No.388 ポリーニ来日 投稿者:しょぱん 投稿日:2008/08/29(Fri)
21:02 もう、随分昔に投稿させていただいたしょぱんと申します。 お久しぶりです。 梶本のコンサートガイドが、今日手に入りました。 次回の、ポリーニの来日についての情報もありましたよ。 詳細は以下の通りです。 5月12日(火) ザ・シンフォニーホール(大阪) 5月15日(金) サントリーホール 5月19日(火) サントリーホール 発売は1月のようです。 なんとなく、2005年の来日を思い出させるような日程ですね。 あのときは、大阪が最終でしたが。。。 しかし、梶本のサイトには5/13〜24とあるようなのに、大阪が12日だし、誤植かな… |
No.384 吉田秀和のポリーニ賛 投稿者:yamaken 投稿日:2008/08/10(Sun)
08:11 ご無沙汰しております。「音楽展望」のコメント興味深く拝見いたしました。 今回の記事は、ブレンデル再評価が主題で、ポリーニの演奏をその対照に使うというレトリックを使ったまでのことに過ぎないと思います。氏のポリーニ演奏の傑出した深みに対する揺るぎない評価は、過去の記事からも明らかと思います。 89年のリスト:「曲が進むにつれ、静けさはますます濃密になって」「もっと深いところで心を奪われ、口もきけないほど圧倒され」「ごくわずかな隙からもれてくる祈りの声みたいな個所」、シューベルト幻想ソナタ「音色と表情を変えながら走馬灯の回転のように」、シェーンベルク「無重力状態の中の色と形の楽園」「浄福感の情報」98年のディアベリ変奏曲:「貴重な石のような重さと堅牢さと輝きをもって」「決して冷たく堅いわけではない」「前例が思い当たらないほどの柔らかいタッチをもち」「つくりものでなく真正な音楽として響く」バガテルから引き出された「やさしい歌」「賢者の静かな語り」「甘くて優しい愛撫の吐息」・・・「陰影」という単語こそ使っていませんが、遥かに多彩な語り口で、ポリーニの「音楽」が「音響」を凌駕したものであることが表現されているのではないでしょうか。 |
No.382 「音楽展望」を読んで 投稿者:たれねこ 投稿日:2008/08/04(Mon)
02:26 すみこ様、こちらの掲示板にははじめての書き込みとなりますが、 旧掲示板にたびたび参加させていただいていた「たれねこ」です。 数年前、「ポリーニの演奏を『冷たい』『機械的』なんて言う人たちは本当に耳が聞こえてるんでしょうか?!ポリーニってライブでは叫んだり歌ったり、とっても『熱い!』んだから!!!」と書いた者、といえば思い出していただけるでしょうか?^^/ ここ数年、事故の後遺症と治療に苦しむ毎日でしたが、その間もよくHPは拝見させていただいてました。 最近ようやく普通の日常生活が送れるようになり、 こちらの掲示板にも参加したいという気力が戻ってきました。^^ 吉田秀和氏の「音楽展望」、読みました。 私は吉田氏がポリーニの大盛況リサイタルの様子を「きれいな音のいっぱい詰まった見事な演奏ばかり」と素晴らしい評価を与えておられることにすっかり感激し、テクニックに衰えないマエストロの近況に安心しました。あの、自らの仕事としての評論については貴族的なシビアさ・冷酷さを持つ吉田氏が、 (あの『ピアノの神』ホロヴィッツに対して 『ひびわれた骨董品」と堂々と新聞評論で酷評した方ですもの!) そのように評したということは、会場にいた人たちはなんと幸福な時間を過ごしたことでしょう、うらやましい! この記事を読んで思ったのは、 吉田氏って・・・やっぱり凄いなぁ・・・最近巷に溢れ、もてはやされる凡百の「毒舌家」でも「べた褒め屋」でも「無難な感想書き」でもない、知と情を備えた本当の希少な「評論家」だな、ということでした。 (自分より年下の^^)ブレンデルの引退記事で「私はこのところ敬遠してきた」「なんだか退屈で」「立派だけど、もうたくさんと言いたくなる。何か飽和した感じ」・・・オイオイ・・・そんな過激なこと書いていいのか・・・(笑) 私もブレンデルのCDはかなりの枚数もっていますが、そういえば最近はほとんど聴いていませんでした。その理由は、そうまさに吉田氏のおっしゃるのと同じことを私も感じていて、敬遠していたんです。 でもこの文章を読んで、久しぶりにブレンデルを聴いてみたくなりました・・・ディアベリ変奏曲とか。(笑) 結論として吉田氏は、 アンデルシェフスキの「烈しい」演奏も、 ブレンデルの「地味」な演奏も、 (たぶんポリーニの「艶光りする、きれいな」演奏も)、 「どれが本当のベートーヴェンなどということはできない、音楽とはそういうものではないのだ」ということを言いたいのだと思いました。 それぞれの芸術家がそれぞれの表現で語ればいいと・・・。 そして聴く者は、自分の魂がそのとき求める音を個々の演奏の中に探して行けば良いのだ、と。 この数ヶ月、敬愛するマエストロのベートーヴェン後期ソナタ集を毎日ベッドの中でひたすら聴いています。 深夜の静粛の中、高性能のヘッドフォンから聞こえる、華麗な完璧な音楽と、若き日のマエストロの楽興の高まりの中でたまらず漏れ出る呻き声が、なんとも官能的でどきどきします。 全集完成までたしかあと6曲ですよね・・・。 「後期ソナタの再録音をしたい」とたびたび話されているマエストロですが、あの金字塔から30余年、 再録音ではこの至高の楽曲群をいったいどのように弾かれるのか、 それを聴くまでは死にたくはないものです!(笑) |
No.381 皇帝,バラード1番,PC2番 投稿者:博多の人 投稿日:2008/07/26(Sat)
10:53 映像で見ることのできる40年前の「皇帝の第2〜3楽章」と今年の「バラード第1番」,それに音だけですが若き日の「ショパンPC2番の第1〜2楽章」,どれもいいですね.25才のポリーニは堂々としていながらも清々しい演奏を行っており,個人的には,ベームとの緊張感にみちた名演より,若くて初々しい演奏の方に何となく惹かれます.また,バラード第1番は(モスクワのホールは残響が大きいようですね),メランコリックで,とても情熱的,そしてほんのちょっぴりクールさもあって,何度聴いてもしびれます.さらに,ショパンPC2番の第2楽章は,オペラを聴いているようで,ベルカント的な歌いまわしに,胸がキュンとなります.それに,ピアノの最後の音が鳴ったあとすぐに,何と(教会の)鐘が6回なりますが,これは音楽を邪魔せず,不思議な調和があり,言葉では表せないほどの感動を覚えます. |
No.380 新聞記事 投稿者:博多の人 投稿日:2008/07/26(Sat)
10:14 管理人様が新聞記事の内容にちょっと首をかしげておられるようですので,私もその欄を読んでみました.吉田秀和氏がいわれるのは「音楽と音響との違い」ですね.これは私の独断と偏見ですが,ポリーニはおそらく,「音楽に内在する感情・精神・哲学は楽曲の構造と音響から自然に導き出されてくるもので,そのことが音楽の力であり,それで十分ではないか」,と考えているのではと推察します.他の奏者が強く感情移入した演奏もそれはそれでたいへん素晴らしく,ポリーニもその価値を大いに認めると共に「彼自身もそのような演奏ができる」のにもかかわらず,楽曲の物理学的側面と人間の心理学的側面がいかに緊密に結びついているかを聴衆に示唆しているのでは,と想像します.ポリーニの感情表現における「自然な流れや安定感」は,楽曲の構造・音響の分析による理論的な裏付けがあるからでは,と思われます. |
No.379 雑誌の新刊 投稿者:すみこ 投稿日:2008/07/23(Wed)
16:15 「音楽の友」8月号の『白金日記――世界の音楽シーンの潮流を読むG』岡部真一郎氏の文に、“ルール・ピアノ・フェスティヴァル”が紹介されています。新しいメルカトル・ハレでのツィメルマンとポリーニの演奏会が取り上げられ(ポリーニについてはロンドン・リサイタルにも触れられ)、とても好調だった様子が判ります。授賞式の写真がありました。 今日(7月23日)の朝日新聞朝刊には吉田秀和氏の「音楽展望」が掲載されています。“ブレンデルの引退”との題名ですが、前半はウィーン旅行の記。ポリーニのリサイタルを聴き、大盛況(ステージ上もびっしり聴衆で埋まり・・・)で、美しい音の素晴らしい演奏を堪能したことが記されています。(ただ、後半ブレンデルの音楽の“陰影の深み”を語るにあたり、ポリーニの美しい音を対比させているような文が、私にはちょっと「?」でしたが) |
No.378 うわぁ〜♪ 投稿者:おじさん 投稿日:2008/07/16(Wed)
21:21 来年の来日と、ワルツの録音! 楽しみです |
No.375 webラジオ素敵でした 投稿者:えかき 投稿日:2008/07/10(Thu)
23:17 ひさびさに拝見しましたらWebラジオの案内が! しかし放送時間が、と思ったら後からも聴けるなんて! わたしはみなとみらい(ベートーヴェン他)と大阪(ショパン) を聴きにいきましたが、当時の興奮やら思い出が蘇ってきて 懐かしいやらうれしいやら 来日が待ち遠しいです。 |
No.374 おおお、新譜ですか 投稿者:とも 投稿日:2008/07/10(Thu)
22:56 ソナタは既にスタジオ録音がありますから、もしかしたらライヴなのかしら? ライヴでの葬送ソナタは、とても熱かったように記憶しています(最初の二つの楽章は有無を言わせぬアタッカで突進して、終楽章は目も眩むほどの疾走だったような)。 個人的には第三ソナタと同時期の作品集を録音してほしいのですが・・・、舟歌、子守唄、幻想ポロネーズ・・・、再録音ばかりになってしまいますね、これでは。 |
No.371 バラード第1番,皇帝,ショパンPC第2番 投稿者:博多の人 投稿日:2008/07/07(Mon)
12:29 皆様,お久しぶりです.バラード第1番(近年・カラー),皇帝(青年アバドとイタリアで協演・白黒,2〜3楽章)が映像で見られるとは知りませんでした.ショパンPC第2番(1〜2楽章,メータとの協演)は音のみ. |
No.370 ロンドン リサイタル 投稿者:でんでん虫 投稿日:2008/07/06(Sun)
11:54 放送番組の紹介をありがとうございました。 今(ニューヨーク時間で7月5日夜)、放送を聴き終えたところです。最高に満足しているところです。そして、マエストロが弾くマズルカを初めて聴けたのも こんな嬉しい事はありません。アンコールで弾いた3曲も豪華版。英語で話すポリーニの非情に低音の声も素晴らしい。波に乗って並外れて好調のリサイタルだった事、喜ばしい限りです。ところで10月のカーネギ−ホールでのリサイタルの選曲が決まりましたね。切符が発売と同時に売り切れないように祈るばかりです。 サイトの紹介、ほんと、有り難うございました。 |
No.367 モスクワ公演 投稿者:シューマニア 投稿日:2008/06/05(Thu)
13:02 時々読ませて頂いています。 来たる6月16日のモスクワでのリサイタルは、 ショパン、ドビュッシーのプログラムのようです。 ロンドンでのプログラムと同じようなものになるので しょうか。ロシアの聴衆(かなり甘いメロメロの演奏を好む)の反応はどのようになるものか、興味尽きないところですね。 http://www.classicalmusic.ru/1/anons/1/349.htm |