2006年の感動
皆様のご意見・ご感想(2)

ルツェルン祝祭チェンバー・フェストU

10月15日(日) 《東京:サントリーホール》

モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調 K.581
ブラームス:ピアノ五重奏曲ヘ短調 op.34

ルツェルン音楽祭のポリーニ 
《おじさん》さん
 さあ、今日は室内楽です。ザビーネ・マイヤーのモーツァルト…クラリネット五重奏曲。クラリネットが体の一部と化しているかのような、そし弦楽四重奏との密度の濃いアンサンブルで素晴らしい演奏でした。マイヤーのお辞儀の時、何故かクラリネットを持っている方の手がひょいと持ち上がる仕草がチャーミングでした。アンコールのウェーバー…クラリネット五重奏曲。私は初めて聞きましたがこれまたチャーミングな演奏で、微笑み溢れる演奏でとても幸福でした。
 ポリーニは、弦のメンバーとにこやかに出て来ましたが、イスに座ったとたん全メンバーとともに厳しい顔になりとても緊張感を感じました。ポリーニはすぐに調弦のための音を出しましたが、メンバーはあまり気にしている様子は無くすぐに調弦タイムは終わりました。チェロのマリオ・ブルネオが演奏準備に手間取って時間がかかる中、ポリーニは厳しい顔のまま1stヴァイオリンのコーリャ・プラッハーの方をジッと見て演奏開始の一瞬を待っていました。
 全開のピアノ(もちろんファブリーニ・スタインウェイ)のまん前にチェロ。左に1st2stヴァイオリン。右側にヴィオラという配置でした。出だしの数小節こそ手探り状態のアンサンブル、前半はピアノの音も少し遠く弦の音ばかりが聞こえていましたが、繰り返しをした所からどんどんピアノの音が輝いて来て、そこからは小オーケストラのようになり、時に一つの楽器のような一体感。時にソロ対伴奏と自由自在なアンサンブルで魅了されました。それにしても何という音楽でしょうか! ブラームスだから、とか、ポリーニが演奏しているから、とか、そんな事はどこかに飛んで行ってしまい、音楽のミューズに囲まれているとしか思えない一つの現象として訴えて来るような音楽でした。節目節目でそれぞれ相手の気配を伺う様子。今は自分が主人公なんだとどうどうとした姿。まるで叙情詩を大作舞台劇のようにした音楽でした。アンコールに第3楽章をもう一度演奏したので、エピローグ付きの余韻が残るコンサートでした。

 今日は忙しく、とんぼ返りしてミュージックバードで放送された1973年ロンドンのポリーニライブを聴きました。ベートーヴェンの第26番「告別」ソナタ。シューマンの交響的練習曲。ベートーヴェンの第21番「ワルトシュタイン」ソナタ。初来日1974年前年のライブで、紛れも無く当時のポリーニらしい演奏が、正規の素晴らしい録音状態で聴けました。特に告別ソナタは、1986年の来日時まで聴く事が出来なかったので、噂でしか聞いていない演奏が聴け興奮しました。

 某サイトで、1991年東京文化会館のディアベリ変奏曲や1998年サントリー小ホールで行われた語る会の時に弾いたシュトックハウゼン…ピアノ曲第10の映像がアップされています。1991年のディアベリは東京で2回。大阪まで行って1回。幸運な事にリハーサルを見る事が出来たので後半の半分ぐらいと、計3回半も聴いたのでとても想い出深い映像です。シュトックハウゼンを弾いた語る会は、自由席だったのでピアノのすぐ前の2列目でこの演奏を聴いたのでこれも想い出深いです。この映像は感慨深げに「ビューティフル」とポリーニがしゃべる直前で終わっているので残念ですが、それにしてもスゴイ映像が出てくるので驚いてしまいます。

 今日1日。午後1時からのルツェルン祝祭チェンバー・フェストTから音楽漬けだったのでとても疲れましたが、至福の長い1日でした… マエストロ、ありがとう…

10/16(月) 02:28

ちょっとだけ 
《リキリキ》さん
演奏はおじさんさんが詳述されていらっしゃるので、
わたしはどうでもいいことを..(^^;)

昨日はポリーニの背中の方から拝見してたのですが、
最初楽譜をおかれた位置ががかなり左寄りで、
どうされたのか、ひょっとして目をどうかされた?など
埒もないことを考えていたのですが、しばらくしてやっと
ア、譜めくりの方がめくりやすいようにだわ、と思い及びました。

でも1楽章を終わったところで、さすがに見にくかったのか、
譜めくりの方の顔をちょっとみられてから
ずいっと右にずらされました..なんだか人間らしい(笑)ところを垣間見ました。

それにしても、お得感たっぷりのコンサートでした!
マイヤーのクラリネットにポリーニのピアノで
私の席だと5000円!

ちなみに、ピアノだけではなく、椅子も2つ
持ち込まれているようです。

くだらないことばかりで失礼しました。

10/16(月) 14:43

夢の協演、共演、競演・・(1) 
《ともママ》さん
15日(日)、末の息子の試合の応援で前半の室内楽のチケットは友人にあげてパスしたのですが、マエストロが出演なさる17時からは逃すわけに行きません。幸か不幸か(?)勝ち進む息子を見捨てて、いざ、サントリーへ・・。

会場に入り、室内楽奏者の椅子や譜面台とともにファブリー二のピアノがセットされているのを見てもう胸がいっぱいになりました。
最初はちょっと遠慮気味だったマエストロも曲が進むにつれてどんどん興にのってきました。
超一流の5人のメンバーが、時に挑発し合ったり自らを主張し合ったり、かと思うと完璧に一体となって美しい音を響かせたり・・。
ほんとうに贅沢なひと時を堪能しました。
特に3楽章、最高にホットで、それでいてとてもクールな演奏でした。

・・・・・・

※15日のご感想のみ載せさせていただきました。この後に続く18日のコンサートについては「皆様のご意見・ご感想(3)」をご覧ください。

10/19(木) 09:16

※「日記帳」に私の感想を載せました。2006年秋『チェンバー・フェスト(10月15日)』をご覧ください。


Bravo e Grazie! Maestro!! 2006年の感動

皆様のご意見・ご感想(1)

皆様のご感想〔Interval〕

皆様のご意見・ご感想(3)

Topへ
Menuへ戻る