暑い日が続いています。海へ、山へ、はたまたオフィスへ涼を求めて、皆さま楽しい夏を過ごしていらっしゃることでしょう。8月を迎えてこのHPも、夏バージョンにしてみました。
夏の花では、百日紅(さるすべり)が好きです。ピンクに近い赤の色合い、華やかなのに繊細な花、しなやかな枝を伸ばす木の姿も良いですね。
写真を撮りに行こうと思っていたものの、日中出かける元気もなく、素材を探したけれど適当なものがなくて、一転、睡蓮の写真を借りてきました。
睡蓮→モネ(の絵とは全く異なる印象の写真ですが)→ 印象派 → ドビュッシー → 前奏曲 → ポリーニ・・・く、くるしいコジツケ(^^;)。睡蓮の花言葉は「心の純潔、純情、冷たさ」、ちょっと涼しそうでしょう?
それよりも(?)、indexの写真です。「さすらい人幻想曲」のLPを先日見つけました。CDの写真(以前このHPに飾らせていただきました)と同じものと思われますが、色合いの関係からか、少し印象が違います。CDの柔らかな優しい雰囲気、こちらのシャープで怜悧な感覚、どちらもステキなポリーニですネ(*^^*)(相変わらずミーハーで。暑さのせいと思って、お許しください。)
演奏会の予定がまたいくつか判りました(Arpeggioさん、ありがとうございました)。
10月2日にボローニャで、Musica Insieme(一緒に音楽を、でしょうか、室内楽を主としたシリーズのようです)のオープニング・リサイタル。
ところがそれに先立って、大ピアニストに敬意を表して、特別の序章(prelude)として9月30日に長編(?)映画が上映されるというのです。“Pollini e la sua musica(ポリーニとその音楽)”で、「勉学(練習?)の時から、演奏会前の舞台の幕の後ろまで、教育者としての責任まで、様々な面を見せながら、彼の芸術の変遷を語る」というもの。以前にTVで放映されたものか、別の新しい作品なのかは判りませんが、見たいですねー。
もう一つは来年のスケジュール。4月にフィレンツェにて、メータとの共演でモーツァルトの27番です。この時、ダニエーレ君も出演して、ラヴェルの協奏曲を弾きます。父子共演というんでしょうか、とても興味を惹かれる演奏会ですね。
ダニエーレは7月にラヴェンナで、指揮者としての活動を始めましたが、その時はポリーニも聴きに行っていたとのこと。
その時のインタビュー(ダニエーレの)では、やはり父子の関係が注目されていましたが、ポリーニは息子を信頼して見守る、とても良いパパのようです。音楽に関しても率直に意見を交わし合い、時々四手で演奏する時は、ポリーニがオーケストラ・パートを弾くのだとか。「でも、やっぱり父は(教師としてより?)ソリストとして素晴らしいと思う」とか言ってました(かなり怪しい読み方ですが^^;)。
いつの日か、ダニエーレの指揮でポリーニが協奏曲を弾く、本当の父子共演が実現するかも知れませんね。
そのダニエーレの演奏会、RAI交響楽団を指揮したベートーヴェンの交響曲4番と7番を、
RAIのRADIO3で放送します。
9月15日 17:15から(日本では16日0時15分・・・まだ宵の口?)
http://www.radio.rai.it/radio3/