ポリーニ・リサイタル
10月11日(水) 《東京:サントリーホール》
シェーンベルク:3つのピアノ曲 op.11、6つのピアノ小品 op.19
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番へ短調 op.57「熱情」
リスト:灰色の雲、凶星!、悲しみのゴンドラ1、リヒャルト・ワグナー−ヴェネツィア
リスト:ピアノ・ソナタロ短調
Bravissimo!!! 《すみこ》
ルツェルン・ウィークの開幕、マエストロのリサイタルは素晴らしいものでした。お元気そうで、絶好調ともいえる程の凄い演奏でした。 詳しいことはまた落ち着いてから書くとして、アンコールだけお知らせします。 ドビュッシー:沈める寺 リスト:超絶技巧練習曲第10番 ショパン:革命、ノクターン第8番、スケルツォ第3番 ※「日記帳」に感想を載せました。2006年秋『リサイタル(10月11日)』をご覧ください。 10/11(水) 23:53 |
素晴らしかったですね 《georg》さん
はじめまして,今日演奏会に行ってきたgeorgと申します.出だしのシェーンベルクから素晴らしかったですね.いつもよりリラックスされていたように思えました.熱情も,リストの後期の作品もソナタも素晴らしかったです. ご機嫌だったせいか冗談っぽい仕草も交えてアンコールをたくさん弾いてもらって大満足でした.
10/12(木) 00:33 |
! 《おじさん》さん
音をとても大事に弾いているように感じました。右手を気にしている様子がうかがえたので何か有ったのかもしれません。しかしそれが幸いしたのか、「熱情」は抑制の効いた慈しむような演奏でした。1976年にザルツブルクで弾いた時の録音や、1986年NHKホールの録音では、外面にほとばしるような「熱情」でしたが、今回の「熱情」は内面から沸いてくるような「熱情」だったと思います。
リストの小品4曲。1978年NHKホールではゆっくりしたテンポでしたが、それに比べると全体に速く、一曲目の「灰色の雲」は急ぐ感じでしたが、すぐにその速いテンポで落ち着き、ワーグナーの葬送曲には震えてしまいました。 アンコールも5曲。リストの超絶技巧が始まった時には、来た来た来た来たと嬉しくなってしまいました。ショパンのノクターンで終わりかと思いましたが、スケルツォ第3番まで弾いてくれて、本当に素晴らしい一夜でした。
アンコールの超絶技巧を弾く気満々で現れたポリーニに、花束女性がいてそれを受取り一度袖に下がりました。残念です… そのまま弾いて欲しかった…… 10/12(木) 02:10 |
一夜明けて。 《ともママ》さん
昨晩は夢のような素敵な演奏会でした。今なお感動さめやらぬ状態です。
会場に入るとピアノには‘ファブリー二’のマーク。
昨晩のマエストロは舞台に登場なさったときからご機嫌な表情で、会場も期待で幸せな雰囲気に包まれたような気がします。
アンコールも特別大サービスでしたね。 10/12(木) 14:22 |
リサイタル 《めめ》さん
素晴らしいリサイタルだったみたいですねー。アンコールの曲目を見ても盛りだくさんで行けなかったことが本当に残念です。 NHKでは放映しないのでしょうか? 10/12(木) 23:29 |
素晴らしかったです! 《ズー》さん
いままでに何回もポリーニの演奏会に行き、そのたびにとても感動を受けてきましたが、昨夜のリストのソナタや「熱情」はいままでのどの演奏よりも印象深いものとして心に残りました。どの演奏曲目も大曲ですが、ポリーニの演奏を聴いていると大曲のようには感じられないのが不思議でした。
アンコールが5曲もあり、それだけでも演奏会のプログラムとして充分であると思うと嬉しくなりました。実は、帰りの時間を気にしていた私は「革命」が終ったところでもうアンコールはないだろうとドアの方に立ち上がりました。後ろを振り向いたら、またピアノに向かっていたので、そのあと二曲はそのままドアの所で聴いていました。
そういえば、ステージの後方にもう一台、ファブリーニさんのサイン入りのピアノが置かれていたのはご覧になりましたか? 10/12(木) 23:39 |
至福の2日間(1)※ 《ひろこ》さん
マエストロが好調なときは、それぞれの声部がくっきりと立体的に聴こえ音楽の姿がいっそう明確になるように私は感じます。11日のリサイタルではシェーンベルクを弾き始めた時からそう感じたので今日は好調に違いないと確信しました。ただシェーンベルクの演奏に関しては私個人としては2004年の横浜で聴いた時の感動が忘れられません。マエストロが不調なときは幾分テンポが前のめりになるように私は感じます。2002年のプロジェクトで聴いたアパッショナータは幾分テンポの乱れが感じられました。今回は全くそういうことはなく、完璧で感動的なアパッショナータでした。特に2楽章はすばらしく美しかったです。3楽章の最後はもの凄い早さでしたが、決して乱れることなく余裕さえ感じられる表現でした。みなさんおっしゃるように若き日の燃えたぎるような熱情とはちがいましたが、伝わってくる音楽の深さはそれ以上であったと思います。 おじさん様がおっしゃる、右手をかばっている感じ、実は私も昨年のリサイタルから感じています。右手に重心を掛けきるのをためらっているような感じ…心配です。でも後半の演奏はそんな心配も吹っ飛ぶすごさでした。前半より響きは深く豊かになり「リストが来た」という演奏でした。でも私が何より感動したのはアンコールです。大ソナタを2曲も弾いたプログラムの後ではアンコールなしも覚悟していたのに。最後にスケルツォ3番が出た時には思わず涙がでました。こんなに弾いた後でこの大曲をこんなに完璧に弾くなんて…。 いつもの通り、客電があがっても鳴りやまぬ総立ちの聴衆の拍手に応えて何度もにこやかに舞台に出てきてくださったマエストロ。すばらしい演奏を本当にありがとうございました。
・・・・・・ めめ様、残念ながら11日のリサイタルにTVカメラは入っていませんでしたし、天井からマイクも下がっていませんでした。ブラームスのコンチェルトは絶対撮ってくれると信じています。こんなことなら署名を集めてNHKさんに送っておけばよかったですかね。
ズー様、マエストロはピアノを2台持ってきているんですね。12日のトークでは、リサイタルで使ったピアノはパワフルですばらしい音がするのでブラームスのコンチェルトの時にも使いますとおっしゃっていましたよ。
10/14(土) 10:34 |
Bravo e Grazie! Maestro!! 2006年の感動