Wie aus der Ferne 〜Guest Book〜

2006/02/14から2019/02/06のゲストブック記事です。

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No.610 おめでとうございます 投稿者:ひろこ 投稿日:2010/01/05(Tue) 17:54

すみこ様、皆様、あけましておめでとうございます。
マエストロのお誕生日をご一緒にお祝いしたく、またこの
Wie aus der Ferneの9周年にお祝いを申し上げたく、
久しぶりにお邪魔しました。最近はあまり投稿はしておりませんが、
ちょくちょくすみこ様の載せてくださる最新の情報をチェックしたり、
ゲストブック上の興味深いやりとりを読ませていただいたりしています。
すみこ様の絶え間ない努力(もちろんマエストロへの深い愛情が原動力となって)と
暖かいお人柄により、いつお邪魔しても美しい音楽が流れている場所のような、
すばらしいホームページだと思います。
今日は日記帳に載せておられるインタビュー記事を読ませていただきました。
すみこ様が翻訳なさったのでしょうか。ショパンイヤーの始めにマエストロの
ショパンに関する発言にふれることができて本当にうれしく思います。
どうもありがとうございました。ショパンの音楽は歳を重ねるごとに
さらにそのすばらしさを感じるようになり、ますます魅了されていきます。
マエストロの言葉に深く頷きながら読ませていただきました。
今年はショパンの音楽にもシューマンの音楽にも沢山接していきたいと思っていますが、
何と言っても私にとっての一大事は秋のマエストロ来日のチケットを確保することです!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。



No.609 少々遅ればせながら・・・ 投稿者:すみこ  投稿日:2010/01/05(Tue) 15:37

皆様、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

とも様、お年玉をありがとうございました(*^^*)v
アンコールのバガテルは、久々の登場ですね。なんだか懐かしい気がします。
考えてみると、今年のポリーニのプログラムは殆どがロマン派。ベートーヴェンを全く弾かない、という珍しい年ですね。その分(?)、ソナタの録音に力が割かれたりするのでしょうか。それに、秋からは、またプログラムに載るようになるかもしれませんね。



No.607 12/7 パリでのリサイタルから 投稿者:とも 投稿日:2010/01/01(Fri) 22:06

明けましておめでとうございます。

新年早々、お年玉を拾いました(笑)。

http://drop.io/polliniparis/

12/7 パリでのリサイタルからです。



No.606 今年も、ありがとうございました! 投稿者:すみこ  投稿日:2009/12/31(Thu) 00:11

今年も残すところ一日となりました。皆様には、今年はどんな一年でしたか。
毎ごとに、時の流れの早さに驚きつつ迎える年末ですが、今年は、大きな出来事がありましたね。
出口のない経済・社会、どん底みたいな政治から“政権交代”へ。でも“新”たな世界は、まだまだずっと遠くに・・・。多くの不安と少しの希望を乗せながら、時は留まることなく進んでいく、という感じです。
個人的には、不安の中にも喜ばしいことも幾つかあった私の一年ですが、ポリーニ・ファンの私としては、5月のリサイタルの大きな感動、秋のバッハのCDリリースは本当に嬉しいことでした。毎年恒例の年末の「第九」も、今年は「聴きたい!」と思わなかったほど、「平均律」の世界にドップリ浸っているこの頃です。そう、Grazie, Maestro!の一年でした。

このゲストブックをお訪ねくださった皆様にも、Grazie!と申し上げます。
以前から訪れてくださる方、今年新たに加わってくださった方、多くの方々のご意見を頂いて、続けてこられたことを感謝いたします。私自身は、充分な関わりができないことも多々ありましたが、ゲストブックという場を通じて多くの方がお互いにご意見やご感想を交わしてくださったことを、とても嬉しく、またありがたく思っています。
これからも皆様の温かい支えのもと、一層楽しい語らいの場としていけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

元日は日本全国キビシイ寒さに見舞われるようです。雪の多い地方の方、充分お気をつけて、皆様、どうぞお元気で良いお年をお迎えください。



No.605 音友のポリーニ 投稿者:博多の人 投稿日:2009/12/27(Sun) 09:18

ショパン・ソナタ第2番の第1楽章冒頭部分の繰り返しについて、ポリーニらしい解釈の仕方だと、とても感心しました。同様の繰り返しを行っているピアニストは他にもいるのでしょうか?


No.604 KAJIMOTO CONCERT 投稿者:すみこ   投稿日:2009/12/25(Fri) 09:42

KAJIMOTOのサイトに、KAJIMOTO CONCERT-Vol.27 (2009 NOV.)がアップされました。(家のマークにUrl.入れます)
P.4に柴田克彦氏の文でワールド・ピアニスト・シリーズについて、P.7とP.8にそれぞれの日程、チケット料金などが載っています。シリーズ券は既に完売したようですから、今後の単券発売が気になるところです。



No.603 雑誌の新刊2010年1月号 投稿者:すみこ  投稿日:2009/12/25(Fri) 01:05

新刊が出て1週間ほど、もう皆様ご覧になっているかもしれません。遅ればせながら・・・。
「音楽の友」は、「祝・ショパン生誕200年」という特集で、歴代のショパン・コンクール優勝者にインタビューしています。ポリーニはソナタ第2番について述べています。
「レコード芸術」では、現代名盤鑑定団「ショパン:《バラード》全曲」に、勿論ポリーニの名盤も取り上げられています。
「ショパン」も当然ショパン特集。“21世紀のショパン弾きは!?”というタイトルで、ショパン弾き 四天王物語として、アシュケナージ、ポリーニ、アルゲリッチ、ツィメルマンについて、萩谷由喜子氏が書いています。また、松尾治樹氏がCD・DVDについて書いています。

それから、来年のワルシャワのリサイタルについて問い合わせたのですが、やはり“残念ながら、行なわれません”とのことでした。本当に残念! でも、1年を通じて、世界中のリサイタルで、ショパンの名曲を沢山取り上げるマエストロ。ショパン生誕200年を祝う気持ちは、誰にも負けませんよね。



No.601 作曲は創造? それとも発見? 投稿者:博多の人 投稿日:2009/12/23(Wed) 10:14

クロチルド様のご投稿、興味深く読ませていただきました。これは、私の独断と偏見にみちた妄想にすぎませんが、作曲家は曲を創造するのでしょうか? それとも発見するのでしょうか? 例えば、楽曲を構成する諸要素の無数ともいえる潜在的な組み合わせの中から、作曲家はその霊感に導かれて、ある特定の組み合わせを発見するのではないだろうか、と想像してみます。こうして発見された曲はある種の「客観的なもの」であって、演奏家はそれを分析して解釈するために、伝統を尊重しながらも新しい視点を持ち込み、何度も繰り返し演奏されてきた同じ曲に新鮮な命を吹き込むのでしょう。もちろんその際、ある特定の組み合わせの発見に導いた作曲家の霊感を理解することが大切なのは、言うまでもないことです。ポリーニは、演奏という行為をサイエンスとしてとらえているようにも思えますが。どうでしょうか?


No.599 バッハの平均律 投稿者:グロスター 投稿日:2009/12/15(Tue) 21:47

ポリーニは、バッハの平均律のピアノ演奏から離れておられたということで、その想いを少しでも知りたいと本来のチェンバロでの演奏も改めて聞いています。チェンバロで素早く弾く、ピアノでは演奏し難い箇所、ポリーニはどのように効果的に演奏しているか、苦労されている部分など、改めて発見することができました。

ポリーニ、リヒテル、グールド、それぞれまったく別の世界を示しており、一つの曲からこうも違ったものになるのかと、思っています。
力量に裏打ちされた個性がはっきりと出る点は絵画と似ていますね。



No.598 とり急ぎお知らせ! 投稿者:すみこ  投稿日:2009/12/09(Wed) 15:03

サントリーホールの「2010年コンサート・カレンダー」によると、
10月23日(土)マウリツィオ・ポリーニ ピアノ・リサイタル と記載されています。

10月17日(日)(ワールド・ピアニスト・シリーズB)
10月23日(土)
11月3日(水・祝)(ワールド・ピアニスト・シリーズA)
この3公演がサントリー・ホールで行われるわけですね。(カレンダーに印をつけましょう!)



No.596 Re:オペラの一夜 投稿者:すみこ   投稿日:2009/12/05(Sat) 19:12

クロチルド様、RAI3の"Che tempo che fa"をご覧になれて良かったですね。
"Una notte all'opera"と題したこの特集番組、とても好評だったようで、ナポリターノ大統領から、司会者と3人のマエストロに、"Vivi complimenti!"(本当におめでとう!って感じでしょうか)との電報が届いたそうです。
放映後すぐにビデオになっていたので、私も見ました。(家のマークにもUrl.入れます)

http://www.rai.tv/dl/RaiTV/programmi/media/ContentItem-26a99571-6e77-4046-a7e0-3884628d5c4a-ctcf.html

話の内容はサッパリ(^^;)、クロチルドさんのご報告を頼りに見ました。ありがとうございました。
3人のマエストロが、楽しそうな雰囲気の中で、音楽の素晴らしさを熱心に語っていたのが印象的でした。スカラ・フィルの「カルメン」の演奏、アバドとバレンボイムのベートーヴェンの共演も聴けて、嬉しかったですね。


それから、来年夏のワルシャワの演奏会について。予定表に確かに載っていた“8月30日・Pollini”の文字が今は見当たらず、どうしたのかしら・・・? と、私も不思議に思っていました。
先日、ルツェルン・フェスティヴァルのプログラムが発表されたのですが、そこに
8月29日“Progetto Pollini-Luzern, Maurizio Pollini”とあるのです。
もしかしたら、日程の都合で、30日はキャンセルになったのかもしれませんね。
なお、このProgetto Polliniの曲目は、ショパン:24の前奏曲、ドビュッシー:練習曲第2集、ブーレーズ:ソナタ第2番、という、聴き応えのあるものです。



No.594 先行発売 投稿者:すみこ   投稿日:2009/12/03(Thu) 10:56

ワールド・ピアニスト・シリーズの先行発売が近づき、KAJIMOTOのサイトに紹介文が載りました。

http://www.kajimotomusic.com/news/2009/12/02/2010-11-1.php

e+の特集ページ(ここから申し込みが出来る)もUpされています。(家のマークにUrl.入れます)
座席が選べる先行発売が17日から。シリーズ券ご希望の方は必見!ですよ〜。

A、Bシリーズとも、どの演奏会もプログラムが全く載っていないのですが、ポリーニ(ルプーも)の2回は異なる曲目になるのか、その注意書きが無いのが、ちょっと気になります。



No.593 イタリアのTVに出演 投稿者:すみこ   投稿日:2009/12/02(Wed) 18:13

12月3日(木)夜、21:10〜23:30、イタリアのテレビRAI3の"Che tempo che fa"という番組に、ポリーニが出演します。(家のマークにもUrl.入れます)

http://www.chetempochefa.rai.it/dl/portali/site/articolo/ContentItem-fd507a88-5b6a-4bfa-bfb2-521ec2cfbee8.html?refresh_ce

今回は12月7日にミラノ・スカラ座で開幕公演に「カルメン」が上演されるのに先立ち、指揮のバレンボイムと、また来年6月にスカラ・フィルに23年ぶりに客演するアバドと、3大マエストロが一緒に出演します。スカラ座のリスナー総裁やスカラ・フィルも登場して、演奏も聞けるようです。司会のFabio Fazioによれば、ポピュラーなTVを通じて、クラシック音楽により近づき、良く知るための試みとして行われ、時間も長い特別番組となっています。
Webで(ソフトをインストールすれば)、Live(日本時間4日午前5時10分〜)でも見られるようですが、この番組は過去の放映分をビデオで見られるようになっているので、それを利用して、ゆっくり見る(話は判りそうにない・・・)のも良いですね。



No.591 やっぱりポリーニ 投稿者:マーリン 投稿日:2009/11/30(Mon) 11:20

すみこさんの「平均律をめぐって」を読ませていただきました。私のような誤解を招きやすいような書き方でなく、まさに私の思いと同じことを正確に具体的に表現されていて感服いたしました。(失礼な言い方だったらゴメンナサイ。多分年上でしょうから許して下さい) 実は平均律はグールドが好きでした。そこにポリーニがどんな演奏をするのか、内心心配でした。でも最初聞いた時から「ウワ〜やっぱりポリーニだ」と思いました。その凄さに心洗われるようでした。それでこんどは恐る恐るグールドを聞いてみました。それはやっぱりグールドでした。すみこ様の言われる通りですね。一言ありがとうございますと申し上げたくて投稿しました。


No.590 お知らせを2つ 投稿者:すみこ   投稿日:2009/11/29(Sun) 16:30

カジモト・イープラスのサイト、会員限定先行受付カレンダーに「ワールド・ピアニスト・シリーズ」の発売情報が載りました。“曲目は後日発表となります”ということです。
さて、気になるお値段は・・・Aシリーズ:54,000円、Bシリーズ:55,000円(タカい!ですね、やっぱり。。。 ^^;)
発売日時など詳細は下のページをご覧ください(Url.を家のマークにも入れます)。

http://kajimotoeplus.com/pc/members_calendar.html

もう一つは放送のお知らせです。Thank you, Jae-Wook!
フランスのラジオで、“Pollini Perspectives 8”12月7日サレ・プレイエルでの公演が放送されます。ベリオ、シェーンベルク、ベートーヴェン「ハンマークラヴィア」というプログラム。

http://sites.radiofrance.fr/francemusique/em/concert-soir/emission.php?e_id=80000056&d_id=395001615

12月29日:20時〜22:30(日本時間:30日午前4時)“Concert du soir”という番組です。
時差8時間の前にダウンしそうですが、その時間に聞く場合は、右の"ecouter le direct"をクリック。
でも、この番組はありがたいことに、放送後7日間、いつでも聞けるようなのです。
ページ右の"en archives"をクリック、"cette emission est disponible en ecoute a la carte"という表示があれば日付・プログラムをクリック、換わったページの“(re)ecouter”でヘッドフォンのマークをクリックすれば、聞けるようになります。(但し、年末年始はどうなるか、ちょっと心配です)



No.589 Re:バッハもいいけれど・・・ 投稿者:すみこ  投稿日:2009/11/29(Sun) 16:28

93様はじめまして。よろしくお願いいたします。「平均律」本当に素晴らしいですね(^^)
モーツァルトも、もっとポリーニの演奏で聴きたいし、録音もしてほしいですね。でも、協奏曲に対しては指揮も兼ね、熱心に取り組むマエストロですが、ソナタはめったに取り上げません。レコーディングはやっぱり“夢”かも・・・。
でも、バッハの「平均律」録音という大仕事を終えて、また新たな目標・プランが生れるかもしれませんよ。“夢”は持ち続けましょう!



No.588 バッハもいいけれど・・・ 投稿者:93 投稿日:2009/11/28(Sat) 20:14

はじめまして。すみこ様、皆様。
初の投稿になります。
ピアノの恩師にショパンの練習曲のCDをプレゼントしてもらい衝撃を受けて以来、ポリーニのファンです。
バッハの平均律、すばらしいですね。毎日聞いています。
バッハもいいけれど、でも私はモーツァルトのソナタもマエストロにぜひ録音して欲しい(笑)
叶わぬ夢でしょうかね・・・



No.587 「平均律」をめぐって 投稿者:すみこ  投稿日:2009/11/28(Sat) 19:01

「レコード芸術」に連載の吉田秀和さんの「之を楽しむ者に如かず」。12月号ではポリーニの新譜は写真しか載っていませんでしたね。「これはじっくり聞いてから書きたい」と(いうような)コメントで。その通りですね、じっくり聴く、ゆっくり味わう、という聴き方が、このCDには何よりも相応しいと思います。とかく批評というものでは、他の演奏や従来の解釈との比較がなされがちだけれど、ポリーニがバッハの宇宙と対峙して表しているのはポリーニ独自の世界。勿論、グールドにはグールドの、リヒテルにはリヒテルの、独自の世界があるのですから、それらを徒に比較することなどできませんね(まして優劣つける、などということは・・・時々そんな感想を見ると悲しくなります)。吉田秀和さんはきっと「之を楽しむ」人として鑑賞されることでしょう。来月(? かどうか判りませんが)、評を読むのが楽しみです。

私自身も、何度か聴いて、聴き馴染んできて、最初は畏まって聴き始めたのに、近頃は「楽しむ」ようにもなれました(^^)v。クロチルド様は「官能性」と書いていらっしゃいましたが、ポリーニの体温が伝わってくるような、人間味に溢れた、美しくも熱い演奏ですね。

グロスター様の仰るように、ポリーニの音は良いオーディオで聴けば、それだけより一層の魅力を発揮するようですね。以前ある評論家が、装置を新しくして、初めてポリーニの音楽の素晴らしさが判った、圧倒された・・・というようなことを書いていましたっけ。

>要求されるものが並ではない、その分、こちらの努力に対してはっきりと反応します。

ポリーニの音づくりにかける情熱を、十分に受け止め味わうためには、聴き手も努力しなくては・・・と思いつつ、相変わらず小っちゃなプレーヤーで聴いている私です(^^;)。
ライヴで、是非「平均律」の演奏を聴きたいですね〜。



No.586 バッハをピアノで弾いた天才たち 投稿者:マーリン 投稿日:2009/11/27(Fri) 01:43

ポリーニとグールドのような天才たちを比較することが意味あることだとは思いませんが、好き嫌いで言うなばファンとしていいかなと思っています。
シェーンベルク、ブラームス、ベートーヴェン、モーツアルト...を両者の演奏で聞けることの幸せを考えています。昔、グルード讃を書いた吉田秀和さんが、今度のポリーニのバッハにどんな感想を述べられるのか楽しみです。



No.585 音楽の歴史の大局観 投稿者:博多の人 投稿日:2009/11/25(Wed) 08:08

「Perspectives Uchida」が催されていたなんて、管理人様の記事を読むまで、まったく知りませんでした。音楽の歴史に関する大局観を大切にしているのでしょうね。これに関しては、ポリーニやアバドの活動が著しいのですが、古くはカラヤンやグールドが試みていたようで、近年はツィメルマンも取り組んでいるようです。ポリーニのが真っ向勝負であるのに対し、内田光子は観客が拒否反応を示さないように聞き易さを考慮しているようにも思えます。


No.584 Re:ポリーニの影響なのでしょうか 投稿者:すみこ  投稿日:2009/11/23(Mon) 18:58

博多の人様、内田光子さんのリサイタルは、素晴らしい演奏だったようで、お聴きになれて良かったですね。とてもロマンティックだったというバッハやモーツァルト、ステキだったろうなと、想像しています(ポリーニの「平均律」を聴いていても、バッハの音楽のもつロマンティシズムに驚かされることが、多々ありますね)。
今や世界中で大活躍のUchidaさんですが、真摯さ、謙虚さ、音楽への献身など、ポリーニの姿勢と通じるものがありますね。独自の視点をもって、現代の作品を含むプログラムを組んだり、室内楽や他の演奏者とコラボレートする一連のシリーズ(カーネギーで、Perspectives Polliniの翌年に、Perspectives Uchidaを開催しています)を手がけるなど、ポリーニの活動と重なるものもあります。ポリーニの“影響”かどうかは判りませんが、深い共感を持っているのではないでしょうか。ピアノ界をリードしてきたポリーニの、現代の作品を擁護する毅然とした姿勢は、きっと、ポピュラーなピアノ作品ばかりでは飽き足りない、意欲的なピアニストに、大きな励みになっていることでしょう。Uchidaさんの活動もまた、若いピアニストに、また聴衆にも、良き刺激を与えてくれるのでしょうね。



No.583 CDでの印象 投稿者:グロスター 投稿日:2009/11/22(Sun) 19:11

ポリーニの平均律
楽譜を忠実に表現しようという求道者の姿勢で臨んでいる、ところが重々しさ窮屈さを感じさせないのは、他にはないほのかな歌があるからではと思いました。レオンハルトの演奏などと共に、じっくりと聞いてゆきたいと思います。 

ポリーニは、音が均一で軽くて、俊敏ですね。こちらがかなりの再生装置を用意しなければ満足に鳴らない。要求されるものが並ではない、その分、こちらの努力に対してはっきりと反応します。

ポリーニのCDを聞いて、人によってさまざまな感想が書かれていますが、印象に残らないという場合、再生装置に原因があると考えています。すみこ様がオーディオ関連の記事に触れられているので書かせていただきました。



No.582 World Pianist Series 投稿者:すみこ  投稿日:2009/11/21(Sat) 12:08

音楽の友12月号の“KAJIMOTO”の広告に、すでに来年のポリーニの日程が載っていました! I様、お知らせありがとうございました。
10月17日(日)と11月3日(水・祝)の2回、いずれもサントリーホールです。

"WORLD PIANIST SERIES 2010-2011"の広告で、
Aシリーズとして11月3日、Bシリーズとして10月17日、です。

シリーズ券発売の日程は(詳細は「音楽の友」12月号をご覧ください)
カジモト・イープラス会員限定先行受付:12/11〜12/13
一般発売:12/20〜12/25 
もう、すぐ! ではないですか! 

ちなみにシリーズの他のピアニストは、
A:ファジル・サイ、ラドゥ・ルプー、ピエール=ロラン・エマール、ラン・ラン。
B:ダン・タイ・ソン、ラドゥ・ルプー、アンドラーシュ・シフ、ユジャ・ワン。
という、錚々たるメンバーです。きびしいチケット獲得戦になるかも。

詳細は近日発表! → http://www.kajimotomusic.com/ となっています。

公演は東京での2回のみなのか、曲目は何になるのか、1回券の発売はいつになるのか・・・ワクワク、ドキドキ、気になりますね。(入手できるのか??? もっと気になります!) 



No.581 ポリーニの影響なのでしょうか 投稿者:博多の人 投稿日:2009/11/21(Sat) 10:25

2005年11月大阪で聞いたポリーニのコンサート以来、実に4年振りにライブを聞きました。11月19日にアクロス福岡で行われた内田光子ピアノリサイタルです。前半がモーツアルトとバッハの作品にクルターグの小品がちりばめられ、後半はシューマンでした。このように古典派やロマン派の音楽と現代音楽を組みあわせたプログラム構成には、ポリーニの影響があるのでしょうか? 内田光子の考えが浸透した、とても充実した演奏会でした。モーツアルト、クルターグ、バッハの音楽がかもし出す雰囲気は、違和感なくつながっていました。そして、前半のバッハ「フランス組曲第5番サラバンド」、クルターグ「終わりのない遊び」、モーツアルト「ロンドイ短調」は、驚いたことに過剰なくらい、ロマン派の音楽のように演奏されました。後半のシューマン「幻想曲ハ長調」へつなげることを意識したのかな、と想像しました。最弱音から最強音までピアノが鳴りきっていました。内田光子は、ひざに頭がつく位、深々とお辞儀をする人なのですね。びっくりしました。笑顔も素敵でした。


No.580 音楽雑誌12月号 投稿者:すみこ  投稿日:2009/11/20(Fri) 20:32

「音楽の友」には、カラーページ(P.12〜13)にポリーニのインタヴュー(を基にした岡本稔氏の文)が載っています。8月号に掲載された部分も少し再掲され、あまり読みでは無いのですが、バッハについてのマエストロの発言は、やはり興味深いものです。
後ろの方の“Disc Selection”では堀内修氏がポリーニの「平均律」を取り上げています。

「レコード芸術」は、“月評”で「平均律」は(勿論!)「特選盤」(濱田滋郎氏、那須田務氏)。“話題のレコードを最新のオーディオで聴く”でも、この新譜が取り上げられています。(小林利之氏、菅野沖彦氏)

「Stereo」にも後ろの方にCD情報があり、“今月の特選盤”に歌崎和彦氏、鈴木裕氏、村井裕弥氏が、また、“今月の話題盤”に浅里公三氏が、ポリーニの「平均律」を取り上げています。



No.578 来夏の音楽祭 投稿者:すみこ  投稿日:2009/11/12(Thu) 14:52

来年夏のザルツブルク音楽祭の日程が発表になりましたので、日程表に追加しました。
ポリーニは8月22日(なぜか今年と同じ)、“Recital 7”に登場です。
曲目はショパン:24の前奏曲と作品25の練習曲から7曲です(どの曲を選ぶのでしょうね)。



No.577 よろしくお願いします。 投稿者:マーリン 投稿日:2009/11/01(Sun) 02:51

最近このブログに参加させていただきました。皆様、率直に表現をされていて、読ませていただいてとっても心地よい気持ちがします。クロチルドさんはイギリスに留学中なんですね。私もボストンに一人でいたとき寂しくていつもクラシック音楽ばかり聞いていました。ロンドンはそういう意味で最高ですね。昔のブログを読ませていただいていたらブレンデルからポリーニをお好きになたっとのこと。私の好きなピアニスト伊藤恵さんは、もう大のブレンデルファンです。シューマニアである彼女の弾いたブラームスの2番のコンチェルトはポリーニの次に好きな演奏です。でも(聞いてみなくてはわかりませんが)彼女はポリーニは嫌いかも?そう考えてくるとおもしろいですね、自分が一番好きなピアニストに、バッハもモーッアルトもベートーヴェンもブラームスもそしてショパンも誰よりもうまく弾いて欲しいなんて、レオナルドダヴンチにモネとセザンヌとクレーの絵を描いてくれと頼むようなものかも。


No.576 Re:バルトーク 投稿者:すみこ  投稿日:2009/10/30(Fri) 10:44

クロチルド様、RAIをお聴きになれて、良かったですね。私は時差の壁の前にzzzzz・・・でした(^^;)。「なんとも力強くてかつ繊細な美しい演奏」とのご感想を嬉しく拝見しました。
バルトーク、私にとっては“敬遠”というより“無縁”な作曲家でしたが、ポリーニとアバドの共演のピアノ協奏曲集を初めて聴いた時の衝撃と感動は、忘れられません。マーリン様の仰るように、特に出だしは、ゾクゾクさせられ、一挙に惹きこまれてしまいますね。第2番には、私も初め“アメリカ映画のような”感じを受けて、第1番との曲想の差異に戸惑いました。でも、どちらも衝撃的な作品の、究極的な名演でしたね。

ドイツのフィルムも嬉しく拝見しました。ごく最近のマエストロのお元気そうな様子、若い頃の貴重な映像、ベートーヴェンの協奏曲や最新のバッハのCDの美しい音が流れて、良い構成のフィルムですね。(と言っても、話の内容は全然判らない・・・のが悲しいです^^;)



No.574 3Bとポリーニ 投稿者:マーリン 投稿日:2009/10/29(Thu) 02:12

クロチルドさんのバルトークをお聞きになっての感想を読んでいたら、この曲のポリーニのLPを初めて聞いたときの感触が蘇ってきました。あのピアノの出だしの音、豹が獲物を狙って辺りを窺っているような雰囲気を感じさせる曲、圧倒されました。それと私が一番好きなブラームスの2番のコンチェルト、それからバッハ...ベートヴェンには一寸ごめんなさいですが、私の3Bです。どうしてこんなに違う曲をそれぞれ完璧な音で表現できるのでしょうか?


No.572 訂正します! 投稿者:すみこ   投稿日:2009/10/25(Sun) 16:04

No.569でお知らせした、イタリアのラジオ放送について、訂正いたします。Thank you, Jae-Wook!
夏時間は先週で終り、現在では標準の時差8時間となりました。なので、放送開始は、
日本時間で、28日(水)午前4時から、となります。

http://www.radio.rai.it/radio3/cartellone/mostra_evento.cfm?Q_EV_ID=300082

ゴタゴタして、すみませんでしたm(_ _)m よろしくお願いいたします。



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