Wie aus der Ferne 〜Guest Book〜

2006/02/14から2019/02/06のゲストブック記事です。

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No.751 音楽雑誌の新刊 投稿者:すみこ  投稿日:2010/11/26(Fri) 11:14

「モーストリー・クラシック」1月号に、ポリーニのベートーヴェン後期ソナタ(10月23日)を聴いたドナルド・キーン氏の文が載っています(写真は11月3日のものです)。(何故か、特集「ショパン・コンクール」の第1ページに、何の説明もなく、載っています^^)
コンサート・レヴューには伊熊よし子氏のバッハ「平均律」(11月3日)の評が載っています。

「音楽現代」12月号には、倉林靖氏の文で、10月17日のショパン、ドビュッシー、ブーレーズのリサイタル評があります。

「レコード・芸術」12月号には、コンサート評はありませんが、来日記念盤として発売されたSHM-CD20タイトルについて、音質を旧盤と比較しながら、1点ずつ評が載せられています(歌崎和彦氏)。(読むと欲しくなります・・・)



No.750 音楽の友12月号 投稿者:すみこ  投稿日:2010/11/18(Thu) 18:41

ポリーニ特集です!
表紙もポリーニ、特集T(P.57〜P.87)は「マウリツィオ・ポリーニのすべて」です。インタビュー、今のポリーニ、これまでの足跡、今後の予定など、興味深い内容ばかり。写真も沢山あります(*^^*)
グラビアの「秋の来日ピアニスト」としても取上げられ、演奏会評はベートーヴェンの日の評が載っています。

ショパン12月号でも“STAGE”と“ピアニストの肖像”に取り上げられているようです(まだ見ていないので)。



No.749 ご挨拶 と お知らせなど 投稿者:すみこ   投稿日:2010/11/16(Tue) 19:30

pooh様、はじめまして。ご投稿をありがとうございました。昨年のザルツブルク音楽祭で初めてポリーニをお聴きになったとのこと、素晴らしい経験をされましたね。ベートーヴェン、シューマン、ショパンの豪華なプログラムは、どれもポリーニ愛奏の曲。十八番ともいえるけれど、つねに新たな視点で探究を深めている曲でもあります。ポリーニの音楽への真摯な姿勢、熱い想いが表れて、感動を呼ぶ演奏となったのでしょう。今回のバッハは久しぶりに演奏会で取り上げたものですが、同じ様に、いえ、もしかしたらそれ以上に、熱い思いの込められた演奏だったのではないでしょうか。これからもずっと聴き続けたい、見続けていきたいマエストロですね。

クロチルド様、美しい秋の京都を楽しまれましたか? 平均律をお聴きになれて、良かったですね。ポリーニの演奏は楽譜に忠実でありつつ、従来のバッハらしさとかバロックらしさとかを脱して、いかにもポリーニならではの演奏となって作品の新たな魅力を教えてくれますね。それは現代に生きる彼の、独自の視点から、見い出されるものなのでしょう。それと共に、ポリーニの暖かい人間性も奥深くに感じられて、心が揺すられます。円熟を深めつつ革新へと進むマエストロ、やはり唯一無二の音楽家ですね(*^^*)

一つお知らせがありました(クラシカ・ジャパンをご覧の方は、ご存知と思いますが・・・)。
クラシカ・ジャパンで高松宮記念世界文化賞受賞の記念番組ということで、ポリーニの演奏が放映されます。
曲目はアバドと共演の2004年ルツェルン音楽祭の演奏で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番。
11月21日(日)深夜 0:35〜 (23日・24日・26日・29日にも放送されます。詳細は↓ 家のマークにも)

http://www.classica-jp.com/program/detail.html?date=20101121&time=243500

来年の夏の音楽祭が発表になりました。
ザルツブルクでは8月24日、ルツェルンでは8月17日・9月4日の2回です。
「2011年のスケジュール」と「2010-2011 Season」に載せましたので、どうぞご覧ください。



No.748 こころの時代 投稿者:博多の人 投稿日:2010/11/07(Sun) 09:38

本日(11月7日)朝5時〜6時、NHK教育放送「こころの時代」を見ました。ピアニスト・遠藤郁子氏によるショパン「音霊(おとだま)のひびきに」でした。木枯らし、ノクターン第13番、雨だれ、革命などの断片的な演奏を通じて、遠藤氏は、自分の人生にも重ね合わせながら、人の心にしみ入る表現を目指して来られたことを語られていて、とても興味深い番組でした。そこで演奏された曲目はポリーニ氏の十八番でもあり、木枯らしはポーランドでは「革命」と呼ばれているそうで、私は、ポリーニ氏の演奏はそれを表現しているのかもしれないと思いました。ポリーニ氏のバッハをCDで聞いていますと、実演を聞かれたYamaken様やおじさん様、その他の方々がおっしゃっているように、集中力がすごく、またとても豊かな表現に満ちていますね。ポリーニ氏が、それ以前のまた以後の多くの作曲家達の様々な曲を演奏し、その視点からバッハを見直したことが、新しいバッハ像の提示につながったのかもしれません。ポリーニ氏のゴールドベルク変奏曲が聞きたいですね。遠藤氏は、長期間かけて、ショパンの全作品を演奏されるそうです。音楽史を俯瞰するような仕事をしているポリーニ氏が、ショパンの全作品に没頭する可能性は低いでしょう。また、遠藤氏による人の感情に深く入り込むような演奏を聞いていると、間違いを恐れずに推察すれば、ポリーニ氏の演奏は人間の様々な感情を俯瞰しているようにも思われ、音霊の歴史を熱く語っているような一面があります。ポリーニ氏のスケジュールを見ると、年齢からすれば、オーバーワークなのかも知れませんね。


No.747 神々に愛されしマエストロ 投稿者:マーリン 投稿日:2010/11/06(Sat) 11:41

私は事情があってコンサートに行けなかったのですが、皆様の感想を読ませていただいていろいろ想像を巡らせています。何回も何回もCDの平均律を聞いて最近感じるようになったことと結びつくかも知れないと思うようになりました。マエストロは自分の身を削って音楽に立ち向かっているのではないかと。全身全霊を傾けて。。。もちろん今までずっとそういう姿勢だったと思いますが、バッハではそれ以上のことが求められているのではないかと。どうして神様はそんな苦役をマエストロに強いるのでしょうか。最近読んだ吉田秀和さんの本にリルケの「美は恐ろしいものの始まり」という言葉が載っていました。その意味が良くわかりませんでしたが、今回の一連の出来事は、マエストロはもう、そのような美の世界に踏み込んでいるように感じます。神様に愛されてしまったのでしょうか。


No.745 平均律@11/3 投稿者:pooh 投稿日:2010/11/05(Fri) 17:59

初めまして。
いつもこの掲示板はじめ、サイトを楽しく拝見しております。
たくさんの情報、ありがとうございます。
普段、書き込み等はしないのですが、私も一昨日の演奏会についてどうしても筆を取りたくなり、初めて書き込みます。

初めてポリーニを生で聴いたのは昨年のザルツブルグ音楽祭です。小さい時からピアノを習っていたこともあり、母共々名前は存じていましたが、何せチケットが手が出ず、それまで機会に恵まれなかったのです。ですが、昨夏半ば思いつきでザルツブルグ音楽祭のHPを見ていたところ日本よりチケットが安いことを知り、ちょうど海外旅行を計画していたので憧れのポリーニを聴くことにしたのです。
その素晴らしかったことと言ったら、今まで聴いた演奏会とは比べ物にならず、あんなに心震えたことは今までになかったと大げさでなく思いました。どの曲を聴いても心揺さぶられ、時が経っても薄れることのない感動を味わえました。
待ちに待った今回の来日、3公演はとても無理なので、平均律というピアノの根幹となるようなプログラムをぜひ聴きたいと11/3を心待ちにしていました。

そして前半、あれ、どうしたんだろうというほどのもつれやリズムの乱れに聴いていた私がドキドキしてしまいました。スロースターターということはこのサイトでも拝見して知ってはいましたが、それで片付く不調ではないのではないか、もしかしたら空調を弱めるよう希望したということは風邪でも引いたのだろうか、と半ば動揺して聴き進んだ前半でした。しかも、途中、あろうことか飲み過ぎで嘔吐した人の本当に間近に座っていたため、色々なことが頭をかけめぐり落ち着いて聴いていられる心境ではなかったのです。

休憩中に譜面台が用意された時は、少し驚きましたが、しかし、後半の演奏は本当に素晴らしかったと思います。CDよりずっと攻めていて、次から次へと異なる景色の音楽が繰り出され、息もつけない1時間でした。席を替えてもらい、落ち着いて聴くことができたというのもあったかもしれませんが、何かに取り憑かれたような、けれどどこか客観的で整った演奏に心を奪われ、上手く表現できませんが、曲が進むにつれてこの空間でポリーニの演奏だけが生き物のように感じられ、弾き手のポリーニですら存在しないかのように思えました。

譜面台を後半から用意したということに関しては、素人の私見ではありますが、それによって別人のような演奏が引き出されたことを思えばその決断はプロとして素晴らしかったと思います。それと同時に、弾き始めにもしも不安があったとしたらそれでも譜面を置かなかったのはなぜだったのだろうか、弾きこなすことができるはずだったのだろうか、とも思います。その辺りは考えても正解は分かりませんが・・・

けれど、演奏会を聴き終わったとき、心から何かがあふれて体中が満たされたような気持ちになったことは本当に忘れられません。普段立って拍手をしたことなどないのですが、周りが立っているからとかではなく自然と立ち上がり、手の力の続く限り拍手を送りたい、いつまでもこの余韻に満たされていたいと思いました。アンコールがなくても十分すぎるほどの演奏会でした。

平均律は美しい旋律ではありますが曲としては地味だと思いますし、いくらポリーニの音が美しいからといっても全曲聴いた後に自分がどう感じるのか、修行のように感じるのではないかと不安もありました。

ですが、そんなものとは無縁で、後から思い出す度に涙が出そうになるほど素晴らしい演奏会でした。前半の不調が心配でもあり、後半に近い演奏が聴けたらそれはそれでどうだったかなとは思いますが、そういうことも全て含めて、私は「ポリーニの演奏」というものに心を奪われているということを実感しました。

次回聴く機会に恵まれた際には、万全の体調で迫力ある演奏を聴けることを祈りたいと思います。

長文駄文ですみません。どうしてもあの感動を言葉にしたく、長々と書いてしまいました。

これからもポリーニファンの一人としてよろしくお願いいたします。



No.744 平均律を聴いて 投稿者:すみこ  投稿日:2010/11/05(Fri) 16:14

ファン様、Shimomaruko様(はじめまして。よろしくお願いいたします)、平均律のリサイタルへのご感想を、ありがとうございました。

ファン様と同じで、私もこれまでで一番疲れた演奏会でした(^^;)。長大なプログラムについていけるかしらと、私自身がすごく緊張して聴き始めたことも一因なのですが。
前半については今は言及を避けますが、後半の素晴らしさは本当に比類なく、終ってみれば、余りにも多くの、受け容れる容量を超えるほどのものを、ポリーニのバッハから受けたと感じられ、それが疲れ(快い疲れ)ともなっていたように思います。

Shimomaruko様のご指摘のように、ポリーニはスロースターターかもしれませんね(多くの演奏家がそうなのでは、と思いますが)。でも、第1日目は、ショパン「24の前奏曲」からしっかりスタートを切っていたと思います。更に調子を上げてドビュッシー、更に更にヒートアップしてブーレーズ、そして素晴らしいアンコールへと至りました。第2日目はやはり尻上がりに良くなっていったと思いますが、第1曲の30番も楽章を追うごとに引きこまれていきました。

バッハの日は、前半と後半では本当に大きな差がありました。水を得た魚のよう・・・それをもたらしたのが“楽譜”だったのでしょう。
2008年2月、久しぶり(多分23年ぶり)にブリュッセルで「平均律」を弾いた時は、楽譜を見ながらだったそうです。翌年6月にウィーン、パリなどで弾いた時のことは判りませんが(ご存知の方、お教えください)、私には「“平均律”with楽譜」が当然のように思われて、京都で“暗譜”で、と知った時は「エッ?」と思いました。あんな大曲・難曲を暗譜で弾くなんて、凄い!

3日は、休憩に入ってすぐに、譜面台と譜めくり者の椅子がセットされました。あたかも後半はこれらを出すと決まっていたかのように。つまり、楽譜を見て弾くことも選択肢として想定され、準備されていたのではないでしょうか。
前半の演奏が、マエストロの体調か、ホール内のアクシデントのためか、不調になったとして、すぐに気持ちを切り替えて楽譜を用いることにしたマエストロの決断は潔いし、とても良い結果に繋がったと思っています。
勿論、勉強不足で覚束ないから譜面を追うのではなく、しっかり「体に入っている」「骨の髄まで染み込んでいた」音楽をより良い仕方で出す、音楽を表現するための楽譜だったでしょう。それはマエストロの素晴らしい演奏に明らかだったと思います。
暗譜にこだわらず、より自由に、音楽のためにポジティヴに選択したマエストロ・ポリーニだと思っています。

ポリーニの人間らしさ・・・その弱点も美点も、私には心打たれるもの、より心惹かれるものに思われます。



No.743 平均律@サントリーホール 投稿者:Shimomaruko 投稿日:2010/11/04(Thu) 21:55

突然の投稿で失礼致します。いつもこのサイトの掲示板を楽しく拝見させて頂いておりましたが、昨晩の演奏会(11月3日、平均律第1集)については何かを書きたくて、筆を取らせて頂きます。

私は高校生の時にポリーニが弾くベートーヴェンの30番、31番の演奏に夢中になり、以来30年近くポリーニの演奏に魅せられ続けています。その演奏から各種メディアを通して伝わる人柄まで含めて掛け値なしの大ファンと自負しております。

今回の来日ではベートーヴェンと平均律の日に行きました。(3公演すべては財政的にキツかったので。ただ、中2の娘にはどうしてもポリーニのブーレーズをライブで聞いてほしくて、私以外の家族は初日に行ってもらいました。)ベートーヴェンでは曲が進むにしたがってポリーニらしい音が聞こえてきて、心から拍手が出来た演奏会だったと思います。特に32番は圧巻。バガテルも素敵な演奏でした。

私が実演に接した範囲では、ポリーニは大体スロースターターで、冒頭から本当に圧倒されたのは1989年の東京文化会館(ブラームス、シェーンベルク、シュトックハウゼン、ハンマークラヴィーア)の時だけでしたので、30、31、32番と演奏が進むに従って良くなっていくことに驚きはありませんでした。いつも素晴らしい演奏をCD(練りに練った構想をベストコンディションで弾き、更にその中からベストテイクを選んでいるはずの)で聞かせてもらっているので、後半尻上がりに良くなる事に何の不満もありません。いつもコンサートでは目の前でポリーニが弾いているだけでありがたいと思って聞いていました。

さて、昨日の演奏。

スロースターターと言っても取り繕えないほどの前半のモタモタから、後半ピアノが変わったのかと思うほど見違えるような演奏になったと思うのは下記の「ファン」さんと同意見です。個人的に特に印象的だったのは最後のロ短調フーガ。余りに良くて、地下鉄に乗るまでずーっと主題を口ずさんでいました。きらきら輝いているけど冷たくない音で、淡々と、でも熱く演奏が進められ、途中からポリーニ本人すら見えなくなるほど音楽が前面に出ている様子は、正にポリーニの真骨頂だったと思います。本当に素晴らしい演奏でした。

ただ、私が驚いたのは後半からの譜面台。私は譜面を見ながら弾く事に特に異論はありません。良い演奏が出来るなら楽譜を見ながらでも、iPodで聴きながら弾いても良いとすら思います。実際、1989年にポリーニがショトックハウゼンを弾いた時には楽譜を見ながらでした。

ポリーニは平均律をかなり以前から世界各地で弾いていたはずです。(今回も京都では暗譜だったとどこかで読みました。)言うまでも無く骨の髄まで染み込んでいた曲だったはずです。ピアノの発表会の前に、まだ弾き込んでいなくて暗譜が怪しいから、失敗するくらいなら楽譜を見て弾こう、という譜面台と昨日のポリーニのそれとは全く意味合いが違うものと考えます。昨日も前半は楽譜無しでしたから、本当は最後まで楽譜を見る気はなかったんだろうと思います。

要するに、いつも、どんな曲に対しても完璧な演奏を繰り広げてくれていたポリーニが(実演ではスロースターターだけど)、自分で出来ると思った事が出来なかったという事態を目の当たりにした事がショックだったのです。後半楽譜を見ながら弾いたのは、ポリーニの聴衆に対する真摯な姿勢の表れだと、ポリーニファンの私としては、解釈しています。(因みに、譜めくり氏の「サッ」という譜めくりはお見事でした。)

だから、ポリーニが楽譜を見ながら弾いている姿を見るのは非常に辛いものでした。素晴らしい演奏を聞きながら、何度か天井を見て音楽だけを聞いていましたが、その時、ふと2人の音楽家の事が頭をよぎりました。

一人は、晩年楽譜を見ながらピアノの周りだけを照らす照明で演奏していたリヒテル。もう一人は、こちらも晩年ですが、ご承知のようにある演奏会の指揮中に記憶が途切れて演奏が停止し(たと伝えられている)、その演奏会後に有名な「我が指揮棒を不本意ながら置き、尚且つ我がオーケストラに別れを告げねばならぬ悲しい時が来てしまった。」という声明を出して引退発表したトスカニーニです。

余りにショックだったので、引退などという極端な事まで考えてしまいましたが、昨日の不調は一時的なもので、又素晴らしい演奏を日本で(2012年?)聞かせて頂きたいと切に思っています。衰えたとか色々書く人はいるのでしょうが、私は昨日程度の事でポリーニファンを引退する気はありません。

マエストロ、再会をお待ちしております。

(長文で失礼致しました)



No.742 11/3 東京 バッハ 投稿者:ファン 投稿日:2010/11/04(Thu) 14:00

昨日の演奏会、疲れました。

前半は、ほんとに危なかったですね。演奏が止まるんじゃないかと思うことが何度もありました。ポリーニの手は震えていて、演奏はぎこちないし、聞いているこちらが怖くて、心臓が止まりそうでした。
(しかも、客席で嘔吐する人がいて。休憩時に聞いた話では、飲酒が原因のようでした。体調が悪いならともかく飲酒で、とは…)

ポリーニは体調が悪いのか何なのか、理由は分からなかったのですが、休憩に入った時点で、もしかして前半でキャンセルするのではないかと思ったくらいです。
最前列に座っていましたが、演奏会の最初にステージに出てきた時から何か違和感がありました。

それが、休憩中、ピアノに譜面台が設置され、譜めくり用の椅子が用意されて。

後半、譜面を持って現れたポリーニは、演奏会最初の不安そうな表情は一切ありませんでした。鳴り出した音も前半とは明らかに違う。確信に満ちて音を押し出している、持続も素晴らしく!最後まで、一緒に音楽できました。

要するに、暗譜が危うかったのでしょう。俗に言う、単純に暗譜が危うかったで済ますにはポリーニに失礼かもしれません。でも、彼が暗譜で弾くには、他の曲を弾く時に比べて、音楽が体に入りきっていなかったのだけは確かです。ポリーニほどの演奏レベルで、音楽を完全に体に入れきるのは容易ではありませんが。

私も演奏家なのでよく分かるのですが、バッハは古典派以降の音楽を演奏するのとはだいぶ違います。あの時代のポリフォニー音楽を演奏する上での配慮の仕方に、難しい面が多々あります。
そして、ポリーニのバッハの演奏は、これまでのバッハの弾き方を覆して超える、明確に目指しているものを感じます。私が感じたそれがどのようなものかはここでは書きませんけれど。そういう意味も含めて、音楽を体に入れきるのは大変だと思います。

それで、後半譜面を見ながら演奏したことについて、私の意見を書かせてください。
私は、良い演奏になれば、必ずしも暗譜にはこだわりません。暗譜することは音楽を体に入れることですから、もちろん大事であるのは承知の上です。
そういう意味では、少なくとも昨日は、あんな不安そうにステージに出てくるのなら、最初から譜面を見て弾いた方が良かったと思います。譜面を見ながら弾いても、音楽の本質的なことを熟知しているポリーニであれば、少しの遜色もなく充実した音楽を表出できるし、それにも増して、昨日の後半はCD録音よりずっと音楽が攻めていました。

だからこそ、前半があのような形に終わったことで、複雑な心境で心残りです。
でも、ポリーニも人間なんだということに触れられた、と言えばいいのか。
やはり、複雑です。



No.741 京都のレポートありがとうございます 投稿者:すみこ  投稿日:2010/11/01(Mon) 00:33

おじさん様、Yamaken様、京都公演のご感想をお寄せいただき、本当にありがとうございました!

おじさん様は、ご多忙で昨年のショパン・プロなどお聴きになれなくて、残念でしたね。でも今回は京都へと赴かれて、素晴らしいバッハをお聴きになれて、本当に良かったですね。今年の演奏会も3つのプログラム全てがとても充実していて、技巧は勿論、気迫・集中力でも昨年に勝るとも劣らない好調のマエストロです。でも初めての京都のホール、「平均律」の日本での初演奏。どうだったかしら・・・と気がかりでしたが、やはり素晴らしい演奏だったのですね、良かった〜! 嬉しく思いながら、マエストロの登場や演奏中の様子を、目に浮かべつつ読ませていただきました。
CDで聴くだけでも、1曲1曲がみな美しく緻密で「どこを取っても息を抜けない」感じがしますが、その演奏にはどんなに大きな集中力を必要とするのでしょう・・・ましてライブともなれば。本当に偉大なマエストロですね!

Yamaken様もずっと待っていらっしゃったのですね、“ポリーニのバッハ”。願いが叶って、本当に良かったですね。1985年には各地で弾いた平均律なのに、その後長い間バッハに距離をおいていたマエストロ。でも、いつか「鍵盤楽器の旧約聖書」に戻って欲しいと、誰もが思っていたでしょう。それぞれ独自の魅力ある24組の前奏曲とフーガ、本当に多彩な、味わい深い曲集です。後世の多くの音楽家の“父”であるバッハ、ベートーヴェンやシューマンやショパンの作品の中に“子”があるのも不思議は無いけれど、その多様性を感知させながら様式感ある一つの大きな曲集として纏めるのは、至難の技でしょう、やはり“ポリーニならでは”ですね。

本当に素晴らしいリサイタルだったのですね。3日の東京での演奏会が、いよいよ楽しみになりました。予習(CDを聴くだけ、ですが)しなくては!!



No.740 京都のバッハ 投稿者:Yamaken 投稿日:2010/10/30(Sat) 17:41

二十数年来待ちに待ったポリーニのバッハを聴くことができました。

一貫して美しいピアノの響きとともに、一曲目の前奏曲から最後のフーガまでが、ショパンの前奏曲集やディアベリ変奏曲のように、一連の流れと様式をもったひとつの変奏曲集のように演奏されました。その中で、曲や調性が変わる毎に様々な情景が次々に現れて、ショパンやシューマンのようにロマンティックなフレーズ、ベートーベンのような重厚で構成的に弾かれる曲がある一方で、モーツァルトやシューベルトのような流れるようなパッセージ、オペラアリアの四重唱を聞いているようなフーガや、時には現代ものを思わせる激しいタッチもあったかとおもうと、バッハに立ち返って、モテットやトリオソナタ、オルガン曲などを連想させる響きもでてくるほど、多彩な展開。最後のフーガなどは、まるで「フーガの技法」を演奏しているかのような密度の高いものでした。ピアノ一台でここまでできるとは・・・。

ホールの響きや会場の静謐な雰囲気もよくて、ポリーニの集中力は最初から最後まで切れることなく持続し、本当にすばらしい演奏でした。古典から現代曲まで幅広いレパートリーをもつポリーニならではの、一晩でプロジェット・ポリーニをまるごと体験できた、貴重な演奏会でした。



No.739 京都 投稿者:おじさん 投稿日:2010/10/30(Sat) 11:45

すみこさん、皆さん。大変お久し振りです。京都でバッハを聴いた後、深夜バスで帰ってきて、今、これを書きながら余韻に浸っている所です。

私は去年のマエストロをまったく聴けなかったので、2006年のルツェルン以来となります。そして聴くのがバッハの平均律ですから、哲学の道を歩いたり、銀閣寺を見に行って、頭の中をリフレッシュしてからホールに向かいました。

舞台上には、フルオーケストラが乗れるほど山台が配置されていましたがここに観客が乗ることはありませんでした。1階席やステージ裏の席は満席でしたが、2階席には少し余裕がありました。

客電が落ちステージだけが明るくなってしばらくしたら、ステージドアの向こうから「ライト… ブラック… ホール…」などと話しているマエストロの声が…、スグにドアが開き、マエストロは天井を睨みながら出て来ました。どうやら客席側上のライトが消えているか気にしていたようです。

1833席だそうですがとても天井が高く感じられるホールにファブリーニスタインウェイが響き出しました。最初の1番ですが思ったよりもピアノが鳴っているように感じられました。CDより少し速いようです。全体に低音を抑え目に弾いたので、少し高域寄りの煌びやかな音。だから、4番や8番。16番などのフーガでは、出すべき所の低音を断固として出すのでスゴイ効果でした。
5番や、特に15番など停滞無しで躍動感のみ。1曲を1つのフレーズと捉え一気呵成に弾き切る迫力はスゴイものでした。それが如実に現れたのが20番。激しくそれにしても速い… フーガなど圧倒的は迫力で言葉に出来ませんが、この最後の音をペダルを踏んで長く伸ばすんですが、20番だけそれが濁ってしまい残念でした。

フーガの最後の和音は、大体ぺダルで長く長く伸ばし、まだその余韻が鳴っている間にハンカチをポケットから取り出し汗を拭く… その姿が何度も見られました。さあ、次に行くぞって感じです。そう言えば、休憩後に登場する直前は、ステージドアの向こうから大きな鼻をかむような音が… まあ、そんな事はどうでも良いのですが、3番や19番のフーガの躍動感。19番のプレリュードは、普通の演奏だと楽しげなんですが、マエストロが弾くと何か謎めいたひそやかな曲になるなど面白かったです。17番のフーガは、こんな所に仕掛けがあるんだぞ… みたいな演奏。どこを取っても息を抜けない大変集中力が必要な演奏でした。

開演が19:00。前半が終わったのが20:03。後半のマエストロの登場が20:29。24番が終わったのは21:21。やはりというか当然というかアンコールは無しでした。余韻に浸りつつ帰途についたわけですが、素晴らしい一夜でした!



No.738 朝日新聞夕刊 投稿者:すみこ   投稿日:2010/10/28(Thu) 08:51

昨日27日(水)の朝日新聞夕刊に、ポリーニの受賞会見の記事がありました。「現代音楽 生活に根ざしたものに」という題の小さな記事です。
Webでも読めますので↓どうぞご覧ください。

http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201010270319.html

※リサイタルの評など、新聞でご覧になったら、お知らせいただけると嬉しいです。



No.737 再放送のお知らせ 投稿者:すみこ   投稿日:2010/10/26(Tue) 12:02

ある方からBS放送のお知らせをいただきました。

●生誕200年 ふたりの天才「ショパンとシューマン ピアノ・ソロ編」

今年3月、NHKのBShiで放送された番組が、明日再放送されます。

日時:10月27日(水) 午後3:00〜午後4:30(90分)
チャンネル:NHK BShi     (家のマークにもUrl.入れます)

http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2010-10-27&ch=10&eid=9747


マエストロの演奏はショパン:「24の前奏曲」。“ライブ”ですから、2002年の「ポリーニ・プロジェクト」のリサイタルのようです。
(先日のリサイタルでは、録画は無かったようですから、これは貴重な記録ですね。)

前回見逃された方(何度でも見たい方も)、是非お楽しみください。



No.736 ベートーヴェンの後期ソナタ 投稿者:マーリン 投稿日:2010/10/25(Mon) 21:59

何回も何回もポリーニの平均率を聞いていたら、あんなに好きだったグールドの演奏よりも好きになってしまいました。グールドさん、ごめんなさい。平均率だけですから。なぜ?か良く説明できないのですが、もう一度聞こうとするとポリーニのCDをかけてしまいます。ベートヴェンのコンサートはいかがでした?私はいけなかったので、みなさまの感想を教えていただければうれしいです。私自身は後期のソナタはアラウの演奏が好きですが、ほんとはポリーニの演奏を好きになりたいです。すみこさんのレポートを読んで、また感激してしまいました。「チャイコフスキーやラフマニノフを自分よりうまく演奏するピアニストは世の中にたくさんいる」なんて、どうしてこんなことを言えるのでしょうか?なんて謙虚なんだろうと思って。


No.735 今日は凄かった 投稿者:ファン 投稿日:2010/10/23(Sat) 23:38

今日のベートーヴェン、凄かったですね。
唸り続けて、持続と高揚が半端じゃなかったです。

アンコールは、
「6つのパガテル op.126」の第3・4曲目でした。



No.734 ルツェルン音楽祭 投稿者:とも  投稿日:2010/10/20(Wed) 21:49

今年の8月29日、ルツェルン音楽祭でのポリーニのソロ・リサイタルです(DRS2 でネット配信されたもの)。

ショパン / 24の前奏曲 Op.28
ドビュッシー / 練習曲集 第2集
ブーレーズ / ピアノ・ソナタ 第2番

家のマークからどうぞ。



No.733 産経新聞に 投稿者:すみこ   投稿日:2010/10/19(Tue) 11:00

昨日のポリーニ講演会、幸いにも参加することが出来ました。マエストロは一昨日の疲れも感じさせず、お元気で話されました。
会場からの質問と藤倉氏の質問に答えるという形で進められ、ブーレーズはじめ現代音楽の重要性や、若い人への音楽の教育法の考え、調性音楽から無調性への推移など最後はピアノを交えて語られました。和やかなうちにも充実した一時間(+30分)でした。

今朝の産経新聞に記事が載っています(家のマークにも)。

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/101018/msc1010181931001-n1.htm



No.732 17日(日)の演奏会 投稿者:ズー 投稿日:2010/10/18(Mon) 22:50

ご無沙汰しております。
昨日はお元気そうなマエストロの姿を見てとてもうれしくなりました。

ショパン「24の前奏曲」、ドビュッシー「6つの練習曲」どちらも以前に聴いたときよりも素晴らしく感じました。24曲のそれぞれの曲の間(ま)の取り方、つなぎ方など一瞬の沈黙にも不思議な力を感じました。

ブーレーズ「ピアノソナタ第2番」を暗譜で弾くということ自体が超人的です。とても生き生きして演奏しているように見えたのは私だけでしょうか。

アンコールは4曲とも本領発揮という感じでした。

11月3日のバッハの平均律の演奏が楽しみです。

18日の講演会は仕事のため(&抽選にはハズれました)行かれなかったので、レポートを楽しみにしています。



No.731 Re:東京第一夜 投稿者:すみこ  投稿日:2010/10/18(Mon) 10:32

ともママ様、ホットなご報告をありがとうございます。
本当に、素晴らしいリサイタルでしたね。来日以来、超ご多忙でいらした筈のマエストロですが、お元気なお姿が嬉しく、充実した演奏に至福の時をすごしました。
私は今回最前列、迫力あるピアノの音に襲われ(?)心身が揺すられるような感じで聴いていました。直のピアノの音もクッキリと澄んで、本当に美しい音色でした。

ツィメルマンさんもいらしていたのですね。きっと賑やかな楽屋になったことでしょう。ブーレーズと共演のCD(ラヴェル)もある彼ですが、マエストロのソナタ2番をどう聴かれたのでしょうね。



No.730 東京第一夜 投稿者:ともママ 投稿日:2010/10/17(Sun) 23:15

ご無沙汰しています。
今晩のリサイタルに行って参りました。
今年もマエストロが来日して下さったことに感謝です。
(すみ子さんも最前列で聴いていらっしゃいましたね♪)


特に後半のドビュッシーが素晴らしいと感じました。
色彩豊かで、眩しいくらい煌めくような音の洪水でした。
超難曲のブーレーズソナタも圧巻でしたね。
(何であんな曲、暗譜できるのか、、、物凄い頭脳に感動です。。)

アンコールはドビュッシーのプレリュード(沈める寺と西風の見たもの)、ショパンの革命エチュードとバラード1番、ご機嫌で大サービスでしたね。

終了後に楽屋口のある方の通路から出たのですが、あのツィメルマンが楽屋に向かっているところに遭遇しました。



No.729 お知らせ2つ 投稿者:すみこ  投稿日:2010/10/16(Sat) 18:55

●カジモトのサイトに次のお知らせが載っていました。

■ポリーニ10/23公演:ベートーヴェン・プロは途中休憩がございません

10月23日(土)にサントリーホールで行います「マウリツィオ・ポリーニ ピアノ・リサイタル」(19時開演 曲目=ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30、31、32番)ですが、演奏者の強い希望で、途中の休憩はございません。

何卒ご了承賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

・・・ウ〜ン、水分取り過ぎに注意し、のど飴を用意して、十分に体調を整えて臨まなければ・・・。

●音楽現代11月号に、「3人のM〜マルタ&光子&マウリツィオ」という特集(P.76〜P.93)がありました。



No.728 おめでとうございます、マエストロ! 投稿者:すみこ  投稿日:2010/10/14(Thu) 13:22

すでにご覧になった方もいらっしゃると思いますが、今朝の産経新聞の1面と26面に昨日13日の「世界文化賞授賞式」とその後のレセプションの様子が報道されています。
Webでも見られますので、↓をどうぞ。

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/101013/acd1010132135007-n1.htm

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/101013/acd1010132137008-n1.htm



No.727 いいなぁ…記者懇談会! 投稿者:すみこ   投稿日:2010/10/13(Wed) 12:01

カジモトのサイトにも、記者会見とその後の記者懇談会の様子がレポートされていました。

◆【速報】ポリーニ、世界文化賞・受賞記念会見に登場!

http://www.kajimotomusic.com/news/2010/10/13/post-198.php

(家のマークにもこのUrl.入れます)



No.726 お見逃しなく!! 投稿者:すみこ  投稿日:2010/10/13(Wed) 11:41

今日13日は「第22回高松宮殿下記念世界文化賞」の授賞式。フジテレビ系のニュースで報道されると思います。が、今日はチリからの大報道が主となることでしょう。無事に33人の救出が行なわれますように!
授賞式については、15日深夜(日付としては16日です)の放送で、特別番組として報道されます。
10月15日(金)深夜:(16日)午前1時05分〜1時35分 「第22回高松宮殿下記念 世界文化賞」(フジTV)

http://www.fujitv.co.jp/bangumi/index.html (番組表でお確かめください)

昨日、ホテル・オークラに於いて、合同記者会見が行なわれたそうです。産経新聞のWebに記事・写真があります。

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/101012/acd1010121733001-n1.htm

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/101012/acd1010121854003-n1.htm



No.725 Re:北京でのアンコール曲 投稿者:すみこ   投稿日:2010/10/08(Fri) 11:36

クロチルド様、中国のホット情報をありがとうございました。
ご友人も“接待”では、大変でしたね(この時期、大勢の人の中に出るのは・・・)。でも調べてくださったお陰で、検索しやすくなりました。次のサイトには舞台の写真が沢山あります(家のマークにもUrl.入れます)。

http://www.csmes.org/html/42713.html

にこやかなマエストロ(*^^*)。大喝采に14回も舞台に戻られたようです。
アンコールはドビュッシー → ショパン、だったのですね。ただあるサイトには練習曲4番と書いてあり、練習曲14番とあるのは、もしかしたらop.10-4かしら?とも思います(14番もステキですけど)。
中国で演奏してご機嫌なマエストロ、熱狂的な北京のファン。日本でも素晴らしい演奏会となりますように!! (私も「予習」を始めなくては・・・)



No.723 Re:インタビュー 投稿者:すみこ  投稿日:2010/10/07(Thu) 13:00

えちゅーど様、お久しぶりです! お知らせをありがとうございました。

早速、Webページの“【話の肖像画】音を究める”を読みました。「Mostly」と殆ど同じ内容ですが、より詳しいと思われる点もありますね。写真もあるし、皆様も是非お読みください。
記事検索で出てきますが、一応、3回分のUrl.を記しておきます。

(上)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/101005/msc1010050505000-n1.htm

(中)(2ページありますが、1ページ目↓)

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/101006/msc1010060348000-n1.htm

(下)
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/101007/trd1010070312001-n1.htm



中国でも演奏会は大成功だったようです。聴衆の鳴り止まぬ拍手喝采に応えて、アンコールは5曲も!
ブーレーズのソナタの後に、何を弾かれたのでしょう・・・。知りたいですね(^^)



No.722 インタビュー 投稿者:えちゅーど  投稿日:2010/10/06(Wed) 23:03

すみこさん、皆様、お久しぶりです。お元気ですか?
連日の猛暑を忘れさせる、金木犀の香り漂う秋らしい日が続くようになりましたね♪

さて、すみこさんが↓で紹介して下さったモーストリークラシック。webで拝見しました。ぜひ続きを読んでみたいものです!

ご存知の方もおられるかと思いますが、産経新聞にも5日から世界文化賞受賞を記念してのインタビューが掲載されています。上・中ときているので、きっと明日7日が最後の記事だと思われます。
同じサンケイですし、webで見たインタビューとも一部重複しているのもあるので、続きもモーストリーとほぼ同じなのかもしれませんが...(^^;
一応ご報告をと思い、書きこみ致しました。※新聞は飯塚友子さんという方の文となっています※

マエストロの来日リサイタルもいよいよ今月ですね。私は1公演しか行けませんが楽しみです!!!



No.721 re:re:1982年の演奏家のチラシ  投稿者:すみこ  投稿日:2010/10/04(Mon) 22:13

とも様、珍しいチラシを見つけられましたね! お知らせありがとうございました。
クロチルド様からもステキな情報をお寄せいただき、ありがとうございました。

本当にScalaのArchivioは充実しているのですね、お宝の山みたいです(でもRICERCAが使いにくい・・・)。
マエストロの若き日の指揮姿も見られて、嬉しかったです(でもTeatro alla Scalaのロゴが載ってなければもっと良いのにぃ・・・)。

弾き振りのモーツァルトのピアノ協奏曲が「第22番変ホ長調」というのが、興味深いですね。
「モーストリー」のインタビューで、“弾き振り”の醍醐味を語り、「これからも続けたいと思っています。」と話すマエストロ(他の指揮者との共演の可能性も残していきたい、とのことですが)。この晴れやかな美しい曲もウィーン・フィルと弾き振りで共演して、聴かせて欲しい、そして是非とも録音していただきたいですね!! 



No.720 re:1982年の演奏家のチラシ 投稿者:とも 投稿日:2010/10/04(Mon) 13:50

クロチルド様、ご紹介、ありがとうございます!!

ポリーニが指揮台で指揮している・・・、こんな写真があったなんて!

それにしても、スカラ座の地道な努力には敬服します。
まさに、一回の公演が歴史の一ページなんだという、誇りと自負があるのでしょうね。



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