皆様のご意見・ご感想
第9夜

ついに第9夜…、最終日です! 
《おじさん》さん

  奇跡の演奏会でした………………
もう、茫然自失、心臓がドキドキしてしばらくおさまりませんでした………………
忘れない内にアンコールの曲を。
ドビュッシー…「沈める寺」「西風の見たもの」
ショパン…バラード第1番・夜想曲第8番op27−2・エチュード「革命」

ついに終わってしまいました。マエストロ、本当にありがとうございました。
11/23(土) 00:49

第9夜・・・ 
《Noarht》さん

  このサイトで今夜のチケットをお譲りいただいたものです。
今夜はひとりででかけましたが、この喜びは誰かと分かち合いたい、分かち合わねば。
いてもたってもいられず投稿しました。

驚愕です。
ポリーニは確かに進化しています。
本当に自由に弾いていました。
ショパンもドビュッシーも想像を超えた演奏。
感服です。
いつまでも拍手とブラボーを送りたい。
感謝です。
11/23(土) 01:12

(無題) 
《バナナ》さん

  まるで夢の中にいるようでした。まだ興奮が冷めません。なんというかもう、最高でした。こんなに興奮したコンサートは初めてです。耳で聞くだけではなく、音楽を肌で感じることができました。体全体にポリーニの奏でる音がしみこんでくる、そんな感じでした。あんなに必死に拍手したのは初めて!!幸福でした。ほんとうにありがとう、ポリーニ!!
11/23(土) 02:14

(無題) 
《ボニー》さん

  本当に昨日のポリーニ演奏は感動しました。最前列で目を閉じて演奏に酔って、ふと目を開けるとポリーニがすくそばで弾いている。感激でした。握手までしてくれました。今日とても絶好調のようにまじかにして感じました。
11/23(土) 02:21

貴重な一ヶ月間でした!! 
《zoo》さん

  ポリーニプロジェクト全9回、公開リハーサル、講演会と
この一ヶ月間は自分にとっても大変意義ある音楽体験を
させてもらいました。
第9夜のプログラムも始まる前からワクワクしました。
花道を歩き出すポリーニの姿がよく見える位置に
いましたので、姿が見えるとドキドキしてしまいました。
昨日は、ステージへの扉があくと、
そこにポリーニが立っている、そういう登場のしかたでした。

24の前奏曲の一つ一つが素晴らしかったですが、
ゆったりした曲想のもの、私個人としては短調の曲が
印象に残りました。
また、細かい動きで速い部分なのに、ピアニッシモで
音の粒がそろっているところなどは、
おそらく現在の多くの演奏家のなかでもそうそうできる人は
いないだろうと思いました。

前奏曲集の12曲もポリーニは余裕をもって
弾いているようにさえ見えました。
「妖精は・・・」はいままでのイメージでは
もっとキラキラした感じかと思っていましたが、
そんなに派手な感じにはきこえませんでした。
むしろ「ヒースの・・・」の方が色鮮やかに
聞こえてくる演奏でした。
そういえば、出口でアンコールの曲を見ていたときに
近くにいた人が「亜麻色の髪の乙女もやっていたよね。」
と言っていました。(やってません。。。たぶんこの曲のことでしょう。)
「ラヴィーヌ将軍・・・」出だしの三連音がひとまとまりになって
いてビックリでした。私の思い描くのは「マイペース」な将軍
ですが、ポリーニの演奏からは「頑固者」のイメージが
伝わりました。

アンコールも5曲あって、感動のおまけまでつきました。
座席が右寄りだったので、「沈める寺」のあと
左側の扉にまわったら「西風のみたもの」が始まりました。
何回かアンコールでもきいたことがあります。
ちょっと迷いましたが、袖に戻るときに握手して
もらいました。演奏を終えてすぐの手でしたが
熱いという感じはありませんでした。
そのあとの「バラード」はいままでに
何回か演奏会できいたときのことも思い出され、
ポリーニの演奏の素晴らしさが凝縮されていると
感じました。

今回のプロジェクトの期間にも
このサイトを通じて多くの方とお知り合いになれ、
時間はわずかでしたが、お話することもでき、
とても嬉しく思っています。
このような機会、知り合いの人に声をかけて一緒に
でかけるというのは、私にとっては無理なことです。

でも、心に残る演奏にふれて一緒に聴いた人と
感想を語りあえるのは自分にとって貴重な体験でした。
お目にかかれた皆様、ありがとうございました。
また今後ともよろしくお願いいたします。
11/23(土) 06:56

祭りの後 
《Arthur》さん

  こんばんは、Arthurです。ポリーニ・プロジェクト最終夜のリサイタル。

さてどのように書いたらいいのか…。「凄かった」「奇跡のような…」「今回の
プロジェクトで一番良かった」、どのような表現を用いてここで感想を書いても
何の意味のないほどの感銘を今受けています。

前半のショパンももちろんよかったのですが、昨夜の白眉は何と言ってもドビュッ
シーの前奏曲集第2巻。今までの8回のコンサート、そしてこの日前半のショパ
ンすべてが「前奏曲」であり、このドビュッシーの12曲が「本番」であったかの
ようなまさに滅多に遭遇することの出来ない音楽だったと思います。

終曲の「花火」。これはとても華やかでまた技巧的な曲で、第2巻の中では比較
的よく知られた曲ですが、しかし正真正銘の白眉は最後に出てくる2重グリッサ
ンド下降の後の静かな静かな最後。あまりにも素晴らしくて、もうこの世のもの
でないような美しさでした。昨日は幸運なことに1階席のかなり前のほうで聴く
ことができたのですが、ほんの数メートル先にいる演奏者が遠くの何か全く違う
世界へ行ってしまったかのような錯覚を覚えました。こんなこと、ポリーニでも
初めて。

もうこのような音楽の後を弾いた後にアンコールはあるのだろうか、今日はひょっ
としてこれでお開きかと思いましたが、何と5曲ものアンコール曲を。いずれも
それは聴き甲斐のあるものでしたが、でももう私の心の中では「花火」で今回の
プロジェクトは最後だったかな。まさに壮大な全9夜の締め括りにふさわしいそ
れはそれは美しい音楽でした。

さて、プロジェクトが終って、もう何だか「祭りの後」のような何とも言えない
虚脱感を覚えています。そう、昨夜の「花火」の最後の「ラ・マルセイエーズ」
が遠くで聞こえているような…。今日朝起きてから以来、何の音楽も聴きたくな
くなりました。ポリーニのCDでさえもちょっとしばらくはお休みしようかと。
昨夜のほとぼりをしばらくは楽しみたいと思います。

今日はこんなところです。他、昨夜はコンサートの後ですみこさんはじめ、掲示
板常連の幾人かの方々とまたお喋りすることができました。いやぁ、こういう集
いはほんとに楽しいものですよね!時間のたつのを忘れてしまいます。おじさん
様、夜遅くまでお引止めしてしまいましたが、お帰りは間に合いましたでしょう
か?またみんなで話した諸々の感想などは改めて書き込みに参ります。。今後と
もよろしくお願いいたします。また近いうちに。

ああ、しかし楽しい5週間でした。ポリーニがこのプロジェクトを東京で企画し
てくれたことに感謝しています。そして、主催者の梶本さんもこの企画の準備・
実行で大変な労を取られたことでしょう。

皆様、ありがとうございました。
11/23(土) 22:23

終わってしまいました 
《ひろこ》さん

  皆様こんばんわ。
22日の夜の感動の余韻冷めやらず、寂寥感と虚脱感に襲われつつあります。
白状すれば私は普段は18,19世紀のピアノ音楽ばかり聴いている偏食者です。
この一ヶ月間、マエストロのおかげでおそらく自発的には聴かないような色々な種類の
音楽に生で接することができて、本当に多くのことを感じ取りました。
ここでごちゃごちゃ書くのはやめにしますが、現代音楽の中にも、私のような
原始的な感性しか持ち合わせない人間にも、心から美しいと思える瞬間があったことは、
私自身驚きであり、大きな喜びでもありました。マエストロご自身が「私の好きな曲を
集める」とおっしゃっていましたが、演奏のすばらしさは言うまでもなくプログラムの
すばらしさも奏功したのでしょう。

・・・とは言っても私にとって22日のリサイタルは格別でした。ピアノという楽器から
なぜあんなにも多彩な音が出せるのでしょうか。たった一人の人間が我々と同じ与えられ
た2本の腕と10本の指で、なぜあれほど壮大な音の世界が作り出せるのでしょう。
ドビュッシーの演奏が終わった時に会場を覆っていた感動はもはやピアノ音楽を聴いた
感動を越えていたような気がします。客席のライトがついても鳴りやまない拍手の中、
何度もステージに戻って客席の全方向にお辞儀するマエストロは満足感と達成感に満ちた
それは素敵な笑顔をしておられました。マエストロ本当にありがとうございました。
次回を心からお待ちしています。

演奏会のあと皆様と感動を分かち合えたのは本当に幸せなことでした。おじさん様、
貴重なお話をありがとうございました。時間があったらもっともっと聞かせていただき
たかったです。皆様、そして何よりこの機会を作ってくださったすみこ様本当にありが
とうございました。もう少し気持ちが落ち着いたら演奏について、講演会について、
またお話させていただきたいと思います。
11/24(日) 02:08

最終日の感想 
《だっと》さん

  おととい第9夜のリサイタルに行ってきました。私は長年のポリーニファンでCDもすべてもっています。順番に感想を述べたいと思います。まずショパンですがノクターン、プレリュードともにゆっくりと弾く部分はとてもきれい。去年のリサイタルでハラハラしながらリストのソナタを聴いたので、今年はどうかなーと思って緊張しましたが、出だしで少し安心。ただ全体的に速いパッセージの部分があまりにも速く弾きすぎているように感じられました。速くてもCDで出ているワルトシュタインのソナタのように十分にコントロールされているのなら良いのですが、ただ単に速く弾いているだけ、いわゆるタメのない演奏になっていたような気がします。あともう1点は音が少し小さい、つまりピアノを鳴らしきれていない感じがしました。しかしこれはたぶんドビュッシーのほうに音を合わせていたのだと思います。私は70年代のライブの演奏もCDでもっていますが、そのときと比べると、ゆっくりと弾く部分の表現力、そしてピアノの音色は進歩していると思いますが、全体としてみるとそのときの8割ぐらいの出来ではないかというのが正直な感想です。
それからドビュッシーですが、これはなかなか素晴らしかった。ショパンと同様速い部分のタメ(休符)が十分ではなかった気がしますが、なによりもポリーニの音色の美しさ、多彩さ、均質さが十分に発揮されていて、さすがだなとうれしく思いました。ポリーニ自身もショパンのときより集中していたように見えました。これはポリーニでないとできない演奏でしょう。
そしてアンコール。悪くはなかったのですが、やはり全体的に弾き急ぎが目立ち、なんとなくいまひとつ感動しませんでした。去年の5月22日のリサイタルのアンコールが素晴らしかっただけに少し残念です。
全体としての感想は、やはり認めたくはないのですがポリーニもだいぶ年をとってきたかなーということです。ポリーニができるであろう演奏を100とすると、ショパンは80、ドビュッシーは95、アンコールは70ぐらいの出来だとおもいます。ここのホームページはポリーニの演奏を絶賛している人ばかりですが、どうでしょう、わたしと同じ感想を持った人っていないんでしょうか。念のため行っておきますが私はポリーニの大ファンで、ポリーニをけなす気などこれっぽっちもありません。
11/24(日) 21:23

素晴らしかったです 
《リキリキ》さん

  今回、全部行けたわけではないのですが、聴けたコンサートはどれも本当に素晴らしいものだったと思います。 期待は大きかったですが、一方、これだけ連続したものだと全部いいという訳にはいかないだろうなあと悪い予想もしていました。 けれどそんなことは全然ありませんでした。 不思議な位(笑)出来がよかった.....。 ちょっと不満があったのはテレーゼでしょうか、でも前後のシュトゥックハウゼンと熱情でそんなものふっとばされてしまったような。 モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、シューマン、ブラームス、ドビュッシー、ウェーベルン、バルトーク、シュトゥックハウゼン、それぞれ音色も弾き方もすべてが違い、同じ作曲家でもアンサンブルとソロではこれまた吃驚するほど異なっていて、多様で自在な演奏でした。本当に感動したとしか言い様がありません。 たった一ヶ月余りの期間で、これだけ弾き分けられるというのが信じられない感じです。 凄いピアニストだとは思っていましたが、更に見直したかも。

最近,昔のCDを聴くと(その昔泣いてしまう位感動したハンマークラヴィーアでさえ)、どうも余りにもポリーニの音、ポリーニの弾き方で埋め尽くされていて、それだけでも本当に素晴らしいのは確かですけれど、「もっといいものがあるはずだ」という感が否めませんでしたが、今回はそれを確認したように思います。 ただ、その一方で、あの昔のポリーニの演奏がその頃から、今の彼のような演奏を目指していたのだと思わせるものもあるんです。 昔聴いた時には気づかなかったけれど、今聴くとそれがよくわかるような気がします。

あとひとつだけ、次回来るときも是非この季節にして欲しいんですが(;^^A 4−5月というのは、随分天候不順であんまりピアノ向きじゃないですよねえ....
11/26(火) 15:25

…… 
《おじさん》さん

   最終日から一週間も経っていないのに、やはり日常に埋没していきます。ミラノ市が洪水に襲われている、というニュースを耳にしましたが、マエストロは大丈夫なのでしょうか? 心配です…
 11月22日のコンサートがNHKによってハイビジョンで収録されているのは知っています。その放送予定が12月1日教育テレビの「芸術劇場」だというのは、番組表が載っている各誌、梶本音楽事務所のホームページの告示に載っているのですが、肝心のNHKのホームページの番組表で発表されていないのが心配です。本当に放送されるのでしょうか? 後4日ですが、とにかく準備だけはしておきましょう。
 さて、ここでお詫びと訂正をしなければなりません。第8夜の書き込みで「小さな魚」の所です。私の記憶違いで間違った事を書いてしまいました。その元となった記事から正確に書きます。

『彼は(ポリーニの事)は水泳がとても好きなのです。毎年七月は一か月間はまったくピアノに触らずに、カプリ島などイタリアのきれいな水と太陽のある場所に行って、毎日泳いでいるのだそうです。ポリーニという名前は「にわとり」という意味をもっています。イタリア語で「ポッロ」がにわとりで、その縮小型ですから「小さなにわとり」ということなのですが、奥さんに言わせると、「ポリーニよりもペッショリーニ(小魚)みたいな人」というほどに水泳が好きなのだそうです。』

 これは、1991年に音楽之友社から発売された「ONTOMO CD BOOKS」の解説本の中から、佐々木素氏のインタビューの文です。という事で、私はごっちゃになって覚えてしまったのですね! お詫びして訂正します。

 22日の、今回のプロジェクト最終日第9夜は、マエストロ本人の希望により曲目が追加されたショパンの夜想曲第9番op32−1と第10番のop32−2から始まりました。第9番の最初の方は、伴奏の左手に現れる最低限の和音以外は単音なのになんと豊かな音と表情なのでしょうか… そして、16分休符に付いたフェルマータの独特の間。ドキっとする素敵な一瞬でした。劇的な最終部分の激しさまでほんの数分の出来事なのに、一気に私の耳を捉えます。第10番の最初と最後の全く同じ祈りのようなフレーズも素敵の一言。ちょっぴり不安定に感じられる旋律を、マエストロは微妙に揺れるように表現して私の心までマエストロは捕まえてしまいます。私は今そこに生まれている音楽の現象を、聴こえる音、見えるマエストロの動き、そのすべてを決して逃すまいと、私の頭の中にすべてが焼きつくように自分自身を解放します。
 3曲目は同じくショパンの前奏曲op28。今日の席は、1974年の新宿厚生年金会館の2階席左側最後列と似ているので、どうしても重なってしまいます。あの時から28年以上経っているのに、どうしても同じ時間系列で過ごす事になってしまいます。激動の、というアジタートの1曲目。マエストロは本当に激動で曲を始めました。ゆっくな曲の何と長いフレーズ感。速い曲の何という目まぐるしさ。私はマエストロ自身の発散を受け止めるのが精一杯です。しかし、他の余計な事は一切立ち入る事が出来ない至福な時です。28年前にも体験しているはずなのに、今、この時には甦って来ませんでした… 今、この時しか無い事を、ワクワクするような気持ちで私は迎えます。15番の「雨だれ」。聞き慣れないアルペジオが有ったような気がします。16番の出だしの和音は間違いなくアルペジオでマエストロは始めました。私にとっては大きな謎です。その後の何というスピード。しかしテレーゼの時とは違い私はついて行く事が出来ます。マエストロは対比を強調するような演奏をしているからです。その中で、決して乱れる事なくマエストロは着実に時を推移させて行きます。17番の無言歌の素晴らしさ。言葉ではとても表せません。マエストロは、ピアノという楽器の最大限の発露をしています。ラストの強い低音の単音。これでもかって言うぐらい強く鳴らすピアニストもいますが、マエストロは、決して行き過ぎる事はありません。今、この時に終わってしまう一瞬を、ホール中に響かせるように大切に終わらせました。
 休憩後はドビュッシーの前奏曲第2集。この詩とも言える音楽を、マエストロは一つ一つ大切に編み上げて行きます。月光をイメージした曲の何と美しい事。そういえば、11月22日は満月を少し過ぎた17夜でした。11曲目の「交替する3度」。この曲だけは、私はこの曲集の中で異質に感じていた曲なのです。表題音楽の中の一曲だけ練習曲みたいな曲、と思っていたのです。しかし今回ルネッサンスから聴いて来たので、そういう昔を懐かしむ雰囲気が有るのを発見できてうれしかったです。異質と思っていた曲が、マエストロの表現のおかげで、スポっとはまったような気がします。表題という意味では、この曲は、純粋にピアノという楽器を表現している、そういう感じです。そして「花火」です。圧倒的でした。
 Arthurさんが、上手い事を書きました。ショパンの前奏曲までが「前奏曲」でドビュッシーが「本番」と… しかし、私は、それ以上。22日のコンサートは、1974年から徐々に聴いて来たマエストロの数々のコンサートの総決算のような気がしました。一つの区切りを、自分の中につけて良いと思いました。私にとっては、そういう衝撃的なコンサートでした。
 アンコールの5曲。ドビュッシーの震えが来てしまう程の感動。自分の気持ちが抑えられないで、涙が出て来てしまうような気持ちでした。ショパンの3曲。この3曲も1974年の東京厚生年金会館の時と同じアンコール… バラード第1番の後半で、右手が疲労して来て思うような表現が出来なくなっているのに、その圧倒的な音の美しさ! 続く夜想曲第8番の煌めくような効果。最後の「革命」は左手が主なので安心してリラックスするような感じ。そのどれもが私の心に焼きつきました。
 1974年の時は、マエストロがアンコールを弾くために、ピアノの前で構える姿を見ただけで、ああ、あの曲を弾くんだ… という事が手にとるように判ったのを思い出しました。やはり、衝撃度という意味では、1974年が一番だったかもしれません。やはり、最初の体験でしたから、それから繰り返し繰り返し、録音を聴いたり記事を読んだりして、自分で反芻してきたコンサートでしたから。しかし、今回の11月22日も、これから、それと同じ事を繰り返して行く事になると思います。そして、自分の死の床で、この日の録音を聴かせて、と、頼む事になるでしょう。そのために、NHKさん。是非、放送の方をよろしくお願いします!! 絶対ですよ!!!
11/28(木) 00:01

皆様ありがとうございました 
《あゆみ》さん

  皆様、こんばんは。

第9夜、私は2階LBブロックで聴いていました。最初のノクターンから
マエストロの音の世界に惹きこまれました。特に低音が豊かに響いて、
それはそれは気持ちがよかったです。この音にいつまでも身をまかせていたい
と思いました。きょう、さっそく教育テレビの放送であの感動を再び味わえる
と思うととても楽しみです。

最終日なので、私は花束を渡したいと思っていました。でも、2階席だといったん
外へ出て1階へ降りなければならないので、うまく渡せるかどうか心配でした。
プログラムが終わるとすぐに1階受付で花束を受け取り、係りの人に案内されて、
客席に入りました。係りの人が「いまですよ」というように、そっと背中を
押してくださったので、そのままマエストロの方へ走っていきました。
1階へ降りている間に時間がかかり、私の前に何人が花束を渡した方が
いらっしゃったようでした。私が少しおくれて花束を差し出すと、
(おやおや、これはまいったなー)と思われたのか、マエストロは「ワッハッハ」
と笑いながら花束を受け取り、握手してくださいました。
もうめちゃくちゃ恥ずかしかったー。(*^_^*)

1曲目のアンコールを客席の右端中ほどで立って聴いていたら、係りの人が
「2階席のお客様ですか、どうぞこちらでお聴きください」と一番後ろへ
案内され、2曲目からはそこで聴きました。2階席と比べて音がすっきりと
しているように感じました。場所によって音の響きが変わるということが
初めて実感できました。

最後になりましたが、このプロジェクトでお会いできた皆様、楽しいお話を
ありがとうございました。皆様、本当にポリーニを愛してらっしゃって、
すてきな方ばかりでした。また機会がありましたら、お会いしたいですね。
そして、このような語らいの場を作ってくださったすみこさんには
本当に感謝しています。ありがとうございました。これからもよろしく
お願いしますね。
12/01(日) 19:53

NHKさんに感謝 
《ケー》さん

  かなり久しぶりにカキコします。
今回のプロジェクトには足を運ぶことができませんでしたが、
NHKさんが第9夜の放映をしてくれたおかげで、その感動を分けてもらうことが出来ました。
とても良いコンサートでしたね。
ポリーニの演奏が素晴らしいのは勿論のこと、
実際に演奏会を聴きに行かれた方々の、演奏を聴く姿勢も素晴らしいと思いました。
また1月5日のマエストロの誕生日にも第1夜、1月12日には第8夜が放映されるとのこと。
とても楽しみにしています。
12/02(月) 23:45

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