時々の雑記帳

音楽のこと、ポリーニのこと、日々の雑感を、
時々(気まぐれに)、書き入れます。

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このほかの日記帳はこちらを、すぐ前のものは「夏」7〜9月をご覧ください。

(10月〜12月)

穏やかな秋を望みつつ
空が高くなり、うろこ雲や淡いすじ雲が秋の爽やかさを感じさせます。ようやく秋らしくなりました。風は涼しく、太陽の温もりが心地よい季節。
・・・と言いつつ、猛烈な台風が日本に向かっているとの予報、これも日本の秋の宿命(?)でしょうか。
9月には残暑の後に、大型の台風15号が千葉県を襲い、大きな被害をもたらしました。首都圏で、東京の隣県なのに、電気の復旧がなかなか進まない現実に、呆然としてしまいます。人々の安全や生活を守ることが出来ていないのに、「適切に対応した」という為政者には唖然とするばかりです。
その復興がまだ為されないのに、また猛烈な台風19号が近づいているとは・・・。
皆さま、どうぞ充分に気を付けて、安全第一にお過ごしください。

自然の猛威とはいえ、多くの台風の発生、また大型化が海水温の上昇によるのなら、人類の営みが影響している部分も大いにあるのでしょう。
16歳のグレタさんの怒りの訴えが、胸に響きます。出来ることなら、誰もが安心して生まれ育っていける環境を、何処にいても暮らしやすい社会を、地球上により良い未来を、次の世代に、もっと先の世代にも、残して行きたいものです。

などと思いながらも、ジェット機に乗って海外旅行へ行ってきたのは、私ですm(_ _;)m
9月半ばの1週間ほど、初めてのイタリアを経験してきました。旅行会社のツァーに参加して、ミラノ〜ヴェネツィア〜フィレンツェ〜ローマを巡る、いわゆる“王道ルート”の旅。音楽シーズンにはまだ早く、オペラなど鑑賞はできませんでしたが、美術の方は絵画、彫刻、建築など各都市で楽しんできました。「最後の晩餐」の人物(キリスト様も)表現の深さ、「ダビデ像」の均整美と圧倒的な存在感、「花の聖母寺院」の優雅な美しさ・・・。ガイドさんに案内されて“ひと通り”の鑑賞でしたが、要点を抑えての説明があればこそ、判ったことも多かったです。

イタリアの石造りの街並み、歴史を思わせる建物や石畳。郊外には緑の農地やブドウ畑、遠くに糸杉や塔のある教会の風景。イタリアの空気と風、明るい太陽とクッキリした影、街の喧騒や香りさえも新鮮で、刺激的で蠱惑的な数日間でした。なによりマエストロの生まれ育った国の文化、風土に触れられて、幸せでした(*^^*) 食事も美味しかったし〜。

スカラ座博物館を見学した際“MAURIZIO POLLINI”と名の印刷されたポスターを見つけたのも、ささやかな喜びです。1973年11月、ABBADOさん、スカラ座管弦楽団との共演で、ブラームスのピアノ協奏曲第1番、後半にはベートーヴェンの交響曲第3番という演奏会のものでした。

マエストロの新シーズンは、9月のミュンヘンの特別演奏会に始まり、10月8日はアムステルダムにてリサイタルが行われました。プログラムはショパン、ドビュッシーの曲からベートーヴェンの後期ソナタ3曲へと変更になりました。
その後のルガーノ、パリ、チューリッヒの曲目も発表され、上記3曲のプログラムの他、ブラームス、シェーンベルクの曲と「ハンマークラヴィーア」が組み合わされています。また、来年2月のバーリでは、ピアノ・ソナタ第28番も演奏されるようです。
今、マエストロが最も演奏したい、探求していきたいのは、やはりベートーヴェンの後期ソナタなのでしょうか。28番と「ハンマークラヴィーア」も、もし再録音されるなら・・・ワクワクしますね。
来年生誕250年を迎えるベートーヴェン。マエストロのピアノは、深みと高みを増してベートーヴェンの音楽の世界を表出し、新たなベートーヴェン像を、決して古びることのない音楽の魅力を、聴かせてくれるに違いありません。

今回の更新では、Pollini's Schedule[2019-2020 Season]と「2020年のスケジュール」(まだ情報は少ないのですが)を新たにUPしました。

2019年10月11日 0:50

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