時々の雑記帳

音楽のこと、ポリーニのこと、日々の雑感を、
時々(気まぐれに)、書き入れます。

しばらくは、更新状況もここに書きます。
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このほかの日記帳はこちらを、すぐ次のものは「春」4〜6月ご覧ください。

(1月〜3月)

ベートーヴェンさん、安らかに。
今日は何の日? ベートーヴェン先生のご命日です、没後174年。
で、ブーレーズ先生のお誕生日でもあります。76歳。惜しい!「100年後」だったら、きっと生まれ変わりだったのに・・・、なんて、バカなことを考えてしまったのは私だけ?
それで今日は、ベートーヴェンをしのんで、寝る前に彼の曲を聴こうと思いましたが、さて何にするかとなると、なかなか決まりません。
いつも聴く「ディアベッリ」もいいけど、ちょっと特別の日らしく「後期ソナタ」もいいな、とか。
協奏曲なら何番が良いかしら、たまには交響曲もいいな、と迷った挙句、結局弦楽四重奏に落ち着きました、16番Op.135へ長調。
のびやかな歌が流れる第1楽章、生気溢れる第2楽章、深々とした音色が心に染みとおる第3楽章、楽しげに戯れているような終楽章。Muss es sein? Es muss sein. の記入は、大げさなことでなくちょっとしたメモだとか、支払いに関することだとかいわれるけれど、ベートーヴェンのユーモアと考えても、微笑ましいですよね。決然と力強く終わるところも何だか嬉しい。イタリア四重奏団の明るい音色、力強い響きと、大らかな表現がピッタリです。後期四重奏曲では15番や、特に14番が名曲とされているけれど、この最後の四重奏曲もやはり魅力的だと思いました。
ポリーニに関してまたひとつ、もう書かない方がいいかな、と迷いつつ、新譜延期のお知らせです。そろそろ発売日が決まったかな、と期待してのぞいたユニヴァーサルのサイトなのに、更に「5月上旬に延期」だそうです。もしかしてホールで新発売するつもりかな、だったらサイン会もして・・・なんてズーズーしいことは決して言いません! だから早く聴かせて〜〜!!
2001年3月26日 23時47分

アンコール曲をまとめてみました
皆さま、お待たせいたしました!!(・・・でもない?)
鶏共和国掲示板で皆様からお寄せいただいた情報をもとに、アンコール曲を一覧表にしてみました。その際お寄せくださったコメントも一部転載させていただきました。大使さん、皆さま、本当にありがとうございました。プログラムと連絡できるようにしましたので、併せてご覧下さい(「作曲家別」には入れていません)。見ていくと「ウヮーッ!(^o^)」と感激したり、「なるほど!(^^)」と感心したり、「なぜ?(^^;)」と思ったり。その時々の情景を想像してワクワクしながら作りました。皆様もご覧になって楽しんでください。今度のリサイタルへの期待もまた高まるかもしれませんね。私の予想(希望?)では・・・、12日アラベスク、18日ショパンのエチュードのどれか、22日はミケランジェリによせて思い切って(?)ドビュッシー、または欲張って(誰が?)ラヴェル・・・、勝手なこと言ってごめんなさい、ポリーニ様。
「音楽の友」4月号の人気投票の結果発表、ご覧になりましたか。好きな音楽家としてはカラヤン、バーンスタイン、小澤さんに次いでポリーニ。ヨシヨシと思ったけど、好きな鍵盤楽器奏者の項目では、アルゲリッチ1位、結構差がついてポリーニが2位、何でこうなるの? いろんなジャンルの音楽ファンにはポリーニが支持されるけど、ピアノ・ファンにはアルゲリッチが断然人気があるということ? このところのアルゲリッチの日本での活動や、昨秋の「ショパン」誌での人気投票の傾向を見ても、まぁ予想はしていたけれど、でも、ポリーニ来日後だったら、また別の結果だったかも・・・、などとつい思ってしまいました。あと「ヘェ〜」と思ったのは、人気のあるピアノ曲が1「月光」2「熱情」3「悲愴」のいわゆるベートーヴェン3大ソナタ。ポリーニの「月光」を除いては、アルゲリッチもポリーニも弾いて(録音して)いない曲ばかり。なんだかよく判らない結果ですね。そういえば、好きな音楽作品の第1位がラヴェルの「ボレロ」!? そりゃ私だって嫌いじゃないけど・・・。調査方法に問題があるのでは、いや音友読者の傾向を表しているのだ、これはこれでいいんじゃないの、いや、やはり・・・、などと書店でいろいろ考え悩んだ私でした。
 「ぶらあぼ」4月号の6月・海外コンサート情報に、ポリーニの演奏会を見つけました。ウィーンのリサイタルと、パリでのブーレーズと共演のバルトーク1番です(聴きたい!!)。スケジュール表に載せておきます。
2001年3月20日 00時30分

春遠からじ・・・?
「表紙をご覧下さいませ。マウリツィオさま、おん年18歳のお写真でございま〜す。」
60年、ショパン・コンクール優勝直後に録音された協奏曲第1番と、68年録音のバラード第1番などをカップリングしたEMI盤です。写真の撮影記録は書いてありませんが、この初々しい横顔は60年頃じゃないでしょうか。
スキャナを買った(^^)ので早速使ってみたのですが、ちょっと変な光が斜めに入ってしまいました。説明書(これが苦手で・・・)をよ〜く読んで、もっとキレイに取り込めるように頑張ります!
DGのサイトがなかなか開かなかったので、何か更新情報があったかな、と見たところ、演奏会予定が5月までになっていました。4月24日パリで、シューマンとショパンのプログラム。曲は判りませんが、29日ロンドンでのアレグロ、クライスレリアーナとバラード4曲と同じかも知れませんね。そうやって弾き込んで、5月には日本ツアーでも披露してくれるのでしょう。
それからこれは、ユニバーサルのサイトで見た悲しい(T_T)お知らせ。
シューマンの新譜は4月中旬発売に変更だそうです。どうなってるの、もぅー?
「来日記念盤」とか銘打って出すつもりなんでしょうか。そういえば、「アルゲリッチの4月来日記念」とか、「ウゴルスキの5月来日記念」とかもありました。おまけにウゴルスキには「ダヴィッド同盟舞曲集」も含まれている・・・。
どーゆー販売戦略なんでしょ、それとも録音になにか問題があるのか、どなたかご存知ありませんか?
小雪が舞って冬に逆戻りのような日、あぁ、ジッと「春」を、「春たけなわ」を待ちましょうか。
2001年3月12日 22時09分

モーツァルトの室内楽
マエストロは3月はアメリカへ。ニューヨークで意欲的な演奏会を行います。
今日6日はアッカルド4重奏団との共演で、モーツァルトの室内楽。いいですねぇ、なんだか春らしくって。ピアノ四重奏曲K.478は99年のザルツブルクや、つい最近1月のミラノでも一緒に演奏していますね。レパートリーとして定着して、録音などおこなってくれないかしら。アッカルドもDGからCDを出しているので、無理な話ではないと思うけど、やっぱり「春の夢」かなぁ。(プレヴィン+ウィーン・ムジークフェラインの演奏を聴きながら、想像を巡らしています。)
ピアノと木管の五重奏曲、私は知らないので、CD屋で探したのですが、見当たりませんでした。木管を弦楽用に編曲して演奏するのでしょうか。ウ〜ン、聴いてみたい!!
ローマでのベートーヴェン・チクルスは全部(第九はわからないのですが)DVDになるようです。嬉しい悲鳴(^O^)。日本で何時発売されるか判りませんが、多分セットでしょうから、かなり出費を覚悟しなければ・・・、私はその上プレーヤーからして買わなくては・・・。ふところが悲鳴(;^^;)。セッセと働いて、セッセと貯金。(噂ではアバド腕時計というものがあるとか。ポリーニ貯金箱って、無いかしら?)
ゲスト・ブックにも書きましたが、今度少し改良して、クッキー使用、投稿者削除可能になりました。気軽に、気楽に、ご投稿ください。(前回書いた文字の大きさ云々・・・は私の、あぁ勘違い、でした。)
2001年3月6日 12時33分

三寒四温というけれど
きのうは関東で春一番が吹いたのに、弥生三月は冷たい雨で明けました。
でも一歩一歩、春は近づき、待望のあの日も近くなる・・・。そんな思いで、「日本におけるポリーニ」というコンテンツを作りました。少し前にUPした「来日プログラム」を入れて、その曲目を「作曲家別」に分けた表を載せ、そこにカウントダウンのある表紙をつけてみました。あの写真は、ウフフ・・・です。皆様からお知らせいただいたアンコール曲も載せたいと思っています。どういう形がいいかしらと思案中。主婦さん、ズーさん、まはらじゃさん、Arthurさん、としさん、Yamakenさん、ありがとうございました。
それと、遅くなりましたが大使さん、「来日〜」の紹介してくださってありがとう。おかげさまで来訪者が増えて、ホクホクです(^o^)。

ゲストブックの字が大きくなって読みやすくなりましたね。って、他人事のように言うのはレンタル・サイトが改良してくれたからです。そのサイトの都合で今日からURLも変わりました。ゲストブックにブックマークをつけていらっしゃる方は新しい方に直してくださいね。

2001年3月1日 23時53分

来日プログラム作りました。
今日、梶本音楽事務所から「ワールド・ピアニスト・シリーズ」のチケットが届きました。
あぁ、現実に一歩近づいた・・・という感じです。(フトコロの痛さも感じてしまうけど)
あとは掲示板でどなたか仰っていたように、元気で来日してくれることを、ハッと我に返って(!)プログラム変更なんてしないでくれることを、祈るばかりです。
共和国の皆さんも殆どの方がチケットを取れたようで、本当に良かった! まだ入手できなかった方も、どなたかから譲り受けることができそうだし、梶本のHPによると3月8日頃、再発売もあるようです。激戦、混戦の後、よくよく整理したらまだ残券があったのでしょう。思えば私も、前回はこの敗者復活戦で1枚手に入れたのでした。
また、余ってしまった方は、掲示板で譲れなかったら、「音楽の友」や「レコ芸」の読者欄を利用なさるといいと思います。かつて私もそれで入手したことがありました。(アァ、私もいろいろ苦労したもんだわ・・・とシミジミ)。
とにかく満員御礼で、立ち見があるくらいの状態で(日本ではダメ?)、マエストロを迎えたいですね。満席の方が残響も少ないだろうし。彼に空席は、見せたくないです!

「レコード芸術」3月号によると、シューマンの新譜はまたまた「3月下旬」に延びてしまいました。どうしてそうなるの? ちょっと不安です。
でも「ディアベッリ」が名盤鑑定団の3人のセンセイから高評、絶賛を浴びていたので、ニヤニヤしてしまった(本屋さんで)私でした。
今日は(まだウィーンは23日ということで)マエストロはウィーンで「皇帝」ですね。 ローマでは絶賛を浴びたようです。ANSA通信にStanding ovation とか"Bravo","Bravo"とか、載っていました(それしかわからない・・・)。
ポリーニのこれまでの日本での演奏会のプログラムを、一覧表にしてみました。フゥ〜。

2001年2月24日 00時37分

戦いすんで、春がきた?
今日の東京は、春を思わせる暖かい日でした。
ポリーニのチケット入手戦も終わり、ホッとした気持ちに応えてくれたような太陽の温もりでした。
共和国の皆さんそれぞれに、激戦・混戦を勝ち抜き、また幸運に恵まれ、ご友人に恵まれ、希少なチケットを得られたこと、掲示板を読みながら我がことのように一喜一憂していました。
ホールで実際にポリーニのライヴを聴く、それは勿論何ものにも変えがたい喜びですが、そのホールのどこかに、共和国の方々が聴いていらっしゃる、感動を共にし合えると思うと、それはまた大きな喜びです。
想像するだけでワクワクしていますが、でも、まだ3ヶ月もあるのですね。つい春めいた陽射しに、もうすぐ聴ける!ような気になってしまいましたが、落ち着いて。
3ヶ月の間にポリーニを聴く準備をしましょう。
もちろん曲にもより親しんでおきたいし、手紙を書く方は、英語やイタリア語の復習。
5月の経済的打撃に備えて、お仕事もシッカリ。学生さんは、勉学に励んで!
それからワタシはちょっとダイエット・・・(なんのことやら?!)
な〜んて、浮かれてしまいましたが、まだまだ寒い日が来るでしょう。北国の方、お風邪をひかれませんように。
2001年2月19日 23時34分

チョコレートを贈りたい・・・
今日は2月14日。「マエストロ」はローマで「皇帝」です(^^)。
アバドとベルリンフィルの「ベートーヴェン・ツィクルス」で、5人のソリストがピアノを弾くわけですが、やはり最後はポリーニの「皇帝」でキマリ!ですね。
プログラムとソリストを挙げてみると
 2月8日 エグモント序曲、ピアノ協奏曲第4番、交響曲第7番(ブレンデル)
 2月9日 交響曲第1番、ピアノ協奏曲第2番、交響曲第3番「英雄」(アルゲリッチ)
 2月11日 交響曲第4番、ピアノ協奏曲第3番、交響曲第8番(キーシン)
 2月12日 交響曲第2番、ピアノ協奏曲第1番、交響曲第5番「運命」(カシオーリ)
 2月14日 交響曲第6番「田園」、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ポリーニ)
 2月15日 交響曲第9番「合唱付」
となっています。
そして17日からウィーンでまた繰り広げられるわけです。(ピリスがブレンデルに替わり登場)
凄〜い演奏会ですよね。ローマの人、ウィーンの人が羨ましい! いえ、ヨーロッパ中から、また日本からも、聴きに行く音楽ファンも多いかもしれません。
でもちょっと気になるのがアバドの体調。こんなスケジュールで、大丈夫かしら?
昨秋の日本公演でもその激ヤセぶりがいわれ、アバド・ファンはとっても心配していました。でも演奏は超名演だったようで、感動、感激も一入だったみたいですね。「音楽をしてるとますます元気になる、根っからの音楽家」だそうですが、でも無理はしないで欲しい。
この間あるサイトで写真を見ましたが、本当にビックリするほどの変貌でした。痩せて、老けてしまって・・・痛々しいほどです。
ポリーニもきっととっても心配していることでしょう。
子供の時からの友達、というより頼れる「兄貴」って感じだったでしょうか。社会的信条も近い朋友、一番理解しあえる、信頼できる指揮者。何よりも、かけがえのない友人。
前の日記に、8日にはニューヨークに行くのかしら?と書きましたが、クルタークの曲は、やはり弦楽四重奏のための曲でした。
きっとポリーニは早めにローマに行って、他のソリストの演奏を聴いて交流を深めたり、アバドを気遣い、励ましたり、支えたりしているのではないでしょうか。
素晴らしいソリスト達と楽団員に囲まれ、素晴らしい演奏をして、ますます健康を快復してほしい。今日もそんなパワーのある素敵な演奏会でありますように。
バレンタインのチョコレート、ポリーニに(*^^*)、そしてアバドさんにもエールと共に贈りたい気がします。
2001年2月14日 07時56分

今日はニューヨーク?
今日はマエストロはニューヨーク。
Perspective Polliniの一環として、カーネギー・ホールで、エマーソン弦楽四重奏団とジョイント・コンサートです。
でも、曲目がいまひとつ判らないのです。
バッハの「フーガの技法」、クルタークの「Hommage a Mihaly Andras」、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第13番、および大フーガ。
「フーガの技法」をピアノで弾くのでしょうか。過去にグレン・グールドがピアノで録音していたそうですが、一般的にはオルガンか弦楽合奏のレパートリーのようですね。 ザルツブルクでチェンバロを弾いたポリーニ、今度はオルガンに挑戦?・・・ってことは無いですよね。カーネギーには、オルガン無いみたいだし。
クルタークの曲は私は全然知らないのですが、ピアノ曲なのでしょうか。エマーソンSQは演奏会でクルタークを取り上げているようなので、弦楽四重奏のための曲とも思われます。
カーネギーのHPを見ると、2月8日の予定としてエマーソンSQが載っていて、ポリーニの名も確かにあるのです。
でも、同じカーネギーのHPの他の部分にはエマーソンSQがバッハとベートーヴェンを演奏する、とあります。そこには彼らがPerspective Polliniに寄与して(contribute)とあるけれど、ポリーニの出演については何も書いてありません。
もしかするとポリーニ自身は出演しないのかしら、とも考えられます。それなら、ニューヨークには行くのかしら。それともミラノに留まる?
飛行機は危ないから・・・あまり乗らないで欲しい・・・。(なんて言えませんね、日本にも飛行機で来て貰うのですから)
などと書いているうちに、日が変わってしまった! (でも、ニューヨークは8日のお昼ですね)
2001年2月9日 00時15分

やっとチケットが・・・
ワールド・ピアニスト・シリーズ、チケット取れました!
秒針とにらめっこしながらかけた10時ジャストのはずの電話は、ツーツーツー。ガックリしながらも、とにかくかけつづけること!と自ら励まして、黙々と(^^;)リダイアル。
もうダメかな、と思った30分過ぎ、呼び出し音が! 耳を疑いました。
あんまり良い位置ではないけれど、聴けるだけで幸せ、クライスレリアーナだもの。
少し気がラクになりました。
さあ、明日はe+。こちらも運を天にまかせるしかないけれど、祈りを込めて申し込みましょう。
鶏共和国の皆さんに、チケット当たりますように。

前の日記に夜想曲15・16番はあまり演奏していないのでは・・・と書きましたが、去年の12月ローマで弾いていました。その時のプロは前半ショパンで、今回ととても似ています。近頃のお気に入り曲なのかしらね。そして前にちょっとだけ載せた白黒写真は、ローマのサンタ・チェチーリアのHPに載っていました。リンク集から行って見てください。

2001年2月3日 22時18分

オール・ショパン・プログラム
昨夜は眠れませんでした!
ちょっと覗こうと掲示板を見たら、ショパン・プロの詳細が載っているではないですか。
前奏曲25番、幻想曲、夜想曲15・16番、幻想ポロネーズ、スケルツォ第1番。
休憩をはさんで、バラード第1〜4番。
なんて凄いプログラム!! こんなに聴いて、ほんとに良いの? 
もしかしたら、2日間でこれらの曲を弾くってことかな・・・? などとも考えてしまいましたが。
でも、やっぱり1日で、なのでしょうね。
昨夜は興奮して、いろんな曲のフレーズが頭の中で鳴り響いていましたが、今朝こうして曲目を眺めていると、ポリーニの選び方、並べ方が(なんとなく)判ったような気がして、な〜るほど(^^)、さっすが〜(^o^)、と、あらためて感激しています。
ショパンのファンタジーが溢れる、日本の聴衆への素敵な贈り物。
夜想曲15・16番は、日本でだけでなく、あまり演奏していないのではないでしょうか。 (乏しい海外の情報と、ライブ盤での情報で見る限り、ですが)
これまで演奏会で弾いていなくても、ショパンに関してポリーニは、いっぱいのレパートリーを持っているのでしょう。そしてプログラムに合わせて自在に選んでいるのでしょうね。
2001年2月2日 09時38分

春待ち月
2月は春待ち月。寒さは一層厳しいけれど、光が増して日が長くなるのを感じられる月。
ポリーニ・ファンにとっても、5月を待ちつつ、活動開始!ですね。

3日(土):ワールド・ピアニスト・シリーズ(5/12)のフレンズ優先予約(10時〜)
4日(日):e+の申し込み受け付け(5/12,18,22の全席種)(12時〜) 〜6日(火)
10日(土):ワールド・ピアニスト・シリーズ(5/12)の一般発売(10時〜) 〜12日(月・休)
15日(木):3公演(5/12,18,22)の1回券のフレンズ優先予約(S・A・プラチナ券)(10時〜)
17日(土):3公演(5/12,18,22)の1回券の一般発売(全席種)(10時〜)

となっております。最後まで(^^;)頑張りましょう!!
でも、できれば上旬に決まって欲しい・・・・。e+が頼りです。
ひとつガックリなお知らせ。
2月下旬に延びていた新譜発売、更に3月中旬に延期のようです。
その他、スケジュール欄を更新しましたので、ご覧下さい。

2001年2月1日 11時48分

「ポリーニは語る」について
土曜日は一日雪。東京では珍しい程の降り方で、寒がりの私は1日中家でPC三昧。日曜日も晴れたとはいえビショビショで、足元も危ないと、1日家でPC。「そのくらいで・・・」と、北国の方には怒られちゃいますね。
でも、そのおかげで(^^;)、「ポリーニは語る」として、インタビュー記事をまとめられました。
これは昨年の秋ドイツで見つけた『FONO FORUM』10月号に掲載されていたものを、共和国掲示板で「雑誌を読んで」という形でご紹介したものです(1と2)。
大使さんが「コンテンツにしては?」と提案してくださり、私も載せたい気持ちがあったので、ありがたくお受けしました。「載せたい」というのは、実はワケがあります。
ドイツ語を訳しながら、このインタビューは何語で行なわれたのかと思い、メールで問い合わせたことは以前記しました。「英語で」との返事に、「2月号に一部を既に掲載した」とも書かれていたのです。当然それも読みたい(笑)ので、入手方法を尋ねたところ、Willmesさんはご親切にも、添付メールで送ってくださったのです。ルービンシュタインに関する短い、でも興味深いものでした。
しかしこれは購入した雑誌に載っていたものではなく、メールで送られたもの、公表するのは控えたほうが良いと思いました。でも何らかの方法でご紹介できれば、と思っていたのです。
今回コンテンツにするのなら、是非一緒に載せたいと考え、Willmesさんに問い合わせたところ、
10月号、2月号とも、快く許可してくださいました。それがインタビュー3です。
ルービンシュタインの思い出と共にポリーニ自身のショパン観が窺える内容で、熱の入った語り振りが感じられます。
『FONO FORUM』へのリンクも張りました。"TERMINE"がリンク集で、中には英語の使えるサイトもあり、いろいろドイツ・オーストリア関係の情報が得られると思います。
2001年1月29日 08時37分

バラード4曲!
寒い日が続きます。今日は雨降りで、1日家にこもりきり。
夕方帰宅した家人が渡してくれた郵便物。ついに来ました、梶本音楽事務所のお知らせが。
18日、22日の曲目が判りました!
「オール・ショパン・プログラム。4つのバラードほか」だそうです。
でも、2日共通のスペースに書いてあるので、2日とも同じプログラムなのか、
バラードを2日に振り分けてそれぞれ別のプログラムなのか、わかりません。
発売日までにははっきりするのでしょうか。
それにしても、バラード4曲とは!! \(^o^)/
日本公演ではバラードははじめてだし、海外でも4曲まとめて、というのは珍しいのでは。
12日のシューマン、リストと合わせて、豪華なロマン派プログラムですね。
前回のベートーヴェンとシュトックハウゼンとはガラッと趣の違うプロ。
あの時とは別の、しかしいかにもポリーニらしい魅力を、味合わせてくれることでしょう。

それから、ザルツブルク音楽祭のリサイタルは、
ベートーヴェン、ブラームス、ウェーベルンというプログラムだそうです。曲目は不明ですが。
2001年のスケジュールを更新しておきます。

2001年1月25日 22時49分

本のご紹介
今日、本屋さんでちょっといい本を見つけました。
『いい音ってなんだろう』。ピアノ調律師の村上輝久さんの本です(株式会社ショパン 1,500円)
調律という仕事について、また仕事を通じて見たこと、得たことなど
調律師として成長していく姿が描かれるとともに、
関わった人達、ピアニストのことも語られています。
ミケランジェリやリヒテルとのことが多く書かれているので、
彼らに興味のある方には特にお薦めです。
その中で4・5ページほどですが、若い日のポリーニ(好感度抜群だったって)が出てきます。
ここで余り内容を書くわけにはいきませんが、ひとつだけ。
ポリーニの音色の注文は「ドルチェ(甘い)」だったということ。
最初その言葉のニュアンスが判らずに、「ソフト」と解釈して整音したら、
「オー、ノー。これはオスクーロ(光らない、暗い)だ」と言って、
夫人と共にケーキを持ってきたそうです。「これがドルチェです」と。
一口食べると、こってりした甘さが口に広がり、分かった!
整音しなおすと、「ブラボー! この音だ、ありがとう。」すっかり喜んだポリーニ。
音を味覚で表す発想は素晴らしい、とポリーニの感性を称えていましたが、
それで適確に判断した村上さんの感性も凄いですね。
以後、彼の信頼を得て、ミラノの家で度々、またコンサートでの調律もし、
親しくしていたようです。
若いポリーニの自分の音色の真剣な追求と、誇り高さが窺えるエピソードもあり、
また謙虚で気さくな人柄、温かさにもふれられ、感動しました。
一読をお薦めします。
ポリーニもケーキが好きなのかな(^^) 私もドルチェが好きです(太るゾ〜〜 ^^;)

「レコード芸術」2月号のDGの広告。
ポリーニの新譜は2月下旬、日本先行発売、だそうです。
ジャケ写は・・・「シューマンの絵!」でした・・・。

2001年1月21日 00時50分

こんなとこにポリーニが・・・
先日、家の近所の古本屋(リサイクル書店)で、ポリーニのCDを見つけました。
リストのソナタと後期の小品4曲の入ったDG盤です。
「こんなところに(誰だ、ポリーニを売ったのは!)・・・、
こんな値段で(もっと価値のあるものだぞ!)・・・。おいたわしい!」と
早速救い出して来ました。(「こんな値段」でマァ良かったわけですが)
リストのソナタはPhilipsの「20世紀の〜」で、持っていたのですが、
後期作品は無かったので、ちょうど良い買い物になりました。
来日プログラムにも入っていることだし。
リストはあまり聴きなれていないのですが、初期の超絶技巧練習曲などと、この中期のソナタと、
後期の作品と、それぞれ作風が異なっているみたいで、面白いですね。
ショパンが最初から最後までショパン的だったのとは、対照的な気がします。
単に、長生きしたから、かな? 
いえそれ以上に、時代の嗜好・指向に敏感で、音楽の流れにも鋭敏な感覚を持っていた、
そしてそれを現実のものとして表すことの出来た、卓抜な能力の人だったのではないかと思います。
ポリーニのスケールの大きな演奏を聴いていると、難解な技巧の中にその充実性を、
静かでロマン的なところに内面の豊かさを見るような気がします。
そして後期の作品は、無調的な灰色の色合の中に、深い孤独を鎮めているかのようです。
聴くだけでもちょっとムズカシイ曲のような気もして、とっ付きにくかったのですが、
5月までに、もっと馴染んでおきたいと思っています。
2001年1月17日 21時14分

リンク集作りました
開設して、安心してしまって、ちょっとひと休み、していたら・・・、もう1週間。
早いものですね。もう学校やお仕事もはじまって、普通の生活が戻ってきたところでしょうか。
私も今日は朝からパソコンに向かい、懸案の更新を目指し、リンク集作成に励みました。
日ごろ、お気に入りをテキトーに登録しているので、その整理整頓、取捨選択で一仕事。
結局、ポリーニに関連すること、を主眼にして作ってみました。
きっと皆さんもご存知のサイトばかりと思いますが、何かのお役に立てば嬉しいです。
リンクする過程で、あちこちのサイトを覗いてみたのですが、
ユニバーサル・クラシックスのサイトで、ちょっとショックな情報に遭遇!
「2月7日」と明記されていたシューマンのリリース、なんと、「2月下旬」になっていました。
でもまぁ、出ることには間違いないのだから、ますます期待を膨らまして待ちましょう。
2001年1月11日 22時12分

1月5日はポリーニ記念日
  このページいいねと君が言ったから1月5日はポリーニ記念日・・・
な〜んて。(万智さんごめんなさい)
でも、多くの方に来ていただいて、激励の言葉をもらって、ホッとしています。
どうせ開設するのならこの日(大安大吉日?)に、でなければ私の誕生日(28日)に、
と思ったのですが、これではメデタサがグッと減ってしまいますものね。
この間、家族には大変世話になりました。
手取りマウス取り教えてくれた娘、
写真を撮ってくれた夫(お正月用の花の流用ですが、水仙=ナルシスがいいでしょ)
「とにかく始めてみたら。段々判ってくるサ」と大らかに励ましてくれた息子。
まだまだ判らないことだらけですが、希望をもって頑張ります! 21世紀だもんネ。
早速ですが、1件訂正をいたします。
スケジュール表の3月6・10・14日の会場は「92nd Street Y」でした。
2001年1月6日 17時27分

タイトルについて
Wie aus der Ferne 『彼方からのように』
シューマン「ダヴィッド同盟舞曲集」の17曲目より。
私の大好きな曲です。
遥かはなれていても、ポリーニへの想いはかわらない、
遠くから、エールを送りたい・・・
そんな気持ちでつけました。
2000年11月30日 08時24分

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