Wie aus der Ferne 〜Guest Book〜

2006/02/14から2019/02/06のゲストブック記事です。

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No.533 新譜の発売予定 投稿者:すみこ  投稿日:2009/08/01(Sat) 12:07

ポリーニの新譜「バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻」輸入盤の販売予告が載りました。

HMVでは9月30日の予定。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/3646440

(インターナショナル・リリースが10月15日ということですが、少し早まるのでしょうか?)

Tower Record では10月16日の予定。

http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1974762&GOODS_SORT_CD=102

ライナーノートの読める日本盤は、いつ発売されるのでしょう。気になりますね。



No.532 銀髪のミューズ 投稿者:博多の人 投稿日:2009/07/25(Sat) 09:40

銀髪のアルゲリッチの写真(音友8月号)を見て,若い頃の見事な黒髪をふと思い出しました。疾駆する豹を思わせるような演奏,めらめらと立ちのぼる炎のような芸術に多くの人々が魅了されました。このようなアルゲリッチを高く評価しているポリーニですが,二人の気質の違いがリストのソナタの演奏に表れているように思われます。あと,シフの演奏は録音で数えるくらいしか聞いたことがないのですが,ずいぶん前にテレビで熱情ソナタが放映され,その端正でとても美しい演奏に衝撃を受けたことを思い出しました。ツイメルマンは,ショパンの2つの協奏曲の弾振り(CD)で深く甘美な世界を表出し,聞き手の心をメロメロにしました。これらの巨匠達が今後もますます活躍し,我々聞き手を幸福にしてくれることを願っています。


No.531 音楽の友8月号 投稿者:博多の人 投稿日:2009/07/22(Wed) 08:12

何年かぶりで音友を買いました。創刊以来68年になるのですね。8月号はピアノやピアニストの記事がいっぱいあって,しばらく楽しめそうです。


No.530 音楽の友8月号 投稿者:グロスター 投稿日:2009/07/20(Mon) 16:55

ピアニストへのピアノに対する思いが、インタビューで
語られており、それぞれが異なる見解とうところが
大変印象的でした。 私は聞く側なので気楽だなと
思いました。

バッハの録音、楽しみですね。 
モーツアルトのソナタも録音していただきたいです。



No.529 音楽の友8月号 投稿者:すみこ  投稿日:2009/07/18(Sat) 23:07

今日は音友発売日♪(^^)v♪ ポリーニのインタヴューが載ると〔次号予告〕にあったので、本屋さんに行く前に表紙を確かめておこうと、ホームページを見ると・・・アララ、載っていないではないですか!?
[Interview]アルゲリッチ、ギルバート、レーピン???
エ〜〜〜〜ッ? どうしてぇ〜〜〜〜? ガックリしつつも、とにかく、
〔●Scoop! 上海で久しぶりの再開(再会、ですね)、小澤征爾&マウリツィオ・ポリーニ〕
という記事を読みに図書館へ。

実物を手にすると、なんと、大きく「800号」と書かれた黒い表紙の内側に、また表紙が! マエストロ・ポリーニの写真でした!
“[特集]ピアノとピアニストの幸福な関係〜ピアノ誕生300年に寄せて”に、カラー・グラビアでポリーニのインタヴューが載っていました。ツィメルマン、ピリス、シフのインタヴューも同じ扱いです。(目次にはこの4人の名前は無く、執筆者と日本のピアニストの名前が列記されているだけ。だからホームページにも載っていないのね、と納得。でも、やっぱり、変!)
インタヴュー是非お読みいただくとして、一つステキなニュースがあったので、お知らせを。
「次回来日は2010年10月の予定」!!!! そしてバッハの平均律クラヴィーア曲集に話が及んで、
「日本では2010年の秋の来日で取り上げたいと考えています」!!!!! \(^o^)/



No.528 ショパンのエチュード 投稿者:博多の人 投稿日:2009/07/15(Wed) 07:47

管理人様,お調べいただき有り難うございました。DGから提案されることを祈ってます。ポリーニからの申し出でも嬉しいのですが。


No.527 Re:ショパンのエチュードの再録は? 投稿者:すみこ  投稿日:2009/07/14(Tue) 16:55

yahoo-geocityが不調で、しばらくアクセスができませんでした。皆様、ご迷惑をおかけしました。

レコーディングについて、数年前、ポリーニとDGの間で以降5年間の録音契約が結ばれた、とのニュースがあったのですが、いくら探しても、その記録が見つかりませんでしたm(_ _)m
覚えている限りでは、バッハ「平均律クラヴィーア曲集第1巻」、ベートーヴェンの「ソナタ全集」の完成、「シュトックハウゼンのピアノ曲集」が計画されていました(ショパン「ノクターン」のレコーディング前だったとしたら、その計画も入っていたかも知れません)。

モーツァルトの協奏曲は計画に入っていなかったけれど、レコーディングされました。DGからの提案だったそうです
また、ポリーニの「ショパンのある時期の作品を集めて演奏してみたい」とのアイディアから、先頃の「ショパン・リサイタル」が生れました。
ですから計画には無くても、ひょっとすると・・・?
作品番号20番台を集めたリサイタル(カーネギーホールで行われますね)のような演奏が、もし録音されれば、エチュード作品25が入るかもしれません(でも“エチュード全曲”としての再録音は、無いのではないでしょうか・・・)。
来年はショパン・イヤー。ポリーニによる、なんらかの記念盤があったら良いナ、と思いますね(^^)。



No.526 バッハの初録の後にショパンのエチュードの再録は? 投稿者:博多の人 投稿日:2009/07/11(Sat) 10:11

10月15日が待ち遠しいですね。ポリーニがどんなバッハを聞かせてくれるのか,とても楽しみです。ところで,来年はショパンのエチュード作品25を数回弾くようですが,ひょっとするとエチュード全曲の再録が計画されているのでしょうか? 情報がありましたら,教えてください。


No.525 発表されました! 投稿者:すみこ   投稿日:2009/07/10(Fri) 09:56

ポリーニのバッハ「平均律クラヴィーア曲集第1集」のリリースが発表されました。
インターナショナル・リリースは10月15日。詳細はDGサイトで(家のマークにUrl入れます)。



No.524 Mostly Classic 投稿者:すみこ  投稿日:2009/07/02(Thu) 00:38

遅ればせながら、雑誌の新刊をもう一つ(既にお読みになっているかもしれませんが・・・)。
MOSTLY CLASSIC8月号の公演Reviewに、伊熊よし子氏の文で、ポリーニの5月15日ショパン・プロの評がありました。初来日時の感動を想起する、というような文の、高い評価でした。
東条碩夫氏の「音楽巡礼記」では、19日のプログラムを聞いての感想。「ポリーニ健在」と結んでいます。この日の評はこれまで出ていなかったので、短い文ですが貴重な評です。ご一読を。

今年のリサイタルについて、何らかの形でまとめたいと思っていますが、ゲストブックにご投稿いただいた文を、コンテンツの方に載せてもよろしいでしょうか? もし、「ダメ!」とお思いでしたら、メールにてご連絡ください。また、これからでも、ご感想・ご意見をお寄せいただければ、幸いです。



No.523 雑誌の新刊7月号 投稿者:すみこ  投稿日:2009/06/21(Sun) 17:38

●「音楽現代」(15日発売)に、ポリーニの大阪公演の評がありました。門田展弥氏の文で、ショパン音楽の芸術的側面が探求され、夜想曲は「深い詩情を称えた名演でポリーニのいわば悟りの境地をみる思いであった。」

●「音楽の友」(18日発売)には数ヶ所にポリーニに関する記事がありました。
カラー・グラビアで、今春は人気ピアニストの来日が続いたとして、キーシン、ピリス、レオンハルト、ポリーニ、ツィメルマン5人の演奏会が紹介されています。(取材・文=真嶋雄大氏)
“芸術家に希求される要素すべてのファクターが調和し円熟味が加わった”ポリーニは、「プログラムの斬新さ」以外の5つの項目で満点の評価(15日ショパン・プログラム)。

“Concert Reviews”には、やはり15日の演奏評。「ポリーニのショパンはやはり鮮烈だった。」とはじまり、「ポリーニのショパン演奏の奥義と醍醐味を存分に堪能できる結果となった。」で結ばれる斎藤弘美氏の評。

“本誌カメラマンが選ぶこの1枚”に、小澤さんとポリーニの2ショット。(大窪道治氏の写真・文)

“イヴェントレポート”にポリーニの言葉が。5月17日スイス大使公邸にてルツェルン・フェスティヴァルの日本友の会例会が行われ、ヘフリガー総支配人とともにポリーニが出席。現代の音楽を演奏する必要性について熱く語っています。

“Scramble Shot”には、2010年国際ショパン年・8月にワルシャワで行われる音楽祭に、ポリーニが出演予定、とあります。(8月30日、リサイタルです)

また、次号予告に[Interview] マウリツィオ・ポリーニ、とあります。

●「ムジカ・ノーヴァ」(20日発売)には、グラビアの“ステージ”で15日の演奏会評。「深い思索を感じさせる演奏」と、道下京子氏の文。

●「レコード芸術」(20日発売)特集の“新編 名曲名盤300A〜ベートーヴェンからドビュッシーまで”にはポリーニの名盤がズラリと挙げられています。



No.522 ピアノ音楽の聖典 投稿者:博多の人 投稿日:2009/06/14(Sun) 09:34

ピアノ音楽の聖典という言葉を誰が言い出したのかは知りませんが、ショパンの練習曲集もそれに入るでしょうね。作曲された時代が離れていると、いろいろな違いが生じるのは当然のことでしょうが、違いを越えた共通性を見いだそうという行為は、ポリーニ・プロジェクトを支える精神の一つだと思います。グールドやツイメルマンのプログラム構成にも同様の試みがあるようですね。あまり専門的になり過ぎずに、いろいろな作曲家の作品を取り上げ、違いを考慮しながら共通点を見いだそうという試みは、「音楽は一つのものである」というブーレーズの発言を思い起こさせますね。


No.520 バッハとショパン 投稿者:博多の人 投稿日:2009/06/13(Sat) 09:47

昔から言われていることに、バッハの平均律全曲を旧約聖書、ベートーベンのピアノソナタ全曲を新約聖書、と両作品集をピアノ音楽の聖典とする考え方があるようですね。24の調を取り上げているという点からすると、バッハの平均律はショパンの24の前奏曲集に対応するのでしょうが、ショパンがバッハの平均律を意識して24の練習曲集を作ったとする見方もあるようですね。ショパンは、自分の練習曲集と前奏曲集を合わせて、バッハの平均律に敬意を表しているのかもしれません。ちなみに、ショパンの作品10-1ハ長調の練習曲を聞いていると、バッハの平均律第1巻ハ長調の前奏曲(とても有名な曲ですね)の曲想と何となく似ているところがあるなあ、と感じることがあります。バッハのゴールドベルク(ベートーベンのデイアベルリとの対応が示唆されています)を、ショパンの夜想曲集(フィールドの夜想曲との関連が示唆されています)と結びつけてみようという試みは、とても面白く、両者の共通的な部分の探索や夜想曲集に対する新たな見方の可能性など、いろいろと自由に発想を働かせて考えてみる機会を与えてくれるかもしれませんね。


No.518 Cagliari and "皇帝" 投稿者:すみこ   投稿日:2009/06/10(Wed) 11:25

マルタさんからカリャリでのバッハ:平均律は大成功だったとのメールが来ました。
で、Teatro Liricoのサイトで、ポリーニの演奏の短いビデオが見られますよ〜、と教えてくれました(家のマークにもUrl入れます).

http://www.teatroliricodicagliari.it/pages/pollinigiugno.htm



とも様、珍しい情報をありがとうございました。チェリビダッケとは、1960年ショパン・コンクール直後に共演(ショパンの協奏曲)したと知っていましたが、'82年に「皇帝」でも共演していたとは! 全く知りませんでした。ベーム/VPOの正規盤から4年後の演奏ですが、チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル(でしょうか?)との共演も、本当に興味をそそられますね。



No.517 海賊盤情報 投稿者:とも 投稿日:2009/06/08(Mon) 11:54

WORLD MUSIC EXPRESS からチェリビダッケと共演した「皇帝」が発売されるそうです(WME-S/M-1321 カップリングはハイドンの「太鼓連打」)。
1982 年 10 月 19 日の録音にもかかわらずモノラルということで、あまり音質は期待できないのでしょうね。

この頃のチェリビダッケは、まだそれほどゆったりテンポではないのかもしれませんが、ともすると実演ではアクセルを踏み込みがちのポリーニとの相性はいかがなものか、とても興味があります。



No.516 バッハ平均律 投稿者:nerdy  投稿日:2009/06/04(Thu) 12:53

いよいよ今月はポリーニ バッハ平均律の演奏開始ですね。
録音のCD発売で焦らされた状態。
また1つ楽しみが増えましたね。



No.515 インタヴューのこと・日程表の更新 投稿者:すみこ  投稿日:2009/05/29(Fri) 14:32

クロチルド様、モーツァルトのインタヴューをお知らせいただき、また、お優しいお心遣いをいただいて、ありがとうございました。本当に、イタリア語が聞き取れれば(話しもできれば・・・^^)と、私もいつも思います。以前は“インタヴュー嫌い”と思われていたポリーニですが、音楽については、いつも熱心に、そう、言葉を選んで、真摯に語るマエストロです。映像でお人柄を垣間見て、声を聞いて、その言葉をしっかり理解できれば、最高ですね。
でも、イタリア以外の国では英語でインタヴューに応じることも多いので、英語にご堪能なNerdy様は有利ですよ。

マエストロ・ムーティとは、共演はあまり多くない(5〜6回?)けれど、お互いに尊敬し合う友人同士と思います。ラヴェンナ音楽祭などで音楽を通じて平和、友愛を求め、またケルビーニ管で若い音楽家を育てる活動をするムーティさんの音楽観は、ポリーニの音楽に対する考えとも重なるのではないかと思います。同世代のお二人、共演の機会がもっとあると良いですね。

クロチルドさんのお知らせくださったロンドン、そのすぐ前のローマ(No.508では誤って“ミラノ”と書きました、すみません)の曲目、また新しい日程(ジェノヴァ、ミラノ)、変更された日程(ミラノ)などありましたので、Maurizio Pollini's Schedule [2009-2010 Season]を更新しました。



No.513 ごめんなさいね 調子良過ぎて 投稿者:Nerdy 投稿日:2009/05/28(Thu) 07:31

クロチルドさん 許して下さいね。インタビューを理解したいなら私がイタリア語を少しは努力して勉強して、聴く個人がプライベートに理解するのが正道と私は思う。辞書やイタリア語の本は2−3冊 用意するだけはしたのだけれど難しいです。概略などホント、しないで下さいね。ある意味でポリーニの話している声を聴くだけでも語彙を越えて音の調子で何かを感じ取れば それでヨシが正解と思うようになりました。早道をと思った私を許して下さい。


No.511 興味深いご意見 投稿者:博多の人 投稿日:2009/05/27(Wed) 17:47

Nerdy様のご意見『協奏中とソロの部分とそのアレンジで、ポリーニなら「別々のものではなく、カデンッアも全体に織り込まれた部分」と言うのでは? と。ある意味でポリーニが世の中とポリーニ自身との関係づけに共通するのではと思う』このアナロジーはとても興味深いです。


No.510 ポリーニのモーツアルト協奏曲K467のビデオ 投稿者:Nerdy 投稿日:2009/05/26(Tue) 12:41

早速 見ました。ポリーニのモーツアルトを聴くとやみつきになってしまいます。
ところで クロチルドさん ポリーニがイタリア語で何を語っているのか分かるのは羨ましい限りです。ポリーニのインタビューのビデオはイタリア語が殆どだから それが分かれば どんなに良いことか、、何時もそう思います。
ポリーニがカデンッアを語っているとなると、どう言っているのか想像するばかりですが、協奏中とソロの部分と そのアレンジで、ポリーニなら「別々のものではなく、カデンッアも全体に織り込まれた部分」と言うのでは? と。ある意味でポリーニが世の中とポリーニ自身との関係づけに共通するのではと思うので、是非、簡略を教えて下さいませんか? 非情に興味があります。



No.508 Re:2010年ロンドン リサイタルプログラム  投稿者:すみこ  投稿日:2009/05/26(Tue) 00:14

クロチルド様、インタヴューのご紹介と、ロンドンのプログラムのお知らせを、ありがとうございました。カーネギーの第1夜とほぼ同じ、初期の作品集ですね。すぐ前のミラノ・リサイタルも同じプログラムのようです。
ポリーニの若い日からの愛奏曲ばかり。きっと素晴らしい演奏になるでしょうね。お楽しみに!



No.506 19日のアンコール 投稿者:すみこ  投稿日:2009/05/20(Wed) 00:52

シューマンもドビュッシーも、本当に素晴らしい演奏でした。
3曲のアンコールも含め、パーフェクト!といえるほど、絶好調でした。
ドビュッシー:沈める寺、西風の見たもの
リスト:超絶技巧練習曲第10番



No.504 3年ぶりの感動 投稿者:ひろこ 投稿日:2009/05/16(Sat) 17:26

本当に久しぶりに投稿させていただきます。
待ちわびた3年ぶりのリサイタルに昨晩行ってまいりました。
他の皆様も言っておられるとおり、マエストロは心身共にとても充実なさっているようで、私が経験した中でも一、二を争うすばらしい演奏でした。実を言うと2005年と2006年のリサイタルは悪くはないながらも、「ポリーニしか出せないピアノの音」というのが聴かれなくて、物足りなさを否めませんでした。正直なところ、もうあの音は出せないのかもしれないと不安になったくらいでした。けれども今回「ポリーニの音」完全復活!重厚な低音部、輝かしい高音部、ffはもちろんpでもppでも、どんなに早かろうが複雑だろうが、すべての音が大きなエネルギーを持ってホール中に響き渡ります。これこそが聴衆を熱狂させ続ける「ポリーニの音」…。最初の前奏曲はまだエンジン全開とはいかないまでも、一音一音慈しむような語り口で、今日はいい演奏が聴けそうな予感がしました。バラード2番、テンポ感も落ち着いていて余裕のある演奏、マエストロもどんどん気持ちが入ってきた感じ。追加された2つの夜想曲op27の1番は夜想曲にしては重厚な演奏で夜想曲離れしてまるでバラードみたい(笑)。2番もいつもアンコールで弾くときよりもかなりスケールの大きい演奏でした。そしてソナタ2番。ピアノの音は輝かしさを増してきました。マエストロが好調の時は際だって音の粒建ちがよくなり、複雑に入り組んだ声部がはっきりと分離してきこえるのですが、この日のマエストロはまさにそうでした。一楽章二楽章は、最近の再録音よりは若き日の録音を彷彿とさせる演奏。3楽章のトリオのあの美しさを表現する文章力がなくて残念です。どうしてあんなに美しいppが出せるのでしょうか。そしてギョッとするほど速い4楽章。どんなに速くても全く乱れず。この不可思議な曲はもしかするとこのくらい速く弾くと本質が伝わるのかもと思うくらい。後半もますますすばらしい演奏でしたが、すでに長く書きすぎたので詳細はやめます。特に子守歌すばらしかったです。そして第三部とも言うべきアンコール。アンコールと言えども気楽に弾き流すなんてことはなく、本プログラム以上に集中力をもって奏でられたバラード1番とスケルツォ3番(この期に及んでこんな曲を弾くなんて!)は涙が出るほどのすばらしさでした。客電があがっても鳴りやまない、総立ちの聴衆の嵐のような拍手の中、マエストロの満足そうな輝くような笑顔がとても素敵でした!長ったらしい私の文章を最後までお読みくださったとしたら、どうもありがとうございました。



No.503 5/15東京公演 投稿者:ズー 投稿日:2009/05/16(Sat) 08:50

おひさしぶりです。昨日の東京公演、前から3列目の左側で堪能させていただきました。
演奏中の息遣いまでが伝わってきて、
一瞬たりとも目を離すことがありませんでした。

スケルツォもバラードもこれまでに何度も
聴いていますが、これまで以上に素晴らしい演奏で
感動いたしました。

前の方の席ですと、さらにいろいろな発見があり、
昨日は、ピアノの椅子の脚(前側)にアジャスターの
ついていることが気になりました。
若干、ピアノに向かって前かがみ(?)に
なるように見えました。微妙な角度を
つけるのにはいいのでしょうか。

私は仕事の都合で19日は行かれません。
聴きにいかれた方のお話を楽しみにしています。

P.S
すみこ様はじめ、皆様の姿をお見かけいたのですが、
開演のベルが鳴ってしまい、また終演後はサイン会に並んでしまいましたので、ごあいさつできませんで失礼いたしました。



No.502 東京のリサイタルは、大成功! 投稿者:すみこ  投稿日:2009/05/16(Sat) 00:59

マエストロはお元気そうで絶好調、楽器はFabbriniのサインが光るピアノで、美しい音がホール中に響き、本当に素晴らしい演奏でした。
アンコールは5曲。「革命」、バラード1番、練習曲op.10-4、「雨だれ」、そして最後にスケルツォ第3番!
まずは簡単なご報告まで。



No.501 サササーッと乗り込む姿 投稿者:nerdy 投稿日:2009/05/14(Thu) 06:04

すみこ様は大阪公演も遠出して聴きにいらしたのですね。次は東京公演、、、羨ましいです。
ポリーニが外に出て来る楽屋口もファンは知っているのですね。カーネギーホールでは何処から出て来るのかしら。それとなく調べて来年は一度、車に乗り込む姿を見てみたいです。サササーッ ではない事を願って。サイン会は無いのですね。



No.500 Re:大阪公演 投稿者:すみこ  投稿日:2009/05/14(Thu) 00:13

ミスターX様、ファン様、大阪公演のご報告をありがとうございました。私も聴きに行きましたが、ちょっと寄り道して今夕(13日です)帰宅したところです。
マエストロ、お元気そうでしたね。前半、美しいノクターンに続けて弾いたソナタは、熱のこもった素晴らしい演奏でした。後半も「英雄」からアンコールにかけて大いに盛り上がり、最後は「雨だれ」で静かに終るという選曲も、なるほど!と思わされました。満席ではないけれど(私の見たところ95%くらい?と思いましたが)大阪のファンの方々も久々のポリーニ・リサイタルを熱心に聴き、楽屋口での“お見送り”も、とても熱かったです。にこやかな笑顔でサササ〜ッと車に乗り込む姿を、私もチラッと見ました(今回私の席は後方だったので、せめて一目近くで、と、ミーハーしました^^;)。
15日からの東京公演が本当に楽しみです。



No.499 完璧主義者?開拓者? 投稿者:Yamaken 投稿日:2009/05/13(Wed) 13:37

私は残念ながら行けませんが、日本公演が始まり楽しまれている方々も多いかと思います。うらやましい限りです。

ポリーニの来日公演では、弾きこまれた、これぞというレパートリーを携えて来てくれているように思います。とはいえ、完成された演奏をそのつど再生する、というイメージはあまりなく、たとえ再三弾かれたレパートリーであっても、一回ずつが、いまここで生まれた音楽であるかのような演奏を生み出す挑戦のように、実演からは感じてきました。実演のたびに、それまで聴いていた過去の録音や実演の記憶とは違う質感の演奏に驚いたり感激したりすることが何度もありました。レアなレパートリーの場合であっても、夜のガスパールは聴いたことがないので判断することはできないのですが、例えば昔放送された「冬の旅」などは、フィッシャー・ディースカウの歌に寄り添うというよりは、歌手とピアノのための二重奏といった趣で、確かにオーソドックスな歌曲のアプローチとはかなり異なっている、しかし曲の新たな可能性を引き出したような演奏でした。そういうわけで、確立したレパトリーのみならず、新レパートリーでも、何か新しい名演が聴けるじゃないか、と期待したくなるところがあります。私にとっては、ポリーニは、完璧主義者というよりも、今なお、ピアノ音楽の開拓者、挑戦者のイメージでありつづけています。

来日公演のレポート楽しみにしています。



No.498 すいません 投稿者:ミスターX  投稿日:2009/05/13(Wed) 08:50

その通りです。お詫びして訂正します。


No.497 昨日(大阪)のアンコール 投稿者:ファン 投稿日:2009/05/13(Wed) 08:06

アンコール1曲目は、
「木枯らし」ではなくて、「革命」ですよ。



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