時々の雑記帳

音楽のこと、ポリーニのこと、日々の雑感を、
時々(気まぐれに)、書き入れます。

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(10月〜12月)

小春日和は冬の季語?
ホッと心が和む小春日和の日々です。早くも(東京に)11月に雪が降り、さっさと冬が来てしまったような今年の秋でした。
今年の秋・・・は、私事ですが、引越し・引越しに追われて過ごしました。ようやく一段落がつき、今我家の窓から見える景色は紅葉から落葉へと進み、もう初冬の風景ですが、今日の空は穏やかに晴れ、白い雲が浮かぶ秋模様です。師走はまた慌ただしく過ごすことになりますが、小春日和の日々をもう少し楽しみたいものです。でも、やはり冬はすぐそこに。皆さまも風邪などひかれませんように。

時間と雑事に追われて過ごした2ヶ月余り、マエストロ・ポリーニの演奏会など気になることは沢山あったのですが、記事を見つけられなかったり、あっても読めなかったり・・・。更新はおろか、皆様のご投稿やメールにも対応できないままでした。どうぞお許しください。
やっとインターネット環境も回復し、さてマエストロは、と思えば、もうこの秋の演奏会を全て終えられていました。今頃はご自宅でゆっくり過ごされているのでしょうか。(でもイタリアの政治情勢も、きっと気にされているのでしょうね・・・。)

この秋のリサイタルについて、いくつか判ったこと(教えていただいたこと)を書いて、スケジュール表に追記してみました。

ルガーノのアンコールは「沈める寺」と「バラード第1番」(これは掲示板にも記しましたが)。

シュトゥットガルトではシェーンベルクの「6つの小品op.19」が初めに演奏され、Balsam=香油(慰め)のようだった、と。アンコールは2曲目に「バラード第1番」。

ジェノヴァでの演奏会は、アンコールなどは判りませんが、翌8日午前中に講演会を開き(Pallazzo Ducaleにて)、「ロマン派と20世紀の音楽について」語ったそうです。マエストロらしい・・・ですね。

ミュンヘンのヘラクレス・ザール、延期になっていたリサイタルも無事に行われ、日本から聴きにいらした方からメールを頂きました。マエストロはお元気そうで、しっかりした足取りで登場、素晴らしい演奏会だったとのこと。王宮の中の石造りのホールは壁にタペストリーが掛けられ、そのせいか残響が適度に抑えられ、クリアーで豊かな響きが生み出されていたそうです。マエストロの録音の多くがここで行われている、お気に入りのホール・音響なのでしょう、その生の音を、聴いてみたいですねぇ。美しい音色、抒情性豊かな魔法のような音楽、気力に満ちた演奏に、舞台上にも臨時の客席が設けられたホールは、満場のスタンディング・オヴェーション。アンコールは「沈める寺」「バラード第1番」「スケルツォ第3番」。

12月1日、今季最後のチューリッヒの演奏会も、無事に行われたようですが、情報は得られませんでした。

2017年の演奏会も、新しい日程やプログラムの発表がありました。スケジュール表に載せて、簡単な更新といたします。
雑記帳を書いている間にも、日が落ちて風が強まり、寒さが忍び寄ってきました。小春日和とも、もうお別れかな。。。

皆さま、お身体に気を付けて、どうぞ良い年末・年始をお過ごしください。

2016年 12月6日 16:20

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