昨日は「入梅」(雑節)という日、梅雨入りももうすぐ・・・と思わせる不安定な空模様でした。今日は一転して青い空から夏の陽射しが降り注いでいます。道端に紫陽花が色づきはじめて、この花のためには雨も良いな、やさしく降って、花や葉をしっとりと、生き生きとさせてほしい、と思います。
雨の中、紫陽花を訪ねて、公園やお寺めぐりの散策をしてみたいと、毎年のように思いながら、なかなか実行にうつせないでいます。今年こそ! でも、その前に大事な大事な仕事がありますね!
16日正午から、カジモト・イープラスの会員先行受付です! それで不調ならば、27日の一般発売でも頑張らなくてはッ! チケットを取らなくては、梅雨どころか、夏も楽しめませんね。
10月23日の公演が加わったのは、本当に大きな喜びでした。以前サントリーホールに23日の予定があったのに、なぜか消えてしまって、ガックリしましたっけ。あまりに間隔が空き過ぎる不自然さ・・・他のホールで行なわれるのかもしれないと、あちこちのホールの予定を探し回りました。
そして京都で初めての演奏会があり、「平均律」を弾くと知った時の驚きと嬉しさ。それでもまだ空白の日々が多い・・・。
ついに、先行発売も近づいた数日前に判明した、23日のサントリーホールでのリサイタル。やっぱり、あったのネ! しかもベートーヴェンの3曲の後期ソナタ!
来年ロンドンでのポリーニ・プロジェクトをはじめ、アメリカでも演奏されるのを、羨望の思いで見ていましたが、いち早く日本で聴けるなんて!! 本当に嬉しいニュースでした。
ベートーヴェンのソナタ。常に外れることなくポリーニのレパートリーの中核にあった曲達。ショパン・シューマンイヤーの今年は、これまで珍しく出番の無かったベートーヴェンでしたが、来シーズンはまた「中核」に戻ってくるようです。特に後期ソナタは“ハンマークラヴィーア”は別として、ここ数年(今世紀に入ってから)リサイタルで演奏されることがありませんでした。
以前から全集の録音を予定し、あと7曲を残すマエストロですが、後期ソナタの再録音も希望していると伝えられています。この取り組みは、全集完成へ向けての一歩なのでしょうか。
梅雨のないヨーロッパ、爽やかな気候の中で、音楽会シーズンもそろそろ終りに近づいているのでしょう。マエストロの演奏会も、あと2回。作曲家で現代音楽の優れた指揮者として知られる鬼才ペーター・エトヴェシュとロンドン交響楽団との共演です。ブラームスの協奏曲第1番を弾いて、ロンドンからパリへ。パリの公演は昨年から続く“Pollini Perspectives”の締めくくりとなる演奏会です。ポリーニの意欲的な活動が、大きな実りを迎える今シーズンの終りです。
今回はまたスケジュール表に変更・追加して、更新しました。
アメリカのAlanさんからNYとワシントンでのプログラムの変更(マズルカはop.56-3のみ演奏されたこと)とワシントンのアンコール(バラード第3番、練習曲op.25-1、バラード第1番)のお知らせ。
ドイツのJanさんからウィーンのリサイタルの成功とアンコール(「革命」とスケルツォ第3番)のお知らせ。
アムステルダムのアンコールは「革命」とバラード第1番。
シエナでのプログラムは、そのサイトでは「ドビュッシー:前奏曲と練習曲」となっているけれど、ドイツ・グラモフォンのOn Tourではショパン・リサイタルとなっています。ザルツブルク音楽祭のプログラムから推して、「ショパンの前奏曲と練習曲」と思われるので、変更しました。
日本での10月23日のリサイタルも追加しました。