“ヂュー ヂュピチュ”? はて、このイントネーションは? どうやら鶯の赤ちゃん(?)がおしゃべりを始めたようです。声はまだ全然それらしくないけれど、もう少し暖かくなれば、梅の枝でキレイな声を聞かせてくれるのでしょう。梅も一輪二輪とほころんで、もう春の近いことを告げています。
トリノ・オリンピックも最終盤で値千金の金メダル、おめでとうございま〜すv(^^)v やっと日本の選手の皆さんにも春が来た?(いえいえ、まだ氷も雪も融けては困るけれど)
マエストロはオリンピックを楽しまれたのでしょうか。この間ミラノとハンブルクでリサイタル。インタビューに応じたり、リハーサルに臨んだりと、ご多忙だったようです。
マエストロの地元ミラノですが、実は新装成ったスカラ座での初リサイタルで、5年ぶりです。「どんな音響か、楽しみです」というコメントがありました。
そして評には"Trionfo"、“現代的で光り輝く(明晰な?)ショパンでの勝利”とありました。言わば、この音楽の至高の美しさに身を任せ、聴衆とともに喜びを分ち合う感覚で、しかしスター然とした表出は少しも無く、その魅惑を少しでも引き伸ばしたいという素朴で正当な望みをもって。それは、女性的な青白くロマンチシズム過剰なショパンではなく、常にポリーニのショパン、かつてないほど熟慮され、コントロールされたポリーニ的なショパンだった。輝かしい、現代的な、結果に譲歩することのないショパン、奇跡的なハーモニーとほとばしる歌が同じ重みで在るショパン。
マエストロもきっと、音響にも満足されたのでしょう。アンコールは4曲。「雨だれ」、前奏曲24番、バラード1番、「革命」(順は判りませんが)
ハンブルクでも大成功だったようで、“最高の水準に不動”という題の評がありました(難しくて・・・^^;)。
そして今夕、ミラノではマエストロのサイン会が行われるそうです。「2万枚以上を売った彼の“ノクターン”の成功を祝って、ヴィットリオ・エマヌエレUガレリアのリコルディ店にて」。きっと長蛇の列になるのでしょうね。
スケジュール表にいくつかの曲目を追加しました。シュトゥットガルトでは、ベートーヴェンのソナタ第1番とともに第2番を取り上げるのが興味深いですね。アメリカでは、ショパン、リストにブーレーズという豪華なプログラム。
それから、来日公演の記録について一つ訂正を致しました。数ヶ月前に1978年札幌公演のプログラムに1曲を追加したのですが、その後「これまでの情報通り、3曲です」とのご指摘を受けました。28年前の札幌での公演は、今、東京で調べる術は殆どありません。それなら公式のプログラムに記載されてきたとおりに掲載した方が良いかと思い、再度訂正を致しました。また、それに関して記した日記帳の文も削除しました。
皆様にご迷惑をおかけしたこと、またご不快な思いをされた方のあることを思い、深く反省しております。
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