マスクをしてくるんだった! 小雨(みぞれ?)パラつく渋谷の街を歩きながら、思いました。
いえ、私は元気です。ゆるみっ放しの頬を隠すために。行きは期待で、帰りは嬉しさで、顔がニヤツイてしまって、困りましたぁ。すれ違った人はきっと、不気味なオバサンだと思ったことでしょう。
1月5日、Pollini Edition をついに手に入れました。ミラノの空(西の方)に向かって、マウリツィオ、おめでとう!と叫びました(心の中で)。
そして、ショパンの協奏曲、シューマンの協奏曲を聴きながら、嬉しさと感謝の気持ちで一杯です。
過去の演奏にこうして触れることができて、彼自身が選んだ、その芸術の軌跡を明らかにする音源に、あらためて触れることができて、この素晴らしい芸術家の演奏を聴けるのがどんなに幸せなことか、これからも聴きつづけていけるのがどんなに悦ばしいことか、と思いました。同時代に生きていて、本当に良かった!と思います。
貴重な写真を提供してくれたポリーニの温かさにも感激です。お父様似と思ったけれど、お母様(とっても美しい方)にもそっくり!! 奥様との、ダニエーレとの心温まるツーショット。リヒテルとの敬意のこもった握手・・・。リヒテルの本に、コンサートやCDの率直な批評があるのですが、若いポリーニの演奏を「冷たい」「機械のようだ」とか書いていたので、あんまり親しくないのかしら・・・と思っていたのですが。。。
夕方はRAI3を聴きました。5時からのインタビューやドキュメンタリー。内容はサッパリだけど、ポリーニの声だけは判る! 独特の話し方ですね。「謝肉祭」の和音が鳴ったのには、ビックリ。ところがすぐにバッファになってしまって・・・(T_T)。
協奏曲も受信状態は悪かったけれど、それなりに楽しめました。Op.61のピアノ版、第2楽章が綺麗でしたね。またいつか、演奏してくれないかしら。今日は充実した1日でした。マエストロ、ありがとう。
さて、この Wie aus der ferne も、今日で満1歳になりました。温かく見守り、励ましてくださった皆さま、ありがとうございました。
なかなか更新できなかったり、コンテンツが増やせなかったり、歯がゆい思い、情け無い思いもしましたが、ゲストブックに訪れてくださる方々、メールを下さる方々に支えられて、ここまで続けて来られました。
今年もまたポリーニ・イヤー。ご一緒に楽しく、さらに熱く、ポリーニへの想いを語り合っていきましょう。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
で、1歳の記念に「ポリーニ・バイオグラフィー」を作ってみました。実は去年オープンした時、"Coming soon" と書いたのですが(^^;)。なかなか実現できず、そのうち、「みんな知ってるもの、載せてもしょうがないよネ」と、諦めてしまったのでした。
でも、ここも1歳、マエストロは還暦。やはり基本的なコンテンツとしてUPしようと、心を新たにしたわけです。
いろいろな資料を参考に、簡単な年表を作成しましたが、ちょっと記したいこと、もっと触れたいこともあります。書き加えたり、別の形で、充実させていきたいと思っています。また、間違いもあるかもしれませんのでご指摘を、また「こういうのもありますよ」という新たな情報も、お寄せいただければ幸いです。