間に面白い事が起きました。第1ヴァイオリン5列目の奥側の方がまさにその時遅れて舞台に入って来たのです。またコンサートマスターが現れたのか、はたまたアバドが現れたのかと拍手が起き、釣られて私も拍手をしてしまいました。客席からは笑い声、そのヴァイオリニストは真っ赤になってしまい客席側のヴァイオリニストからもからかわれていました。チューニング中のブルネオなど、隣の人と何かふざけて笑みを浮かべて、そんなリラックスしたムードのまま曲は始まったのですが、ブルックナー特有の霧の様なトレモロからホルンのソロで始まる、そのホルンが最初の音を外してしまったのです。リラックスしたムードは吹き飛び一気にオーケストラに緊張感が走ったように感じました。昨日の第3楽章ではトランペットが外していました。繰り返しが有るので2回同じ場所。2回目の方は慎重になり過ぎたのか返って大きく外していましたが別に緊張感が走ったという感じはしなかったので今日のホルン方は大事件だったと思います。以後の演奏にはミューズの神が降臨し約65分があっという間に過ぎ去りました。今日のブルックナーは本当に素晴らしかった…

 放送ではこの部分は編集して直されるでしょう。昨日と同じマイクセッティングだったので昨日の演奏。リハーサルも含めるとこのホルンの部分は4回程録音されていると思います。その中で最良の演奏と差し替えられて、放送では何事も無かったように曲は始まると思いますが、今日の名演は間違いなくこのホルンのミスから始まりました。本当に音楽には何が起こるか予断を許しません!

 サントリーホール入口にある歯の無い歯車みたいな大きなモニュメントの前で皆さんを待っていたら、オーケストラのメンバーが目の前を通ってホテルに戻って行くではないですか! 2〜3人だったり、1人だったり思い思いに楽器を持って… 1分も待たずに次々に通ります。自然と拍手が起こりお見送り通りとなりました。あっ コントラバスの人だ! コントラバスなど2人がかりで運んでいました。第2ヴァイオリン最前列の白い髭が素敵なベルリンフィルの方も通りました。私は、マリオ・ブルネオとかザビーネ・マイヤーとかコーリャ・ブラッハーとか通らないかと期待していたのですが、なんとザビーネ・マイヤーが現れました。やっぱりサインを求められるのでゆっくり観察する事が出来ましたが意外と背の高い方で驚きました。あの方がクラリネットで神業しているんですね! 最後は右手を上げ「バイバ〜イ」と言って通り過ぎ… やっぱりチャーミングで素敵な方でした…

 今日はポリーニと一緒に聴くコンサートにはならなくて残念でしたが、終演後の楽屋ではお元気な様子だったそうです。ヘビースモーカーのポリーニにはイタリアまでの飛行機での禁煙タイムは辛いかもしれませんが我慢していただき、またお会い出来るのを楽しみにしている人が大勢居る日本に元気な姿を見せてください。今度は是非バッハの平均律を曲目に上げてください。お願いしますo(_ _)o



No.217 一夜明けて… 投稿者:ひろこ 投稿日:2006/10/19(Thu) 12:07

 昨夜は興奮状態で寝付かれず、朝は頭の中で大音響のブラームスが鳴り響いて早く目が覚めてしまい、完全な寝不足状態、いつもに増しておぼつかないオツムで書いていますがお許しいただきたいと思います。

 会場に入ると、舞台の上にはオーケストラ席に取り囲まれてかなり客席よりに置かれたFabbriniの金文字のあるピアノ。もうそれを見ただけで心拍数上昇。オーケストラが入場すると、このスター軍団も今日で見納めと思い胸が熱くなりました。そして二人のマエストロ登場。もう心臓はバックンバックン、息苦しくさえなってきて、深呼吸を繰り返しました。冒頭の美しいホルンの音に続いてピアノが鳴ると、ああ本当にこの曲を聴くのかと目頭が熱くなります。はじめのうちピアノの音はマエストロにしては響きが浅かったですが、弾き進むにつれ音はエネルギーを増してゆきました。それにしても、すばらしいオーケストラの音。ピアニシモからフォルテシモまで輝きに満ちて、奏でられる全ての音がすばらしいニュアンスを持ち、それが完全な一体感をもっています。アバドさんの要求の高さと、それを実現し得るオーケストラのメンバーの個人技の高さに感服せずにはいられません。マエストロのピアノも1楽章の途中からは、オーケストラに負けない輝かしさでした。今日は黄金の右手も完全復活。轟く低音部から煌めく高音部まで、マエストロはあらゆる音色を自在に扱い、オーケストラとともにこのすばらしい音楽をつくりあげていきます。2楽章の出だし、マエストロのタイミングで続けて弾かせてあげたかったですね。残念です。でも出だしのずっこけはその後の演奏には全く影響せず、実に力強い2楽章でした。私の席からはピアノの屋根の影になってアバドさんは時々しか見えないのですが、渾身の指揮でした。2楽章が終わるとマエストロはポケットから白いハンカチを出して額の汗をぬぐいます。そして3楽章。今までに聴いた中で(マエストロの過去の録音も含めて)最高の3楽章でした。ブルネロさんのソロはさすがとしか言いようがありません。ピアノとチェロのこんなに美しい掛け合いは、きっともう一生聴けないだろうと思います。3楽章の終わりにはこのまま天国に行ってしまうかと思うくらいでした。そして、オーケストラもピアノも全力の4楽章。美しさに心酔しながらも、どこかで「ああ、もうすぐ終わってしまう〜どうか終わりが来ないで〜」なんて思っている自分がいました。でも、やっぱりどうしても終わりは来てしまいます。コンサートの終わりではないので、立って拍手している人はいなかったのですが、本当は立ちたかったです。

 後半のブルックナーの感想はここでははしょりますが、スター軍団の演奏を存分に楽しむことができました。演奏が終わるとマエストロは周りの人たちといっしょに立ち上がって長く拍手を送っておられました。

 私のルツェルンフェスティバルは昨日でおしまい。本当にすばらしい、一生忘れられない音楽体験をした1週間でした。オーケストラや室内楽の日の感想は書けませんでしたが、どれもみな言葉にできないほどすばらしい音楽、演奏でした。ルツェルンフェスティバルの東京公演の実現は、資金的な問題も含めて容易ではなかったようです。実現に尽力してくださった方々(アバドさんも含めて)に心から感謝します。

 今回、すみこさんのゲストブックにおいでになる方々と新たにお目にかかれたこともとてもうれしかったです。今日からしばらくフヌケ状態で暮らします。今夜のコンサートに行かれる方のご感想を楽しみにしています。



No.216 夢の協演、共演、競演・・ 投稿者:ともママ 投稿日:2006/10/19(Thu) 09:16

15日(日)、末の息子の試合の応援で前半の室内楽のチケットは友人にあげてパスしたのですが、マエストロが出演なさる17時からは逃すわけに行きません。幸か不幸か(?)勝ち進む息子を見捨てて、いざ、サントリーへ・・。

会場に入り、室内楽奏者の椅子や譜面台とともにファブリー二のピアノがセットされているのを見てもう胸がいっぱいになりました。
最初はちょっと遠慮気味だったマエストロも曲が進むにつれてどんどん興にのってきました。
超一流の5人のメンバーが、時に挑発し合ったり自らを主張し合ったり、かと思うと完璧に一体となって美しい音を響かせたり・・。
ほんとうに贅沢なひと時を堪能しました。
特に3楽章、最高にホットで、それでいてとてもクールな演奏でした。

昨日(18日)は、もう朝から足が地に着いていません。
夜になってわかったのですが、朝、高校生の息子と中学生の娘のお弁当袋に反対にお弁当箱を入れ(量が倍も違うのに)、しかも両方お箸を入れ忘れていたらしいです。

大構成のオーケストラが着席した華やいだ舞台にマエストロ・ポリーニとマエストロ・アバドが登場、、、まさにゴージャス!!
「・・これって本当に現実なの!?」と、ほっぺをつねりたくなりました。
出だしこそちょっとヨロメキ(?)も見られましたが、ぐんぐん調子を上げて、顔を紅潮させ、椅子から腰を浮かせて、充実のオケに負けじと大熱演でしたね。
それに静かな部分、甘い部分の美しさは本当に天下一品でした。
3楽章のチェロのブルネロさんとの絡みは、親密な恋人同士の語らいのよう・・、官能的ですらありました。

客席のマエストロと同じ空間で聴いた後半のブルックナー、アバドらしくテンポ取りやルパートのしかたなど、重くなりすぎないセンス抜群の素晴らしい演奏でした。
盛り上がるところでは弦も管も轟いて、こちらの身体にズンズン響いてきました。
多用されるピチカートにのって奏でられるビオラのメロディーには魅了されました。
一人ひとり大変な実力と個性をもつ演奏家をあれだけ大勢集めて、ひとつの素晴らしい曲を作り上げていくマエストロ・アバドの統率力、、、すごいですね。

とうとう19日になってしまいました。
ついにルツェルン音楽祭、最終日です。
今日一日がいつまでも終わらなければいいのに・・・。



No.215 10月18日 投稿者:おじさん 投稿日:2006/10/19(Thu) 02:04

 リキリキ様、譜めくりの方とのやり取りはそういう事だったんですね! 私の位置からだと、楽譜が左側にあったとか分からなかったので、ちょうどピアノパートが無い部分だったので「自分でめくるね、やっぱりめくってね」みたいなコミニケーションだったと思っていました。微笑ましい一瞬でしたね!

 さあブラームスのピアノ協奏曲第2番です。日本では2度目の演奏になります。1981年の時の演奏はあまり覚えていないのですが、N響が鈍重だった記憶です。あれから25年。最初のホルンが鳴り出して、ああ… 来て良かったと少し感慨に浸ってしまいました。その後にすぐに現れるピアノソロ。あれ? ピアノの音がすごく遠くに感じられピアノ付き交響曲と言われるこの曲を意識してポリーニは抑えめで演奏しているのかと思いました。しかし、15日のブラームス…ピアノ五重奏曲と同様に、時間が進むにつれてどんどんピアノの音が輝いて来て、第1楽章後半にはCDで聞かれるようなバランスになりました。ポリーニは、ライブ盤では15歳の時の録音(第1楽章のみ)が残っているぐらい昔から弾いているレパートリーです。正規の録音でも1976年と1995年の二つ有り、私にとっても1976年頃にFMで放送されたエアチェックテープを、それこそ擦り切れるぐらい聴いた大切な曲です。それが今、目の前で繰り広げられている場所に居合わせた幸せはとても言葉では表現出来ません。終演後にすみこさんを始め親しい方とお話をしていても、私は幸福感いっぱいでちょっとうわの空でした。
 第2楽章の出だし… 11日のリストのソナタを弾き始めようとした時と同じように、一度手を構えながらセキの音があまりに大きいので一度手を下に戻しました。なるべく短めの間で弾き始めようとしたポリーニだったのですがちょっと残念でした。面白かったのは、アバドがその短めのタイミングのまま右側のチェロとビオラを指揮しようと右足に重心を移し右側を向いて手を上げようとしたのです。ポリーニはまだ弾き出していないので当然空振りというか(アバドは手を上げませんでしたが…)動作を止めました。その直後、ポリーニはアバドを見る事もなく弾き出し、アバドもポリーニを振り返る事もなく指揮を始めオーケストラも問題無く鳴り出しました。おそらくリハーサルでここは短めにという打ち合わせだったと想像するのですが、少しタイミングが違ったけどまったく問題が無かったのでこれが盟友の阿吽の呼吸かと感心してしまいました。
 第3楽章の美しかった事!! チェロのマリオ・ブルネロも絶品でした!!! 考えてみれば、15日の室内楽のメンバーがすべて揃っているんですよね! 恐ろしいぐらいに凄いオーケストラです。私の席からはザビーネ・マイヤーが死角になって見えませんでしたが、またクラリネットが体の一部に化したかのように演奏していたんでしょうね…
 演奏終了直後、ピアノの椅子から立ち上がるポリーニは、音楽の別世界に行ってしまったので現実の時間に戻るまで少し時間がかかる時がありますが、今日もそうでした。どこかうわの空でお辞儀をしていて、コンサートマスターとは習慣のような握手、アバドとは、まっ、いいかって感じですぐに袖に向かって歩き出しました。ところが、アバドがマリオ・ブルネロに満面の笑みを浮かべ握手を求め、拍手が大きくなって、すでにヴァイオリンの6列目ぐらいまで歩いていたポリーニが振り返り、おおっと! 忘れていたぜ! っと戻ろうとしましたが、アバドが来てしまったので仕方が無く袖に戻りました。次に出てきたポリーニは、すでに現実の時間に戻っていてまっすぐブルネロに向かいこれまた満面の笑みで握手を求め、一段と大きくなる拍手の包まれました。そういう事を目のあたりにして今日は本当に幸せでした。
 
 後半はブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」。客席にポリーニが現れた時には暖かい拍手が起こり、またポリーニと一緒に聴いたコンサートとなり、もう言葉になりませんね!



No.214 ちょっとだけ 投稿者:リキリキ 投稿日:2006/10/16(Mon) 14:43

演奏はおじさんさんが詳述されていらっしゃるので、
わたしはどうでもいいことを..(^^;)

昨日はポリーニの背中の方から拝見してたのですが、
最初楽譜をおかれた位置ががかなり左寄りで、
どうされたのか、ひょっとして目をどうかされた?など
埒もないことを考えていたのですが、しばらくしてやっと
ア、譜めくりの方がめくりやすいようにだわ、と思い及びました。

でも1楽章を終わったところで、さすがに見にくかった
のか、譜めくりの方の顔をちょっとみられてから
ずいっと右にずらされました..なんだか人間らしい(笑)ところを垣間見ました。

それにしても、お得感たっぷりのコンサートでした!
マイヤーのクラリネットにポリーニのピアノで
私の席だと5000円!

ちなみに、ピアノだけではなく、椅子も2つ
持ち込まれているようです。

くだらないことばかりで失礼しました。



No.213 ルツェルン音楽祭のポリーニ 投稿者:おじさん 投稿日:2006/10/16(Mon) 02:28

 さあ、今日は室内楽です。ザビーネ・マイヤーのモーツァルト…クラリネット五重奏曲。クラリネットが体の一部と化しているかのような、そし弦楽四重奏との密度の濃いアンサンブルで素晴らしい演奏でした。マイヤーのお辞儀の時、何故かクラリネットを持っている方の手がひょいと持ち上がる仕草がチャーミングでした。アンコールのウェーバー…クラリネット五重奏曲。私は初めて聞きましたがこれまたチャーミングな演奏で、微笑み溢れる演奏でとても幸福でした。
 ポリーニは、弦のメンバーとにこやかに出て来ましたが、イスに座ったとたん全メンバーとともに厳しい顔になりとても緊張感を感じました。ポリーニはすぐに調弦のための音を出しましたが、メンバーはあまり気にしている様子は無くすぐに調弦タイムは終わりました。チェロのマリオ・ブルネオが演奏準備に手間取って時間がかかる中、ポリーニは厳しい顔のまま1stヴァイオリンのコーリャ・プラッハーの方をジッと見て演奏開始の一瞬を待っていました。
 全開のピアノ(もちろんファブリーニ・スタインウェイ)のまん前にチェロ。左に1st2stヴァイオリン。右側にヴィオラという配置でした。出だしの数小節こそ手探り状態のアンサンブル、前半はピアノの音も少し遠く弦の音ばかりが聞こえていましたが、繰り返しをした所からどんどんピアノの音が輝いて来て、そこからは小オーケストラのようになり、時に一つの楽器のような一体感。時にソロ対伴奏と自由自在なアンサンブルで魅了されました。それにしても何という音楽でしょうか! ブラームスだから、とか、ポリーニが演奏しているから、とか、そんな事はどこかに飛んで行ってしまい、音楽のミューズに囲まれているとしか思えない一つの現象として訴えて来るような音楽でした。節目節目でそれぞれ相手の気配を伺う様子。今は自分が主人公なんだとどうどうとした姿。まるで叙情詩を大作舞台劇のようにした音楽でした。アンコールに第3楽章をもう一度演奏したので、エピローグ付きの余韻が残るコンサートでした。

 今日は忙しく、とんぼ返りしてミュージックバードで放送された1973年ロンドンのポリーニライブを聴きました。ベートーヴェンの第26番「告別」ソナタ。シューマンの交響的練習曲。ベートーヴェンの第21番「ワルトシュタイン」ソナタ。初来日1974年前年のライブで、紛れも無く当時のポリーニらしい演奏が、正規の素晴らしい録音状態で聴けました。特に告別ソナタは、1986年の来日時まで聴く事が出来なかったので、噂でしか聞いていない演奏が聴け興奮しました。

 某サイトで、1991年東京文化会館のディアベリ変奏曲や1998年サントリー小ホールで行われた語る会の時に弾いたシュトックハウゼン…ピアノ曲第10の映像がアップされています。1991年のディアベリは東京で2回。大阪まで行って1回。幸運な事にリハーサルを見る事が出来たので後半の半分ぐらいと、計3回半も聴いたのでとても想い出深い映像です。シュトックハウゼンを弾いた語る会は、自由席だったのでピアノのすぐ前の2列目でこの演奏を聴いたのでこれも想い出深いです。この映像は感慨深げに「ビューティフル」とポリーニがしゃべる直前で終わっているので残念ですが、それにしてもスゴイ映像が出てくるので驚いてしまいます。

 今日1日。午後1時からのルツェルン祝祭チェンバー・フェストTから音楽漬けだったのでとても疲れましたが、至福の長い1日でした… マエストロ、ありがとう…



No.212 至福の2日間 投稿者:ひろこ 投稿日:2006/10/14(Sat) 10:34

マエストロが好調なときは、それぞれの声部がくっきりと立体的に聴こえ音楽の姿がいっそう明確になるように私は感じます。11日のリサイタルではシェーンベルクを弾き始めた時からそう感じたので今日は好調に違いないと確信しました。ただシェーンベルクの演奏に関しては私個人としては2004年の横浜で聴いた時の感動が忘れられません。

 マエストロが不調なときは幾分テンポが前のめりになるように私は感じます。2002年のプロジェクトで聴いたアパッショナータは幾分テンポの乱れが感じられました。今回は全くそういうことはなく、完璧で感動的なアパッショナータでした。特に2楽章はすばらしく美しかったです。3楽章の最後はもの凄い早さでしたが、決して乱れることなく余裕さえ感じられる表現でした。みなさんおっしゃるように若き日の燃えたぎるような熱情とはちがいましたが、伝わってくる音楽の深さはそれ以上であったと思います。

 おじさん様がおっしゃる、右手をかばっている感じ、実は私も昨年のリサイタルから感じています。右手に重心を掛けきるのをためらっているような感じ…心配です。でも後半の演奏はそんな心配も吹っ飛ぶすごさでした。前半より響きは深く豊かになり「リストが来た」という演奏でした。でも私が何より感動したのはアンコールです。大ソナタを2曲も弾いたプログラムの後ではアンコールなしも覚悟していたのに。最後にスケルツォ3番が出た時には思わず涙がでました。こんなに弾いた後でこの大曲をこんなに完璧に弾くなんて…。

 いつもの通り、客電があがっても鳴りやまぬ総立ちの聴衆の拍手に応えて何度もにこやかに舞台に出てきてくださったマエストロ。すばらしい演奏を本当にありがとうございました。

 12日は室内楽のチケットをどぶに捨てて、渋谷のタワーレコードへ。短い時間でしたが、リサイタルのプログラムについて、モーツァルトの新譜について、今後の計画についてお話して下さいました。詳しくはすみこさんが報告してくださることと思います。サインをもらう時、私はイタリア語で簡単なお礼しか言えませんでしたが、あの知的な瞳で私の目をまっすぐに見つめて暖かい微笑みを下さいました。まさに私にとっては「時間よ止まれ!」の瞬間でした。マエストロは聴衆を、音楽ファンを本当に大切に思ってくださっているのだと感じられて胸が熱くなりました。

 めめ様、残念ながら11日のリサイタルにTVカメラは入っていませんでしたし、天井からマイクも下がっていませんでした。ブラームスのコンチェルトは絶対撮ってくれると信じています。こんなことなら署名を集めてNHKさんに送っておけばよかったですかね。

 ズー様、マエストロはピアノを2台持ってきているんですね。12日のトークでは、リサイタルで使ったピアノはパワフルですばらしい音がするのでブラームスのコンチェルトの時にも使いますとおっしゃっていましたよ。



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